悩んで怖がって泣いてもいい

悩んで、辛がって、怖がって私も泣いていんだと思ったら、冷たい視線を浴びている自分が、怖いよーやだよーと心で泣いているのに同調して、わんわん涙を流しながら泣けた。そんな風に思われたら嫌だ。悲しい。怖いよーって。泣いて泣いて泣きまくれた。そしたら、心の奥から、私は、そんな冷たい視線を浴びさせられる人間じゃない! かわいそうな人間でも、情けない人間でもないんだ! そんな風に私を冷ややかに見るのはやめろーと魂からの叫びが湧き上がってきたような感覚になった。
今までも、自分の心に向き合ってきた。冷たい相手が悪いんだよ。自分は悪くないと声をかけて励ましてきた部分もあったが、何かすっきりしなかった心のもやもや。
しかし、自分も泣いて悩んでもいいんだと思え、素直にその悲しみを感じることができたら、感情が放出され、スッキリできた。心の中がググっとまた広くなった気がする。
ある人格者の人が、牢獄で、帰りたい、寒くて辛い、お腹が空いた、何でこんな目にあうのかと涙を流しながら悶え苦しみながら乗り越えたという話を聞いて、こんな人格者でも悶え苦しみ涙を流すんだと思ったら、同じ人間なのだから私も悩んで苦しんで怖がって泣いても何も悪くないと思えて、泣くことができた。
自分の感情を真正面から感じることができ、自分の尊厳性が湧き上がった感じがした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?