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ホンモノであれ!

今日ね
日中、部屋の窓全開にして
心地よい風が耳元を吹き抜ける音を楽しんだ

わたしの耳には
夏の終わりを告げるツクツクボウシの鳴き声が振動し
わたしの目には
白い雲が形を変えながら青い空を横切っていく様が映されていた

そんな風に
いろいろ感じていたらね

『ホンモノ』

って言葉が浮かんだ


風が風であるように
雲が雲であるように
蝉が蝉であるように

わたしは
何者になろうとせず

わたしはわたしであろうと思った

ホンモノのわたし
ホンモノのわたしであれ


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