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いろいろな心のモヤモヤ

6月に入ってこれまで、いろいろな心のモヤモヤがありました。今は、なんとか調子は戻ったように思います。

ひとつめのモヤモヤは、日本語の授業がひと区切り付いたのですが、それから次の取り組みにうまく入れていないことです。

5月末までに期末試験を終え、今学期の学生の成績を大学に報告し、大学の仕事は果たしました。でも個人的に、4月~5月の遠隔授業のあいだにうまく教えられなかった、と思っていた日本語の発音について、短期講座をしたいと思って、すぐに準備を始めました。これが第1回はなんとか作ったものの、時間を書けたのに教材の出来はさっぱり、というところで、次に進むのが嫌になってしまいました。

結局、今、発音講座をまとめてやるのはあきらめ、夏休みにも日本語を勉強したい希望者を募って、「サバイバル日本語」をふたたび始めることにしました。4月、5月にもがんばって日本語を勉強をした学生たちが、だいたいは参加してくれそうなので、よかったです。発音については、この夏期講座をしながら、ときどき教材を作って、学生に勉強してもらおうと思います。ここまで決めて、少し気分は楽になりました。

ふたつめのモヤモヤは、U国では5月後半から、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにとられていた外出制限などが緩和され、今週からはレストランも再開したぐらいなのですが、一方、U国の感染拡大状況はというと、この間ずっと拡大傾向にあり、政府の措置と現実にギャップがあります。

このギャップに耐えられなくて、モヤモヤとしたものを感じていたのですが、あるときに、「自分は4月に一時帰国できたにもかかわらず、そうせずにU国に残る判断をしたのだから、自分の基準で『まだ危険なので外に出ない。社会活動しない』ではなく、U国の社会が活動を始めて、人々が動いているなら、自分もそれに合わせるべきだ」と吹っ切れました。もちろん日本人としては、他の人たちとまったく同じようには動けなくて、恐る恐る、外に出ているところがありますが・・・。

みっつめのモヤモヤは、「自粛ウツ」みたいなものだっただろうなと思います。単純に、ずっと家にばかりいたので、ウツっぽくなっていたかもしれません。また、せっかく家にいるのだから、普段はできないことをしようと欲張って、本を読んだり、語学をしようと考えたのが、結局できなくて、そのためにウツウツしたり。

あとはU国は、家族が大事にされており、多くの人は大家族で暮らしているので、外出自粛といっても、家の中ではわいわいとやっているのが分かるのですが、一方、私はひとり住まいでしたので、そのギャップに寂しさを感じたところもあったと思います。

今は、これらのウツはほぼ吹っ切れて、次のステップに進もうとしているところです。生来、夏が苦手ということがあり、それはどうしようもないのですが・・・。

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