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夏期授業

大学の期末試験が終わって、すでに3週間がすぎてしまいました。前回書いたとおり、再度、「サバイバル日本語」の授業をしようと思っています。月曜日に始めるつもりです。授業といっても、新型コロナウイルスのために、オンライン(というかSNS)を使ったものになりますので、自習支援にしかならないのですが。

今回の教科書は、前回のものより少し高度な内容までカバーしているのと、各課の最後に会話の応用練習がありますので、どのように教えるか、まだ自分の中で明確になっていないところが、たくさんあります。

会話の応用練習は、対面授業ならば、ある程度準備して、あとはアドリブ、というのでもできそうな気がするのですが、遠隔教育ですので、やり方を工夫しなければなりません。しかも、U国のインターネット事情を考えると、zoomのようなテレビ会議では参加できない学生が出そうですので、SNSを使うしかないのですが、じゃあ実際、SNSでどうやって会話練習をするのか、まだ決めることができていません。この週末、もっと考えるつもりです。

あとの悩みは、単語をどこまで覚えさせるかです。単語って、強制力があるか、あるいは本人のやる気があるかで、学習者が時間をとって真剣に覚えないと、自然に身に着くものではありません。ただ、今、私が「サバイバル日本語」を教えている理由が、自然な日本語に触れてほしい、ということですので、無理に単語を覚えなくても、どんな言い回しがあるかをたくさん見てもらうだけでいいのでは、とも思ってしまいます。

教えるにあたって、いろいろな工夫はできると思うのですが、あんまり内容を盛りだくさんにしても学生がひいてしまうように思いますし、課題がやりきれない学生が出てもいけないので、難しいです。教育経験が半年程度で、しかも1/3以上は遠隔授業という私には、なかなか解けない問題です。

このnoteという場所は、困ったときのノウハウを教えてくれるような記事が多いと思うのですが、私の場合、悩んでいるだけですので、はたしてnoteの読者のみなさんに、なんだか役立たない記事だなあ、と思われているかもしれませんね。いつの日にか、こうやったら上手に教えられました、と書いてみたいものです。

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