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ようやく肯定できた過去の作品のこと

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…という出来事がありました。

人間て、なんで昔の自分を卑下しがちなんだろう。きっと今の方が優れているとか、成長したと思いたいからかな。

1ヶ月前から修行の一貫で、1日1ページ漫画を描く(忙しさによって下書きだけとかイラストだけの日もある)ということをしていて、自分の中でかなり「人に作品を見せること」・「不完全なものを見せること」のハードルが下がりつつある。

冒頭に載せたマンガも、普段の完成原稿に比べたら限りなく下書き状態。こんな未完成っぽいものは載せちゃいけない、と本当につい最近まで思っていた。それがSNSになかなか作品を載せられない心理だったわけだ。

ふいに発掘したこの原稿が、思いがけず僕の心をまた変えてくれた。

このマガジンでは少しだけ触れたことがあるのだけど、サルヴァドールという作品は、僕の初めて描いたストーリー漫画だ。ECHOESにつながる次の扉を開けたい一心で描いた作品だったし、実際に漫画デビューした出版社と繋がるきっかけは、このサルヴァドールが連れてきてくれた。

にも関わらず、僕は長いことこの作品を人に見せることなく、しまい込んで来てしまっていた。最初にもらった反響が友人からの辛辣な感想だったのもあるし、感想が聞きたくて持ち込みに回った編集者陣の反応が薄かったから、というのもある(褒められたのは絵だけ)。極め付けは、ECHOESのほうが段違いに友人からも世間からも良い反響がもらえたことだ。

だからこそ、これは劣った作品なんだという烙印を自分で押してしまっていた。はじめての作品なんてこんなもんだと。


でも久しぶりに原画を引っ張り出してきたら気が変わった。この作品を作った時の情熱や本気の想いを、まざまざと思い出せたから。やっぱりアナログの原稿には魔力がある。

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当時は制作時間なんて気にしなくてよかっただけに、描き込みがなかなかあるぞ…

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このシーンの静寂感やっぱ好きだなぁとか、1年余りほぼ人に会わないで描いてたなぁ、今だったらこんなに1枚1枚労力のかかること出来るだろうか、、とかあれこれ考えてしまった。

僕をここまで連れてきてくれたのは、間違いなくこの作品を作った時の狂気と情熱だ。たとえストーリーは荒削りでも。今までずっとフタをしてきただけに、ようやくこの作品を肯定することができて思わず泣いてしまった。


そしてコルクラボマンガ専科の仲間や佐渡島さんの後押しもあって、何年かぶりにYouTube以外でサルヴァドールを掲載することに。


バズとは対極にある話(そして長い)なのでバズりはしなかったけど、十分な数の人が熱意ある感想をくれたり、DMをくれたりした。おかしいな、案外意図が伝わってるし反応が良い…載せてみるもんだなぁ。

せっかくあの時頑張って描いたんだから!ということで、電子書籍版を出すことも決めた。いま公開してるものは色が飛びまくっているので、原画をスキャンし直してリマスター版として。紙版も出したいところだけど、それはコストと相談します。



黒歴史みたいに思ってしまっていた過去作を肯定できたことで、またひとつ自信を持てた気がする。今はこの作品のことも、あの時かけた時間や情熱のすべてを、心から誇りに思う。



Twitterではなかなか読みにくいので、こちらでぜひ読んでみてください👇

▶︎サルヴァドール/通常版

▶︎サルヴァドール/YouTube版

100Pを20分くらいの動画にまとめたもの。こっちにしかないエンドロール(限定イラストあり)もついてるので、気に入った方はぜひに。

▶︎おまけ:プレイリスト

執筆時に延々と聴いてた例のプレイリスト。落ち着きたい時、しんみりしたい時なんかにぴったりかも。


ここから先は、また購読者さん限定のこそこそ話です🙇‍♂️

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