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#7 NZ Googleマップ就活の奇跡

みなさんおはようございます。

学校は今冬休み期間のニュージーランド。
南島の田舎町にいながらよく日本人に出会すケントです。

スクールホリデーで人の動きがいくらか活発なものの閑散期に変わりなく。
シフトも週4の日々が続きます。

今年の3月から働いている現地ローカルトーストショップ。

Googleマップ評価は4・8

フレンドリーなスタッフ。
クリスピーで美味しいチーズたっぷりトースト。
グルテンフリー、デイリーフリー対応。
すばらしいコーヒー。
ピクトンに来たら行くべき!!

思わず笑顔になるグッドレビュー、全てはチームの努力が実った結果。
その一員でいることは本当に嬉しくありがたいこと。

変化する季節を楽しみつつ非常に充実した時間を過ごしている。

今の環境を昨年の今頃には全く想像できなかった。

前職は船乗りの筆者。

クルーズ船の専属フォトグラファーとして乗客のポートレート撮影をする日々。

海の上で流れるゆっくりな時間も好きだが、何よりの楽しみは寄港地でのカフェ巡り。

国内から東南アジアとエリアを広げヨーロッパ、セントラルアメリカへ進出。

どこだろうとカフェインライフ。

船旅はいつからか美味しいコーヒー探しの旅に。

自然とバリスタにも憧れを抱いていた。

昨年のGWに契約満了。
船へは戻らず、ワーホリでバリスタプランに舵を切る。

手始めにインバウンドで賑わう箱根のカフェに応募するも落選。
未経験ではきつい、、そうならばと韓国のプサンへ渡りバリスタコースを受講。

帰国し軽井沢の人気ベーカリーレストランで夏リゾバ。
そこから運良く新規オープンした系列のカフェでアルバイト。

バリスタ見習いとして実践経験を積んだ。

勝負の今年、いざニュージーランドへ。

全てが自分次第のワーキングホリデー、まずは街選び。

いつものようにGoogleマップを開く。

天気が良いと噂のネルソン辺りから絞った。
そして近くにフェリーの航路を発見(実際はさほど近くはない)。

そこはニュージーランド南島の玄関口、ピクトン

毎日首都ウェリントンとを結ぶフェリーが発着。
陸路のツーリストたちは人口4000の港町ピクトンを必ず経由していく。

夏には大型クルーズ船もしばしば寄港。
地理的な強みはターゲット層を明確にする。

10分もあれば周れるコンパクトな中心部、飲食店の数も限られる。
そんなピクトンエリアで☕️を検索。

一際目を惹くお店があった。

TOASTIE LORDS

フェリーターミナルから徒歩5分。
穏やかなビーチと芝生の広がる公園が目の前。
ベンチもたくさん、どうこのロケーション。

https://maps.app.goo.gl/6wwjEH6ibuPRY5sM6?g_st=com.google.maps.preview.copy

こんな好立地にToGo専門のオシャレトーストカフェがあったら…

きっと自分も入るはず。

営業時間も長い、休みなし(NZの田舎では珍しい)。
写真付きのレビューに目が釘付け。

直感とロジック両方からGOサイン。

リンクのウェブサイトに飛びメールを送った。

すると翌日、早くも返信が。
現地に到着したらお店に来てという内容だった。

これは少なからず前進。

しばらくメールでやり取りをした結果、オンラインで面接していただけることに。

そういった流れで無事面接を突破。

ありがたいことに渡航2週間前にコントラクトにサイン。
現地到着しトライアルもなくすぐ仕事開始できたのだった。

ちょっと出来過ぎなストーリー。

かなりレアケースだとは思うけれど。
もしワーホリですぐに働きたいのなら、試す価値あり。

https://www.instagram.com/toastielords?igsh=aWlnNjJmYTFtMDVs

Googleマップでオンライン就活。

もちろんビザを取り番号は手元に。

そこからニュージーランドまでの飛行機も取りなんなら1週間分の宿もピクトンにとっていた。

かなりの賭けだったけれどそれくらい本気で仕事が欲しいし他の選択肢はこの時点で考えていなかった。

誠意を伝えるのは大切。

アプライ時に考慮すべき5つの事

①ロケーション


言うまでもなくカフェは場所が大事。
地理的な強み、周りの競合、観光客の流れや交通網。
大まかな人の流れは地図から読み取れる部分も多い。

②ターゲット

お店が街中の場合、オフィスが多ければサラリーマン、学校が近ければ学生、船のターミナルが近ければ自然と地元の人より観光客の方が多いだろう。

働きたいカフェの強み、特徴がターゲット層と合致しているかはレビューや写真の情報から見極めよう。

③メニューと価格帯

コーヒーよりフードの方が充実したカフェが多い印象の南半球。
カフェはお茶するより軽食をとりおしゃべりする場所にも見える。

コーヒーブレークは日常の一部、デリやプレートにパン、焼き菓子などスイーツが単価、お店の経営を大きく支える。
バリスタ志望でもレジやキッチン、他のポジションをする可能性大。
店をよく知るためにもマップのメニュー蘭、それに価格帯(食事)は要チェック。

一杯1000円するスペシャリティをフィルターで丁寧にドリップ、そういったビジネスモデルが美徳とされる日本とは違う価値観。

④レビューをよく読む

日本に比べて全体的にレビューがいいニュージーランド。
お店の価値、空気感を知る1番良きツールだ。

カフェならアベレージ4・3は欲しいところ(レビューの数も検討して)
忙しく働いているとついつい忘れがちなお客さん目線、少し手が空いたらお店のiPadで最新のレビューをチェック。

お客さんが関心したのは具体的にどの部分なのか。
満足のいく接客、居心地の良い空間や雰囲気、フードやドリンクのクオリティ、ボリュームと値段のバランス。
フィードバック参考になります。

なおかつ英語の勉強にも最適。

⑤SNSをチェック

個人オーナーが大半のニュージーランド。
ユニフォームで揃えるところが思いの外多い印象。
今のマネージャーは20代女性、ファッションもビジネスも本当にセンスが良い。
Instagramい、TikTokといったSNSを上手く使ったマーケティングで一目置かれる存在。
現場に出れば誰よりも早くかつ正確。
ラッシュをさばき後は任せたと言い残しオフィスに戻る姿は必殺仕事人そのもの。

更新がこまめなお店の方が連絡が来る確率は高い。

もしあなたがバリスタを考えているなら。
さらに掘り下げて情報を収集。

働くチームの人数、年齢層、構成にお店のキャパシティ。
席数が多ければホールに出る回数も増えるだろう。
エスプレッソマシンのメーカー、ディスプレイの位置、豆の焙煎具合、ロースターまで分かれば上出来。

Googleマップだけでもかなりの情報が散らばっている。
円安の今、ワーホリが出稼ぎとして認知される時代、一念発起して海外を目指す人も多いはず。
日本にいる時からしっかりリサーチを。

◎地道な情報収集
◎働きたいという意思の言語化


そこを踏まえれば自信を持って面接に望めるはず。
人気のお店は総じて時給も良い。

ハードワークは時に報われる。

お店のBGMにふと流れた好きな曲。

Sara Bareilles / Brave

なんと2013年の曲だそう。
VEVOで洋楽を漁っていた時代が懐かしい。

...I wonder what would happen if you

Say what you wanna say
And let the words fall out
Honestly I wanna see you be brave...

あなたの勇気ある姿が本当に見たいと。

And since your history of silence,
Won’t do you any good,
Did you think it would?

長い沈黙の歴史を振り返って何かいいことでもあった?
それを続けて事態が好転すると思う?

この言葉は胸にささる。
勇気を出して言いたいことを言って。

一歩を踏み出すのに迷う時、そっと背中を押し励ましてくれる優しい曲です。

長くなりました…
もし質問ありましたらコメントお気軽に!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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