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マインドフルネス×自傷行為

自傷行為は問題なのだろうか?

以下の動画を見て、行っていること自体に問題があるというよりは、行うタイミングや目的が何かをうすぼんやりと一度考えてみる必要があると思う。


自傷行為をなぜするのか

興味深かったのはなぜ自傷行為をするかということだが、こころの傷と同じ傷を体に負わせることでこころの傷を軽減させるのでは、ということが言われていた。

目に見えないものを見える形にするというのは心理学的にも外在化の手法で、見える形にすることで昇華できると考えられるかもしれない。
視覚化ではないにしても感覚させることで置き換わったりして昇華されるのかもしれない。

幼少期の二重の意味

幼少期を振り返ったときに、ACや発達障害傾向のある親に育てられたり、はたまた自分が特殊な傾向にあるときに、ひとつの行動の中に『プラス』の意味合いと、『マイナス』の意味合いをあわせ持つことが多くあると思う。

親から叩かれたときに、躾と称されるが、マイナスの意味合いとして苦痛を感じる。一方で親の下手な愛情表現としてプラスの愛情を感じるなど。

はたまた父と母で価値観が異なるときに、
子どもの自分が何かをしたときに、同一の価値基準で評価されず、片方にはプラス片方にはマイナスの評価をされてしまうことがある。

自傷行為の二重の意味

自傷行為の中に毛を抜くことや唇の皮を向く深爪なども含まれる。美容のために身だしなみを整えるために、必要なことでもあるが、目的が異なれば自傷行為のひとつでもあったりする。
行為は同じだが、異なる意味合いを持たせることができるのが自傷行為かもしれない。
まるで子どもの頃の両親の愛情表現と似ていたり、周りからの評価と似ていたりする。

しかし、反対すぎる価値基準でじぶんのこころがさけてしまいそうになる。
このさけてしまいそうになるぐらいの二重の意味を持たせることである自傷行為に意味があるのかもしれない。

自傷行為による治癒

自傷行為は度が過ぎると命の危険性がある。
だけど、どこかで治癒効果があるのかもしれない。こころを癒し、矛盾を感じさせてくれることで解消されるものがあるのかもしれない。

実際に社会に出ると世の中ひとつの行為に対してプラスマイナスだけでなく、思わぬ価値基準で評価されるのも常である。

自傷行為によるマインドフルネス

実際にこれを読んで自傷行為をしないでください。動画にあったように代替手段を使ってください。
ここでは輪ゴムを使ってみたいと思います。
※決してこれをしてくださいというわけではありませんので、無理にやる必要はありません。

・目は閉じてても開けてても構いません。

• まず背筋を伸ばしてください。力は出きる限り抜くように。座っていても立っていても寝ていても構いません。
• 次に呼吸に注意を向けます。呼吸による体の感覚を味わってください。空気が鼻から出入りする感覚、胸やお腹が膨らんだり、へこんだりする感覚を感じます。
• そして次に、家族や友人、スマホやSNSに向けていた気持ちや注意を一度全部じぶんに集めます。じぶんを中心に置いてください。
• 過去や未来の思いを一旦手放し『いま』という瞬間に居続けてください。
• ではあらためてゆったりと呼吸します

• まず手首に輪ゴムをつけてください

• 輪ゴムが手首に食い込んでるとき、どんな感じになりますか。腕の感じや体の感覚はどう広がっていきますか。ゆっくりと呼吸をしながら味わってください

• そしてこんど輪ゴムの一端を掴んでみてください。体や胸などどんな感じですか?緊張感がありますか?その感覚を大事にしながら、ゆっくり深呼吸してください。
• 輪ゴムを軽く引っ張ってみましょう。手首の感じやからだ全身の感じ、胸の感じなど変化を味わってみてください。どんな感覚変化がありますか。何かが緊張する感じ、表情が固くなる感じ、血の気がひく感じ。どんな変化がおとずれているか感じてみて、そして深呼吸もわすれないようにしてください。
• そして次にまだ離さないですが、気持ちだけ離そうとして試みてください。そのときからだはどんな感じですか、顔が緊張したり、胸が締め付けられたりする感じがあるかもしれません。
• そして無理に輪ゴムから指をはずす必要はありません。緩めてもいいですし、ゆっくりと手首に沿わせるように離しても構いません。徐々に輪ゴムから指を離していくときのからだに起こってる変化を味わってください。深呼吸も忘れずに。
• 輪ゴムをゆっくり離したあとどんな感じがからだ全身に広がりますか?解放感ですか?安心感ですか?からだの緊張はどうですか?呼吸しながらからだの感覚の変化を追いかけてください。
• 輪ゴムを手首から外しましょう。外すとどんな感じがしますか?解放感がありますか?そして輪ゴムがあたったところに手のひらをあててみましょう。からだの感じや呼吸の変化を感じましょう。そして、どこかからだのなかで緊張してるところがあれば手のひらで触れてみましょう。顔や目、頭や首、胸など触れてみましょう。体の中がどんな感じがするか味わいましょう

• では最後に、体の余韻を感じてください。呼吸によって体の中の感覚の変化を味わってください。

• (5秒数える)

• 一段落ついたら、改めて体全体、体全身、椅子や床との接点に注意を向けます。呼吸に注意を向けます。
• そして次に外の世界に注意を向けます、どんな音が聞こえるか、そとは明るいかや何か動いているか。そして外の世界になじんできたらゆっくりと目を開き、この世界に戻ってきます。
• 光を感じ、体が満たされた感じがしたら、ゆっくりと動き出してください

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次を担う世代のために、リモート稽古のために空手着や道具作成やリアルな稽古出張のために使います。