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広辞苑を読め。

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「一日最低3ページを目安に広辞苑を読んで、語彙力を爆発させよう」 というプロジェクトです。意味とか目的を考えてはいけない。言葉を愛するのです。
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記事一覧

広辞苑を読む。40

広辞苑を読む。40

6/5 P208〜210【今様歌】平安中期から鎌倉初期にかけて流行した新様式の歌。七五調四句のものが代表的で、和讃や雅楽の影響から起こる。白拍子・遊女などが歌い、宮廷貴紳にも愛誦された。「梁塵秘抄」に集大成。
梁塵秘抄! 積読!! 今様とか都々逸とかごっちゃになりがち。

【斎垣】神社の周囲の垣。みずがき。いがき。
いみには忌と斎があって、後者は神聖なんだな。

【忌詞・忌言葉】①不吉な意味や連想

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広辞苑を読む。39

広辞苑を読む。39

天気予報に雨マークが並ぶのを見ると辟易する。干した布団の香りや、日光が地面に落とす葉陰がとても恋しくなる。梅雨、早く終わらないかな〜。

5/29 P187〜189【一等】③(副詞的に)最も。「あれが—悪い」
ご年配の方が使っているのを聞いたような気がする。なんとなく分かるから流しちゃってたけど、そういう使い方があるんだ。

【飯綱使・飯綱遣】管狐をつかって術を行うこと。また、その人。長野県飯綱山

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広辞苑を読む。38

広辞苑を読む。38

昨日の広辞苑記念日は絶対に投稿しなければならなかったので今週はやや変則的になったけれど、また日曜日までの三日分をまとめて書いていきたい。

5/26 P178〜180外に出ると、今にも降りそうなしっとりした空気。もう完全に梅雨のムードになっちゃってる。雨の日はコーヒーでも片手に広辞苑を読む。これに限る。

【一夜限り】門松を大晦日に飾りつけること。忌むべきこととされる。
大晦日に門松を用意するのっ

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【広辞苑記念日】広辞苑を読む。37

【広辞苑記念日】広辞苑を読む。37

広辞苑を読み始めて早2ヶ月——
ついに、この日がやってまいりました。

そう、広辞苑記念日です!

なんでも、1955年に広辞苑の第一版が発売された日だとか(昨日知った)。これは何かしらせねばならないなと思い、週一の投稿にしようと書き溜めていた読書記録4日分を公開します。

5/22 P166〜168

今日から週一投稿にするのですこし気が楽になったかと思いきや、毎日読むことには変わりがないのでや

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広辞苑を読む。36

広辞苑を読む。36

最近ちょっと疲れてきているので、広辞苑の投稿を週一度にしようと思う。
それでもう少し他の記事も投稿しやすくなるかもしれないし、ならないかもしれない。
やってみないとわからないので、とりあえず広辞苑を読む。

【磯木】海辺でひろう薪。
湿ってあまり燃えなさそう。

【磯鵯】スズメ目ヒタキ科の鳥。全長二〇㌢㍍余。雄は灰青色で腹部は褐色、雌は灰褐色、下面は灰白色。海岸の岩石の多い所にすみ、鳴き声がよい。

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広辞苑を読む。34

広辞苑を読む。34

雨が降るとややひんやりする。湿度以外はこれぐらいが一番過ごしやすくていい。
机上に出しっぱなしの、ややしめっとした広辞苑を今日も読んでいく。

【意趣返し】恨みをかえすこと。復讐。
もっと軽い感じで思っていたけれど、復讐のことなのか。

【囲障】〔法〕民法上、隣りあった建物の所有者が共同の費用で境界上に設けるべき遮蔽設備。協議が調わなければ高さ二㍍の板塀か竹垣などとする。
やっぱり決まってるんだな

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広辞苑を読む。32

広辞苑を読む。32

今日は休みなのでゆっくりしたい……となってしまうところが、仕事の大変さだと思う。
そんなことを考えながらも、貴重な時間を広辞苑に割り当ててゆく。

【十六夜の月】(陰暦一六日の月は、十五夜の月よりもおそく、ためらうようにして出てくるのでいう)陰暦一六日の夜の月。既望。
「いざよう」は、進もうとして進まないという意味。もどかしい感じなのかな。

【細小川】水の少ないほそい川。
護岸されてない、野原の

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広辞苑を読む。31

広辞苑を読む。31

今日からいよいよ新しい仕事が始まった。覚えることが多すぎて死にそう。規則正しい生活も取り戻さねばならない。広辞苑もパパッと読んでいかなければ時間がないかもしれない。
とりあえず今日はP146から。

【池の心】池の中心。池の底。また、池の面。
池の中心に言及することがあったら使おう。

【池坊】(もと京都六角堂頂法寺の坊の名)いけ花の現存最古の流派。池坊専応がいけ花理論を擁立、池坊専好(初代・二代

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広辞苑を読む。30

広辞苑を読む。30

新しくフルタイムのバイトを始めることになった。通勤時間も発生するので、今まで通り5ページのペースで読み進めるのは難しいかもしれない。
とりあえず目安は3ページということにしておいて、投稿も一週間おきとかにしようかと考えている。ただそうすると一記事あたりの単語が膨大になってしまうので、その辺はやってみて調整していきたい。

今日はP143【熱り立つ】から読んでいく。

【生きる・活きる】(「息」と同

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広辞苑を読む。29

広辞苑を読む。29

起きたら土砂降りだったので、二度寝してしまった。お昼頃ようやく布団から抜け出して、ブランチを食べ、机上に広辞苑を開く。今日はP139から読んでいこう。

【息が長い】一つ仕事を倦むことなく長期にわたって続けているさまをいう。「息の長い刊行物」
めちゃくちゃ息が短いです。せめて広辞苑ぐらいは……。

【息を張る】深く呼吸して息を腹にこめる。
最近ずっと猫背で息も浅くなって大変よろしくないので、なんと

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広辞苑を読む。28

広辞苑を読む。28

クーポンの期限が切れるのでブックオフに行ったら、100円コーナーの岩波文庫が充実していてホクホクしています。
そんな岩波書店から出ている広辞苑を、今日も読んでいこうじゃん。

【易徃而無人】[無量寿経]阿弥陀仏の本願をたのむ者は極楽に往生することは易いが、真実の信心の人は稀であるから、実際には極楽往生を遂げる人がないということ。
世知辛い。。。 そういう人もを救ってくれるのが阿弥陀如来ではなかった

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広辞苑を読む。27

広辞苑を読む。27

広辞苑を読む生活も定着してきたけれど、また近々生活スタイルが変わるかもしれないので、やり方をどう変えていくか模索しつつ、今日も読んでいく。

【ETC】(electronic toll collection system)高速道路や一般有料道路の料金を、料金所で止まって支払うことなく、自動的に精算するシステム。電子料金収受システム。
ETCXとかいう会員制のやつもある。どれぐらい普及しているのだろ

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広辞苑を読む。26

広辞苑を読む。26

少しづつ日差しが強くなってきたこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。外に出てアウトドアもよし、カフェでゆっくりするもよし、そして、広辞苑を読むのもまた一興。

てなわけで、本日から「い」を攻略してゆきましょう。

「い」は124〜236ページまでの112ページです。

ということで、「あ」(124P)よりは少ないんですね。この山を越えればあとは「ア行」なんて楽勝ですよ。

例の通り、「い」最初の項

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広辞苑を読む。25(「あ」最終章)

広辞苑を読む。25(「あ」最終章)

ついに、この日がやってきた。広辞苑を読み始めて25日。やっと、やっと「あ」から抜け出すことができる!

初日。正直ここまで続くとは思ってなかった。

そういうわけで、今回はP119【安全週間】から読んでいこう。

【安全神話】安全に関する神話。根拠もなく絶対に安全だと信じられていること。「原発の—が崩れる」
やはりこの例文が載ったのはこの版からだろうか? 壊れたはずなのにまた新たな神話が打ちたれら

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