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17.コマクサ(米川さんの絵本)

高山植物の女王。
品のある美人。
子宝の花。

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解説

他の高山植物が根付かない風の強い荒涼とした砂礫地に長い根を下ろしピンク色な花を咲かせます。
花の由来は花を横から見るとちょうど馬の顔に似ているから。
古くから薬用として有名で乱採取されています。
砂や小石などとなっている土地のことを登山用語で砂礫地(されきち)と言いますが、そのような条件の砂礫地に生息し、何百、何千かの種子をまき散らす事でも知られています。
高山植物の女王であり生命力あり子宝に恵まれるようにと、結婚式にお呼ばれした席でのお祝いの言葉にもコマクサを添えてお話したことがあります。
他の高山植物が根付かない風の強い荒涼とした砂礫地に長い根を下ろしピンク色な花を咲かせます。
花の由来は花を横から見るとちょうど馬の顔に似ているから。
砂や小石などとなっている土地のことを登山用語で砂礫地(されきち)と言いますが、そのような条件の砂礫地に生息し、何百、何千かの種子をまき散らす事でも知られています。
高山植物の女王であり生命力あり子宝に恵まれるようにと、結婚式にお呼ばれした席でのお祝いの言葉にもコマクサを添えてお話させていただきました。
コマクサは大変貴重な高山植物で古くから薬用として有名です。ケシ科でモルヒネを主体に二〇数種のアルカロイドを含有しています。
古くから薬用として有名で乱採取されています。
日本では阿片法によって昭和二十一年から栽培も採取も禁止され、中央アルプスや南アルプスでは乱獲によって絶滅しました。昔は金とコマクサは同じ値段と言われていました。

さて、高山植物シリーズは今回でいったん終了といたします。
ちなみに一番好きなお花は?とお聞きしたところ
正利さんはやっぱりコマクサですね、とのこと。
啓子さんはゴゼンタチバナとかイワカガミとかウメバチソウ、とのこと。
私saitouは高山植物はよく名前がわからなく可愛いなくらいの知識ですが、すこし低地ではサギソウとかカタクリとか。思い出と共に心に残る花です。
この高山植物シリーズをまとめさせていただいているなかで私自身が随分お花について知ることができました。
知るって楽しいものですね。Saitouの無知加減を米川さんご夫妻の前で露呈してしまいましたが、なんでも答えてくださりありがたいです。
関心を持つことの大切さを特に感じました。どうぞ身近な子供さんや植物に関心のある方々にアップしましたお花などお話ください。SDGsとも言われるなか、高山植物から身近な植物へと関心を持てば植物や自然に対して現実的に興味深くなり自然を守ろうと思う気持ちも生まれてもくるでしょうか。

次回からは米川正利さん啓子さんご夫妻が小屋で出会った動物や人、生活などの貴重なお話に続けます。ひきつづきどうぞご覧くださいませ。

おはなし絵:Yonekawa Masatoshi
共著:Yonekawa Keiko , Saitou

※この記事は米川さんの絵本proofreadマガジンに掲載中です


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