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EMSi Fellow Community Magazine

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EMSi(Essential Management Science institute)Fellow Communityの皆さんの記事を集めました。 EMSi Fellowとは…
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記事一覧

植物と動物

暑すぎた夏の間、花はたくさん咲くけれどさっぱり結実しなかったハラペーニョが今朝見たら、何箇所も実ができていた。少し涼しくなったからだろうか。 また、あの辛いのが食べられるのが楽しみ。 植物のいのちの力はすごいなと思う。水やりだけで太陽と小さなプランターの中の土で育つ。 いのちはほんとに面白い。熱力学第2法則では「自発的な変化の方向というのは、秩序立ったものから無秩序へ、あるいは不均一から均一へ広がっていく」のに、生命は無秩序の中から秩序ができてくる自己組織化。 もしも最初は

音楽セッションで学んだことは仕事、そして人生にも生かせると思った

ドキドキの初音楽セッションに参加することに今年から、まみさん(https://note.com/mami_musiclove)にピアノのレッスンをお願いしています。「あなたはこうしなさい」「もっと練習しなさい」と押し付けるのではなく、「音楽はあなたの中にあるのだから、それをそのまま出せばいいんですよ」「あなたはもう十分ピアノが弾けています」といつも励ましてくれる素敵な先生です。 そんなまみさんに、常々「早くセッションに参加してみてね」と言われていました。うーん、セッション

自分のルーツ

8月12日(月)の夜から8月16日(金)の夕方まで、淡路島の実家に帰っておりました。 築100年は優に超えている家で、私の祖父、曾祖父、高祖父の時代のものと思われる食器(瀬戸物、木製のお椀)などを整理しております。 物の整理を今年の3月から始めていますが、なかなか、はかどりません。 今日は、木造の母屋の奥の部屋の2階のものおき部屋にあった座布団30枚、大きな蚊帳4式などを引っ張り出してきて、整理しました。 亡くなった父から、片山の本家から分家して片山の新宅として僕で9

実家から見える大磯港

お盆に淡路島の実家に帰っています。玄関から見える大磯港の模様です。 明石海峡大橋ができる前、かつては、大磯港と神戸の須磨港との間を24時間フェリーが運行しておりました[1]。 その前は、淡路東浦の浦港と神戸の長田港との間のフェリーが運行しておりました。 結婚した時はまだ、明石海峡大橋ができる前でしたので、この大磯港フェリーを使ってお盆や正月に淡路島の実家に帰省しておりました。 お盆や正月は、フェリーボートに乗るのに、8時間待ちなどはざらでした。 明石海峡大橋の便利さ

EMSに関わった約5年間分の棚卸し

さて、2019年から事務局業務のお手伝いをしていましたEMSという社会人向けのスクールがあるのですが、こちらが2024年9月から、ボランティアを中心とした体制に変更になるということで、私は事務局業務は有償仕事だと思っていますので離れることになりそうですが、それに際し、5年間の仕事を棚卸しろ、と言われまして、ボランティアを中心とした体制ならば、では、関心のあるすべての人に引き継ごうと、こうして記事化しております。 振り返ってみても、なかなか特異な経緯で成立したスクールであっ

ノヴム・オルガヌム

『ノヴム・オルガヌム』新機関 ベーコン著 桂寿一訳(1620)を読みました。 人は思い込みがあるけれど、全く思い込みが無かったら生きていくのに選択するのが困難だと思います。思い込みがあることに気づいているのが大切です。 思い込みは人に安心感を与える依存のようなものです。時には居心地が悪いところに参加したり、価値観が合わない人と対話してみるのもいいかもしれないですね。そして自分の中で考える時間を持つこと。 『ノヴム・オルガヌム』に書かれている4つのイドラ(偏見、先入観)。

初めて音楽イベントを主催した話

勇気を出して演奏した仲間の演奏を楽しんで、その仲間の演奏を聴いたら自分も演奏したくなって、そうして次々に演奏される音楽をみんなが飲んだり食べたりしながら、おしゃべりしながら楽しむ。 そんなイベントをずーっとやってみたかった。 このイベントのために特別に練習して来る必要もなくて。 (もちろん練習したい人はどうぞ、という感じ) 今の自分の演奏を、音楽を、安心して出せる場所が作りたかった。 1人で練習している時は自分の”今”の音楽をありのままに出していると思うけど。 これが1

日々が学びの旅路

写真は2020年2月、Regenerative leadershipの本の英語でのABD(アクティブ・ブック・ダイアログ)読書会の時の様子です。 それから4年、社会の様子がずいぶん変わりました。 先日、手放す経営ラボラトリーのフェスに参加しました。そこでは誰もが主体的に参加し、心から楽しんでいる、「この時を待っていたんだ!」という空気感がありました。進行も経営者も参加者も、フラットにそれぞれの役割を楽しんでいます。誰も指示を出しておらず、誰も指示を待っていない状態。 Re

入院中に気づいた自分の関心領域

前回の記事からの続きです。 人生初の入院は9泊10日と長期間でした。 ですが、1番危険だったのは幸いにも救急に辿り着いた時で、体調が安定してからは、周りの様子も見えて来ました。 最初に入院したのは、HCU(高度治療室)。 ナースステーションと大部屋が一体化した、完全看護の病棟でした。 自分以外の患者さんへの看護の様子が、聞こうとしなくても聞こえてしまいますし、看護師さん同士の会話も聞こえてきます。 なので、聞こえて来てしまう 看護師さんが患者さんに、どんな言葉を掛ける

社会変革コーチ(ソーシャル・チェンジ・コーチング)の可能性

ちょっと今回は自分の将来、やりたいことってこれなんじゃないか、ということに思い当ってしまったので、記録として残しておきたいと思います。 前々から、いわゆるソーシャルセクターとコーチングというのは相性が良いのではないか、と思っていて、いわゆるこのセクターのリーダーに対するコーチングの機会を提供するような活動をしてきているわけですが、今回、お話したいのはそんな個人レベルの話ではありません。 以前、記事にも書きましたが、NHK文化センターオンライン教室 苫野一徳さんの「教育を哲

自分の身に起こった変化は何かの機会になる

みなさん、こんにちは。 2024年も今日で半年。 会社の氏神様にて、茅の輪くぐりをして来ました。 「この半年、今日、今、ここに居ることができること」がどれだけありがたいか。 9泊10日の入院生活を終え、6/24に退院しました。 いつも飲んでいた豆乳が原因でアナフィラキシーショックが起き、総合病院のHCU病棟に緊急入院したのが6/15です。全身の発疹・痒みと、数分間と歩くことも出来ない呼吸苦でしたが、家族とお医者さん、看護師さんのおかげで助かりました。 入院中は様々に制限が

なぜ日本ではマウンティングは女性に起こりがちなのか?(シン・社会学)

画像はAIに「マウンティング(山登り)で競い合う3人の女性」で描かせたものです。違う、そうじゃないw 先日、ある方とお話していて、あ、このテーマの記事を書くつもりだったのに書いてなかった、ということにふと気づきまして、すぐに書かないとまた忘れそうですので記事化しておきます。 まずは、こちらの動画をご覧ください。 ということで、今日はマウントのお話です。 今回、紹介したいのは、心理学者である 森 裕子先生の「マウンティングエピソードの収集とその分類:隠蔽された格付け争い

ドラッカー『非営利組織の経営』第I部「ミッションとリーダーシップ」を読み説く

ドラッカー『非営利組織の経営』第I部「ミッションとリーダーシップ」を読み説く お読みいただきありがとうございます。 前回のこちらの記事で、準備が整った感がありますので、これから数回に渡り、ドラッカーの『非営利組織の経営』を読み解いていきたいと思います。 今回の記事では、第I部「ミッションとリーダーシップ」を読み解きます。 と、その前に、目次から、この本の構成を確認しておきます。この本は全5部からなっていまして、それぞれの部が全5章で成り立っています。そのうち1つか2つ

ガルウェイ『インナーゲーム』で発見してしまった謎を解く

お読みいただき、ありがとうございます。 今回は、ある方とメッセージのやりとりをしていて、たまたま発見してしまった謎と、その謎解きの仮説について、記録しておこうと思います。 コーチングの祖と言われている人物にT・ガルウェイが居ます。彼はハーバードでテニスを教えていて、コーチングを発見した、ということになっています。 ガルウェイに実際に会って話をした、という方のお話ですと、実際には彼の友人が実践者だったようです。と言うのも、彼がちょっとサボってテニスができる友達にコーチ役を