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【本紹介】ビル・ブライソン (著), 楡井浩一 (翻訳):人類が知っていることすべての短い歴史(上)

□紹介する本

人類が知っていることすべての短い歴史(上), 2014/11/1
ビル・ブライソン (著), 楡井浩一 (翻訳)

□メモ

残念なことに、そういう自分の見解を、他人がうっすらとでも理解できるような形で書き記すことは、ハットンの得意分野ではなかった。ある伝記作家が、ただただため息まじりに述べているように、「修辞的な才芸が、ほとんどないと言っていい(2)」ありさまだった。ハットンのペンが綴る文章は、ほぼ一行ごとに、眠りを誘った。
われわれが棲息する世界は、現在の地面の直近の前身である地面ではなく、われわれの考えるには現在からさかのぼって三番めの、まだわれわれの現在の地面が大洋の底にあったときに、海面から顔を出していた陸地に先行した地面の成分から成り立っている。

修辞的(しゅうじてき)
figure of speech
スピーチや文章に豊かな表現をもたらすための一連の技法のこと。

ハットンの文章は、
われわれが異様に多い。
さらに、地面、地面、地面、地面と何度も出てくる。
やばい、たしかにわけわからん。

しかし、ハットンはほとんど独力で、地質学という分野を生み出して、私たちの地球への解釈を一変させたらしい。

ハットン
医学を勉強したが、不向きでやめた。
42歳で畑と、羊に飽きて、農業をやめて、煤から塩化アンモニウムを製造する事業を成功する。
—>ここから、科学研究を始めた。
色々興味を持って勉強していく中で、一番興味にあったのは地質学だったらしい。
なぜ山上に貝殻の化石が出るのかとか、疑問がたくさんあったらしい。
当時、水成論者(海のせいと考える)と、火成論者(火山活動のせいとする)で対立していた。
—>ハットンは農業をしている時に見た土が水で流される様子などから、水が山を流し、山は地中の熱で隆起するという、プレートテクトニクス(地殻変動を地球を覆う十数枚のプレートの相対運動で説明する理論)の基礎を作った。

ラウエル=ハットンの理論をさらに進めた大家。ダーウィンの友人。

先カンブリア代、古生代、中生代、新生代
白亜紀、ジュラ紀、ペルム紀、シルル紀、三畳紀、など
—>代は1年の季節、紀は月みたいなもの。

さらに、世や、期など、さらに細分化されるが、北アメリカ、ヨーロッパなど地域や研究者によって分け方が異なってくる。

岩石は、系、統、階というまた別の単位で年代が分けられている。
さらに、前期か後期か、上層か下層かなど分類がある。

ケルヴィン、ヘルムホルツ
熱力学だけじゃなくて、電磁気
さらには、測深器、冷蔵庫、通信技術など色々作った。

#読了日
22/08/31

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