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その先どうするのか?

いっぱいいっぱいだ。明日はご飯を何合炊いて、買い物は何曜日に行ってどんな食材を買い、雨休みがやってきたらどんな予定を立てる必要があって、持ってきた本はいつどれから読むのか。そんなことに追い立てられる日々を過ごしていると、せっかくここにあるのんびりした時間だとかうつくしい景色を味わう余裕がなくなってしまう。

異なる環境でしばらく過ごしてきて、やはり環境によって変化するのは表面的な部分なのではないかと思えてきた。確かに思考や行動は周囲の人との関わりの中で変わっていくのだけれど、きっと元の環境に戻ったらあらゆることがリセットされて、ここでのスタイルは遠い記憶になってしまうだろう。
慌ただしく変化する部分「以外」に、何が変わっていないのか。そこをもう少しじっくり考える必要がある。そしておそらく、大切なのは故意に「変えないでおこう」と意識する部分ではなくて、意識できないけれど変わっていない部分だと思うのだ。


本が読めない思考が続かない

ここに来る最中に買った本も含めると、おそらく今手元に15冊ぐらいの書籍があるのだけれど、そのうち読み切ったのは1冊。途中まで読んだのが1冊、それと序盤だけ読んで放置しているのが1冊。1/5も読めていない。

本が読めない一番の原因は、読むモチベーションが維持できないからだ。自分にとって大きかった読書の動機づけは、本について語れる人と読書会の存在だった。そういった人や環境が周りにない以上、どうしても読書に気が乗らなくなってしまう。あれだけ「本こそが全て」みたいな主張をしていたにも関わらずだ。

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基本的には日記ですが、たまに深いことを書いたり書かなかったりします。分量で著者の疲労度が測れます。

少し遠くに行ってみよう。人生が変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。あるいは変わったとしても、気づかないかもしれない。だから、何か…

昔々、あるところに読書ばかりしている若者がおりました。彼は自分の居場所の無さを嘆き、毎日のように家を出ては図書館に向かいます。そうして1日1日をやり過ごしているのです。 ある日、彼が座って読書している向かいに、一人の老人がやってきました。老人は彼の手にした本をチラッと見て、そのま