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奈良県伊那佐の農村で探求する「健やかな暮らし」

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2012年に神奈川県藤沢市から奈良県宇陀市の伊那佐地区に、家族で移住した編集者・赤司研介が少しずつ田舎に馴染みながら、自らにとって、家族にとって、すべてにとっての自然とはどういう…
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#移住

藤沢から引っ越した農村が「世界一いいところだ」と思うワケ

藤沢から引っ越した農村が「世界一いいところだ」と思うワケ

2012年、神奈川県から奈良県に住まいを移して早5年が過ぎた。妻と娘、息子と二匹の猫と一緒に、宇陀市内の農村地で暮らしている。生まれ育った場所を離れ、標高300mのところにある大和高原に越した理由は、なんだかんだでさまざまある。

東日本大震災の10日後に生まれた娘を、放射能のリスクから遠ざけてあげたかったこと。妻の実家があるため、初産の不安や負担を軽減できること。緑に囲まれた、より深い自然環境の

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店を選ぶときに、本当に100も200も必要ありますか?って話

店を選ぶときに、本当に100も200も必要ありますか?って話

第1話では、宇陀の田舎的素晴らしさについて書いたので、この2話は宇陀の街的な素晴らしさについて書いてみる。

まず挙げたいのが最寄駅である榛原駅の利便性だ。県庁のある奈良市内へは電車で一時間ほど。本数は少ないが桜井駅でJRに乗り換えれば、9割方座っていられるし、特急に乗れば、大阪へも京都へも一時間ちょっとで行ける。

ほどほどでちょうどいい榛原駅

この一時間を便利と感じるか不便と感じるかはその人

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