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感性を磨く とは

ここ最近、twitterで色々発信しています。

大きな目的は以下である

感性を豊かにして、生きる力を強くする

感性豊かにすることで、生きる力を強くすることになるのか?
HSPの人は、もっと傷つきやすくなるよと思うかもしれないと思いますが、感性をみがくことで単純にさらなる繊細になるわけではなく、色々なことに気づけるパワフルな人間になれると思っています。

何をしているか

「start@感性みがく」のtwitter名で以下3つを提案している

  • 深呼吸の方法(いろいろなパターン)

  • 音声を聞いてストレッチ

  • 感性をみがく方法の提案

なぜしているか

世の中には

  • 色々な人がいる

  • 色々な出来事がおこる

そして、それに直面した自分も感情や思考の渦に飲み込まれてしまう

感情:不安、怒り、恐れ、喜び
思考:どうしたらいいか
行動:何をするか
身体:胃が痛い、肩がこる

上記のパターンは無数にある。
できごと→認知(フィルター)→(思考⇔感情⇔身体⇔行動)→できごと
そして「できごと」が他者へのできごとになっていく

「できごと」は2つに分けられる

  • 自分に関係するできごと

  • 自分以外に関するできごと

しかしどんなできごとも認知すると、結局、「思考や感情」が動く。たとえ、遠い国のできごとであっても、知ってしまう(認知してしまう)と自分に関係するできごとである。

また、普段の何気ない「できごと」も結局はどう認知するかということである。

究極なできごととして『死』があるが、やはり死も一つのできごとであり、どう認知するかである。

念のため死に関するできごとも考えてみる

  • 『死』という「できごと」を認知する

自殺においても他者において殺される場合でも、病気や薬でも『死』という「できごと」を認知した場合。

認知:死ぬかもしれない
思考:思考は止まったり、回避する方法を考える
感情:不安になったり、怒り、悲しみ、人によっては喜びもある
身体:興奮物質が出たり、生存のための活動が自動的に行われる
行動:回避する行動など(行動は意志でできるので概ねできる)

思考・感情・身体・行動ともにいろいろな反応は起こるけれども、それぞれの範囲内で起こる。

4つの活動は、結局は「認知」の仕方による。この「認知」の仕方が結局はその人の人生を表している

  • 死ぬことは嫌だ

  • 死ぬことはやりきったしいつでも大丈夫

  • 死ぬことは仕方のないこと

  • などなど

認知は自分でコントロールすることができないぐらい一瞬でやってくる。でもどういう認知をするかはその人のこれまでの経験や行動や考え方が現れるものである。

※認知について「コントロール」したいと書きたいところではある。何かをコントロールすようとすればするほど、それにコントロールされてしまう。
例えば、何としてでも「子どもに自分のしたいことをさせる自由を与えたい」と思ってしまうと、経済的にも時間的にも難しいことが起こったり、もしかしたらそもそも子ども側にしたいことがなければ、「したいことをさせる」ことができず、したいことはないのに「したい(と思っているであろう)ことをさせる」ことになってしまって、当初の思いとずれてしまう。

※死のできごとは必ずやってくる

死の「できごと」は必ずやってくる。避けて通れた人はいない。
そして、普段必ずやってくるこのできごとを認知していないだけで、結果的に「認知」の世界に入れるかどうかという話になる。

できごと全般に対する「認知」を調整したい

以下に自分の生き方の中で「できごと」をどう認知するか、そしてうまいこと人生に組み込んでいくか。

できごととは?認知とは?

できごと:自身ではコントロールができない、そしてあらゆるパターンがある
認知:できごとに対する「受け取り方」

うつの改善などに「認知行動療法」というものがある。どう自分が認知しているのか、そしてそのあとどう行動するか、そしてそのあとのフィードバックで少しずつ「認知」の仕方を変えていくことで、改善していく。

認知した後に「行動・感情・身体・思考」がドミノ倒し的に、ときには並行的に動きだすが、「認知ー行動」療法以外にないのだろうか。

  • 認知「行動」療法

  • 認知「思考」療法

  • 認知「身体」療法

  • 認知「感情」療法

上記の中で自分の意志で変更できること

  • 行動:○

  • 感情:△△

  • 思考:△

  • 身体:△

行動は変えることができる。たとえ怒ったり、悲しんだりしても、深呼吸するとか、一度コーヒーを飲むとか、5秒数えるとか、それによって次のアクションを変えることができる。

一方で、感情は変えようと思っても、認知の後に自動で発生するものだから、コントロールが難しい。(思考や身体が変わることで変化できる)

思考も感情と似ているが、「紙」に書いたりすることで、整理できたり、別の思考ルートを見つけたりすることができる。

ここまでは認知行動療法の中でもよくある考え方である。

身体に対してはどうだろうか。

身体はコントロールできない。
確かに脳の分泌物や筋肉の硬直はほぼ機械的に体が反応するからできない。

ただし、ここにマインドフルネスが入ってくる。
マインドフルネスで「いま・ここ」に意識を向けるために呼吸に注意を向けることをする。それによって硬くなっているからだが解れてきたり、浅かった呼吸が深くなったりする。
筋肉や呼吸などの「感覚」は調整できないでもあり、調整できるでもある。
思考と同じようにツールがなければ、「できごと」に対してすぐに「あいつはできないやつ」というレッテル張りになるが、「書く」というツールによって客観視できるようになる。

同じように身体に起こった反応は、体が硬直したり、脳からアドレナリンが出たりとコントロールはできないが、「呼吸」というツールによって、体の感覚を客観視できるようにすることで調整できる。

認知「身体」療法?

認知した後、アプローチのしやすさは以下の順番

  1. 行動

  2. 思考

  3. 身体

  4. 感情

例えば、上司から仕事のメールが来た場合、まずメールが来たことを認知する。

『1.行動』の場合
そしてレスポンス早く行動するのもよいが、友人に相談したり、一口コーヒーを飲んでからでもいいし、一度腕組みをしてから背もたれにもたれかかるなど、行動は意識すればすぐに変更することができる。それによって焦っていた気持ちや混乱しそうな思考をやわらげたりできる。

『2.思考』の場合
メールが来たときに、どんな気持ちになるかを書き出したり、依頼内容を一度整理したり、抜け漏れがないかを確認したりすることで認知を変える。
さらには上司がどんな人なのかを書き出したり、内容を整理して誰かに振ることができないかを考え、整理することもできる。

『3.身体』の場合
この「身体」に働きかける一つの方法が「呼吸」である。「呼吸」を意識することで、一度分泌されたアドレナリンを抑え、深呼吸することでさらにからだの自動反応を落ち着かせ、狭くなった視野をもとに戻し、そして短いマインドフルネス(※)で硬くなっている気持ちや体の感覚を見て、呼吸で変化させていく。

※マインドフルネスというと瞑想のイメージもあるが、短いものもある。手順としても「呼吸」に意識を向けて、「深呼吸」して「呼吸によって体の感覚」を感じることである

『4.感情』の場合
「感情」の特に第一次感情に働きかけることは難しい。「うれしい」「かなしい」「つらい」など一次感情は体の反応や認知によってほぼ同時に発生する。一次感情を的確にとらえることが重要。言葉にならなかったとしてもその感情と向き合ってうまくとらえられると落ち着くものがある。そしてイメージや別のできごとと混ぜることで別の形になっていく。※これについてはまた別途考察したい。

認知身体療法の方法

マインドフルネスをヒントに具体的な方法が以下の3つである

  • 深呼吸の方法

  • 音声を聞いてストレッチ

  • 感性をみがく方法の提案

深呼吸の方法の提案

呼吸は人が常にしている。そして呼吸が浅くなると起こりやすかったり、コントロールが効きにくくなったりする。
そこで日常すぐ使えて、そして「認知」の許容量を広げてくれるのが「深呼吸」である。
そして日常いろいろなイベントが起こるからこそ、色々な場面での深呼吸を提供したい。

音声を聞いてのストレッチ

人の自動思考の一つが聴覚情報だと思っている。

例えば、料理をしているときに親の声が聞こえるという経験をした人はいないだろうか。

目の前のできごとは発生したことだから変更はできないが、できごとが起こったときにどう処理するかはこれまでの教育であり、親や先生や上司の「声」だったりする。
この声をどう調性するか、この声をどう受け取るか、それが認知の柔軟性を高めてくれると考えている。

※聴力に関するマインドフルネスはこちら


感性をみがく方法の提案

そして深呼吸や音声のストレッチによって感性も磨かれると思っている。
感性って何って思う人も多いかもしれません。

私が考える感性とは、「できごと」に対する深さを感じられる力と考えている。
「できごと」が起こるまでの背景には莫大な情報が詰まっている、「奥さんが怒っている」というだけでも、その背景にはそれまでの旦那さんの態度、子どもの成績、親との関係性など恐ろしいぐらい色々な条件が重なっている。

感性がなければ、「あっ、奥さん怒った」→「ごめん」だったり、「無視しよう」だったり、そこで終わってしまう。

一方で最近、HSPという言葉があります。

非常に感受性が強く敏感な気質もった人

環境や感覚への感受性が高い人である。

あまりに敏感なために生きにくいというものである。

HSPは人として必要な能力だと思っているし、人へのやさしさにおいてとても重要だと思っている。
しかし、それによって自分が自分を苦しめてしまっていることも多分にあるというのがHSPだったりする

私が考えているのはHSPの感受性豊かの中でも、受け止め方が様々あることを知る機会と考えている。
私もどちらかというと気にしすぎる傾向にある。かといってすべて気にしすぎるかと言われたら、そんなことはなく、鈍感な部分によって身近な人を傷つけてしまっていることもある。

感性の深度を深めるだけでなく、感性の中には広大な空間があり、やさしい気持ちになれるところや、深く集中できるところもあると思っている。

そのために、「感性をみがく」ということを提唱したい。認知の自由度を高めることである。

まとめ

上記を整理した記事はこちらになります。

https://imherenow.link/cognitivebehavioraltherapy-refinesensitivity/

  • できごとはコントロールできない

  • 認知によって自分事となる

  • 認知は一瞬のできごとである

  • 認知身体療法で以下3つを手に入れる

    • 認知の許容量を広げる

    • 認知の柔軟性を高める

    • 認知の自由度を高める

  • 具体的な方法が以下3つ

    • 深呼吸の方法

    • 音声を聞いてストレッチ

    • 感性をみがく方法の提案

興味ありましたら、twitterを参考にしてください。
深呼吸の方法はtwitterまで。音声のストレッチ、感性をみがく方法はマインドフルネスチャレンジを試してみてください。


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