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タイの生活の中で考えさせられた国と国の違い、多様性

タイで生活する中で日々の小さな事から考え方が変わる瞬間が多々ありました。
今回はタイの生活の中で変わったことと、見えていなかった感じた日本の素敵なところを綴ります。


家事が体を整える時間になったこと
過ごしていた場所や生活にもよるのかもしれませんが、タイでの生活は時間の流れがゆっくりでした。加えて日々の予定も次に何かをしなくてはいけないという感覚がありませんでした。家の中で作業をして、合間に洗濯をしていたのですが心地よかったです。時期にもよりますが、初夏、夏の時期は基本的に晴れの日が続いていたので、洗濯を干す時間、取り込む時間が好きでした。そして家事をしていて心地よさを感じている自分にびっくりしました。

日本の生活の中では時間に追われて家事自体が面倒だと思うことや、家事を減らす方法を常に考えていました。ただそもそも家事の余裕がなくなる時点で、予定を詰めすぎなのかなと感じました。

日本に帰ってきた今も息抜きに家事の時間を取り入れています。また家事ができていないと感じる時は“休む時かな“と自分の心の判断基準にもなっています。


完璧を手放せるようになってきたこと
日本の生活の中では、“ベストな物を“ 物も選択も日々の色んな事へ強く思っていた自分がいた気がします。
例えばお店選びで、何時間もかけてベストなお店を探したり。勿論大切な人と行くお店選びは考えるべき事ではあるのですが、行った事がなければベストかどうかはわかりません。行ってみて感じる、そこがベストでなくとも楽しめる感覚を学びました。


日々のこだわりが和らいだ事
前の章と似ているのですが、日本での生活の中で日々の小さな出来事(食べ物、経験、集まり)へのこだわりが、執着と言われる程強く感じていた事が多かったなと感じます。

例えば、お土産を食べられなかったとか、食べようと思っていたものを食べられなかったとか。(食べ物への執念が大きい笑)

けれどタイで同じ出来事が起きた時にタイの彼に言われたのは
「いいじゃん、また買えば」
あまりにも当たり前かのように言われるので
「うん、確かに」
っていうしかありませんでした笑
確かに今ここで自分が死んでしまうわけではないし、小さな事にこだわりを持ちすぎていたと感じます。



その一方で感じたのは日本の素敵なところでした。

一つ目は日本は小さな事にもこだわりを持てる人が多いということ。
日本の技術は世界1と言われるのも、小さな事にこだわりが持てなければできることではありません。

二つ目は手が届いて欲しいところに手が届く物が生まれること
そもそもその視点に目が行くこと、そして技術や物が生まれるところ、これは日本人だからこそできることだと感じます。ただ使えれば良いのではなく、”使う人の思い” ここを汲み取って物を作る事ができる、素敵だなぁと感じました。

三つ目はベストな物を作ろうとする思いの強さです。
日本が戦後発展することができたのも、より良いものを作ろうとする思いがあったからこそ。そもそも思いが無ければ行動にもつながってこないです。

四つ目は真面目さ。実直さがあるからこそ、技術が進歩し、日本にしかない技術が生まれたのだと思います。確かに真似はできるけど、根本の素質を知っているのと知らないのとでは生まれる技術や物の深みも違うと思います。
そして真面目さは今でも世界から信頼していただけることへも繋がっていると思います。
例えばタイでは5年後にできると子供の頃に言われていた高速道路が、10年以上経ってもできていないとか笑 ただ今も作ってはいるそう笑 
“ルールや決められた事を守る努力をする”
大切だなと感じました。


タイで生活したからこそ感じる国と国の違い。
互いのいいところを認め合い、伸ばし合えるような、学び合えるような、そんな国と国、人と人のつながりや関係性が、世界でもっともっと生まれていくといいなぁと感じます^^


今日も素敵な1日になりますように
じゃーがん(またね)


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