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また旅がはじまる

 10月から年末にかけてのスピード感が異様に速いなー、なんて黄昏れているうちにもう大晦日を飛び越え新年です。明けましておめでとうございます。本当に早い……。

 2023年を振り返ってみても、どうにも現のような感じで。大したことしてないな、ってちょっと悔しく思ってもいるけれど(それでもスイカゲームの手は止められない)、この一年を振り返って特筆するならば、引っ越しが一番大きい出来事なのかも。だって家探しだけのストレスで体調不良になるほどには、大変だった。ここ数年で好きになった「街」×「居酒屋の有無」×「職場&実家までの距離」をベースに家を探していたものだから、本当に見つからなくて。気に入った物件があっても数時間後には埋まっていたり、少し賃料を頑張ってしまおうものなら審査に容易に落ちたり……。仕事は順調だったのに、このストレスのせいで、私生活は日常的に不機嫌でいる暗黒期に突入して、それが一季続いた。
 故に、家が決まった瞬間の解放感は異常だった。徹夜明けに飲むビールに匹敵するくらいには。約半年間住んでいる今の家は、広々としていて、居心地が良い。憧れだった高さが180cmの本棚も置けるし、作業部屋も手に入れた。街には一番好きな本屋さんがあって、美味しいお店もあるし、この街に決まってよかったと思う。

 家が実家に近づいたことで、家族と過ごした時間も増えた。月に1~2回は実家へ帰っているし、長期休暇のたびに旅行へも行った。2月にはパリ、GWには福岡県・八女、11月には千葉県・佐原へ。
 父も母も還暦前後だから、いろいろと考えだしてしまって、無理してでもちょっとでも一緒にいたいと思っている。
 わたしは、大の大人になってからも、何か新しいことに挑戦するときには両親に話すのだけれど、思い返してみると人生で一度も反対されたことがない。突如、ギャルに大変身したときも、新卒で入社した会社を1年半で退職し、異業種に転職をしてアルバイト契約しかなかったときも。わたしが、気軽に何にでも飛び込んでいけるのは、挑戦することに抵抗を持たせないでいてくれた両親の育て方が効いているのだと、今まさに思えている。

 わたしの愛用しているクレジットカードも、パスポートの期限も2024年。ずっと遠い未来に感じていた年に突入しているのは、なんだかとても不思議な感じ。そして年齢的にも伏目になりそうな年で、いつもよりもぐっと気持ちが引き締まります。今年こそ、為せば成るをモットーに前へ進むのです。
 今年も一年、よろしくお願い致します。

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