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rakugaki_19「迷子」

迷子になった夢の話

よく「夢からインスピレーションを受けました」的な話しを聞きます。

人は忘れているけど、毎日「夢」を見ているそうですね。

私も御多分に洩れず、朝起きたときに憶えていてもその日のうちに「あれっ?何だっけ?」って、すぐに忘れてしまうんですよねー。

しかし、今でも憶えている「夢」が二つあります。

どうして憶えているかというと、起きてすぐに布団の横に転がっているiPhoneを手に取りメモをとったからです。

まず一つ目が、2012年5月15日の明け方に見た、「有名居酒屋チェーン」に閉じ込められてしまう夢。

多分「どこにでもある」という意味で、「有名なチェーン店の居酒屋」。

居酒屋の営業時間がもうすぐ終わるので、そろそろ帰ろうかと靴を履きに行きます。

しかし自分の靴が、どこを探しても見つかりません。

あちこち探し回っているうちにどうしたことか、「従業員用」の「秘密」の部屋をいつの間にかうろちょろしている自分がいました。

なぜ「従業員用」と分かったかというと、その部屋にはお客がいた形跡・・・敢えて言うなら「匂い」が全くありませんでした。

そして何故かしら、お客にはこの部屋の存在を隠している。

「秘密」にしているのだと感じました。

そんな訳で「ああ、ここはお客が立ち入る場所ではないのだろうな」と感じたのです。

そんな部屋が、迷路みたいにやたらめったら、たくさんありました。

今、自分がどこにいるのか、分からなくなるぐらい。

まったく訳が分からなくなって、迷子状態に陥りました。

はい、ここで目が覚めました。

すぐにメモをとったのはいいのですが、こうやって文章にしてしまうと他愛もない、ただ居酒屋で迷子になっているだけのお話しなんですよね(笑)

そしてなんでこんな不安な夢を見たのか、なんとなく理由は分かっています。

この夢を見た翌月には、単身赴任で東京への転勤が決まっていたからです。

この頃、家族と別れて離れ離れで暮らすことに、不安な気持ちと寂しさでいっぱいだったのです。

そう、この「夢」は、心が「迷子」状態になっていた私を反映していたのではないでしょうか?

それにしても、「夢」って見ているときは必死なのですが、覚めてみると何でそうなるのっ?という矛盾だったり、冷静に考えるとそこまでたいしたことではなかったりするんですよねー。

で、この「夢」からハンドメイドのインスピレーションが!!

・・・やっぱり、降りてきませんね(苦笑)

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