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ノンセクシャルの私が結婚できるのかという人体実験。

大変失礼な話、「多分この人私と結婚してくれるんじゃないかなー」という男性がいます。
きっとこんな記事を見たら怒るに違いないけれど、でもちゃんと恋愛感情は持っています。

そもそもノンセクシャルとは。

セクシャルマイノリティのひとつで、ざっくり言うと『誰かに恋愛感情は持つけれど性的欲求を抱かない』という人たちのこと。
この『性的欲求』というのも人それぞれ捉え方が違って、「セックスはできないがキスなら大丈夫」という人から「手をつなぐのも無理!」という人までいます。私は後者。

それから、恋愛感情すら抱かないという人たちのことは『アセクシャル』と呼ばれています。
アセクシャルと似たような意味で使われる『アロマンティック』や
基本的には恋愛感情は抱かないけれど強い絆を感じた人にのみ性的に惹かれる『デミセクシャル』というマイノリティの人たちもいて、多様なセクシャリティを抱えて生きています。

ちなみにたまに目にする『LGBTQIA』の『A(アセクシャルの略)』の部分に該当します(この『A』は単に前述のアセクシャルの意味のみで使われることもありますが、ここは広く『恋愛感情』に関するセクシャリティととらえていきます)。

『A』の人たちが抱える悩み

セクシャルマイノリティといえば『LGBT』という用語はかなり一般に浸透してきました。
LGBTにあたる人たちは作られた社会の常識との壁に悩むことが多いのだと思います。一方アセクシャルの人たちは、少し違う壁にぶちあたっています。

そもそもアセクシャルであることを自認しておらず、苦しむ人が多いように感じます。

人を好きにならないとか、付き合っても長く続かないとか、性活動が上手くいかないとか……
それに付随して周りから「はやく恋人作りなよ!」「結婚しなよ!」「子供作りなよ!」なんて言われた日には、思い悩んで焦ってしまいます。

私もアセクシャルというマイノリティがあることを知るまでは、かなりつらい思いをしてきました。

私がノンセクシャルだと気付くまで

生まれて初めて男性とお付き合いしたのは高校生の時。同学年の子でした。
その当時、私はかなりうつ状態がひどくて、正直言って彼氏に依存して迷惑ばかりかけてきました。
その人とは依存心だけで1年間付き合いました。性行為も依存によるところが大きかったです。
結局私のうつに耐えかねた彼氏に振られてしまいました。

二人目はその1年後、久しぶりに再会した中学の同級生と、ノリで付き合うことになりました。
確かに恋愛感情は抱いていたと思います。が、手をつないだり抱きしめられたりすることが苦痛で、1週間で私からお別れしました。
そのときは「まだ前の彼が忘れられてないんだな……」と思っていました。

次に好きになった人とは付き合ったりはしてないのですが、いまやオワコン(いやいやそんなことないよ!)のmixiで出会いました。
共通の趣味のサークルでみんなで遊んだりしているうちに私が恋愛感情を抱きます。それから二人でもご飯に行ったり、二人きりで旅行にいくこともありました。
ただ、その旅行で。
私は「二人きりで旅行なんて脈ありに違いない!」と、かわいい下着をつけて挑んだのですが、旅館の部屋に入った途端「え、この人と隣で寝るの?むり」ってなってしまいました。勝手に。
勝手にむりってなっただけで、何事もなく夜は過ぎました。彼は夜勤明けで旅行に付き合ってくれてたのです。
なんだかかっこ悪い話ですが、私は「この人は友達として好きなだけで恋愛対象ではなかったんだな」と納得して、恋愛感情を捨てることにしました。

次、三人目の彼氏は、またもやmixiで出会いました。出会い系のサークルで、趣味が合う人と付き合うことになりました。
とてもいい人だったのですが、やっぱり手をつなぐという行為がハードルが高く、スキンシップを取りたがる人だったこともあって数週間で私からお別れしました。

ここまでくると私も焦ってきました。「もしかして私は男性を好きになれないのでは?」と思い、今度は女性と付き合うことにしました。
時代は変わってTwitterで出会った人。とてもいい人でしたが、今までと同じように『手をつなぐ』がハードルになりました。
遠距離だったこともあり2か月ほど付き合いましたが、お別れしました。

そこで私はようやく『アセクシャル』を知りました。
確か『恋愛ができない』とかいうワードで検索したんだと思います。いままで悩んできたことの、答えは簡単でした。

自分のことばかり語りましたが、このようにアセクシャルの人たちは『なぜ恋愛ができないのかわからない』という所で精神的に傷つくことが多いと思います。
もちろん私もこのような恋愛を繰り返している間、ずっと「結婚しないの?」「彼氏作りなよ」の精神攻撃に耐え続けていました……。

人体実験に至った理由

そんな私が、タイトルの通り『結婚できるか』などという人体実験に至った大きな理由は、今の情勢です。ウイルスの影響で仕事が休業になり、自宅にいることが多くなって、「結婚したい」という欲がわきました。いわゆる『コロナハイ』になっているのです。自分で冷静に理解しているので大丈夫だと思いたい。

残念ながらターゲットになってしまったのが、前述した『二人きりで旅行に行った彼』です。

私は彼のことを「恋愛感情じゃなかったんだ……」と思って諦めたけれど、思い返してみたらやっぱり大好きだった。この人しかいない!という大恋愛をしていたな、と気付きました。

まあ結婚は飛躍しすぎにしても、このセクシャリティについて話してみようかなという気持ちになっています。すべて収束したらね。

『A』の仲間たちへ!

自認するまで、とてもとても苦しみました。恋愛ができないというだけのこと、と思えばそれだけのことだけれど、この苦しみは当事者にしかわからないものだと思うし、逆に、全然苦しんでないです!悠々自適おひとりさま!という人も……いるのかもしれないけど……。

どんな人たちも『自分が幸せになれる生き方』を諦めずに生きていこうね。

というわけで、私は果敢に人体実験に挑むのであった!

蛇足。

(以下はどうでもいい話です。くだらないしあまり上品じゃありません。そんなに長くもありません)

そういえば、地味につらいのは友達同士が楽しんでいる『下ネタ』!

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