愛想が悪いなら悪いなりに生きていく方法
前回はオタクみてーな事書いてすいませんでした。(いや完全オタクだった)
でも前回の記事が意外にも閲覧数バカ多くて、フォロワーも増えて、様々なマガジンにも登録されました、びっくり。
ありがとうございます。
手応え感じてるんでまた近々書こうかな。
ただ今回はいつも通りのテイストに戻ります。
前回の記事で俺の事を知った皆さん、
俺はいつもこんな事を書いてるどうしようもない奴です。
俺は愛想が悪いです。
でも俺に罪はないし誰も悪くないですから。
俺みたいに無愛想だと言われ続けているみなさん。
無理に治さなくていいと思います。でも、治そうとはしなくても、そのままだとやばいので、少しは意識を変えるべきです。
じゃないと、無愛想だとか、何考えてるか分からないとか、言われ続けてしまいますからね。
まあ俺だって今でも言われはするのですが、昔に比べたら減ったかな~と思いますので、何したら減ったのか、書いていこうと思います。
まず大前提として、「治したほうがいいんかな~」とか、何とかしなきゃなと思える時点で、無愛想じゃないと思います。
そして無愛想を治したい人の共通点って人見知りなんじゃないかと思います。
自分も阿保みたいに人見知りで、小さい頃は他人と目が合っただけで大泣きしていました。そのため電車にも乗れず保育園も1週間足らずで退園。少し大きくなっても本当に良くならず、親が心配して病院に連れてった所発達障害なんて言われたこともありましたが、それはガン無視して何の問題もなく大人になることができました。その日会ったばかりの、俺の書いた林檎の木の絵しか知らないようなヤブ医者に騙されてはダメです。
人見知りの人って、他人から言いたい放題言われる事が多くて(何も言い返してこないから)それで死にたくなる事もありますが、何で俺が死ななあかん?お前の汚ねえ口から出た気色悪い言葉のせいで何で俺が死ななあかん?と思ってきました。
まあそれも歳をとるにつれ何とも思わなくなるんですけどね。
ただ、そこで思うのは「お前に俺の何が分かるねん」ですね。
ただそれはこっちが悪いです。
伝える事をできていないので。
そりゃ向こうも分かる訳ありません。
だからこちらがすべき事は、伝える事です。(もちろんいくら伝えても全然伝わらん人達もいるんだけどね、警察とか。ただそれもはや愛想とかの問題じゃないから割愛すんね)
結局コミュニケーションかよと思ったかもしれませんが、コミュニケーションにも色々種類がありますから。その中から自分ができなそうな事だけやってりゃいいんです。
コミュニケーションと聞くと、人見知りとか俗に言うコミュ障の方々は毛嫌いして放棄しようとしますが、こっちが話す事、すなわち自分が中心になることに重きを置きすぎなのでは?と思います。
もちろん喋る、話すのもコミュニケーションだけど、なら聞くのもコミュニケーションですから。そっちに強くシフトすれば、最悪じっとしてるだけでいい訳ですし、別に無理して喋ろうとしなくていい。意識を他人に傾けるだけで、もうそれは立派なコミュニケーションだと思ってるので。
俺はもうそっちに全振りと言ってもいいくらいシフトしました。
「聞き手」と言えば、相手の目を見て話を聞きなさいと言われてきましたが、すいません無理でしたね、最初は。
無理なら目と目の間とか、鼻元を見なさいとも言われましたが、最初はそれすらできなかったです。人見知りとはそういうものなんす。
だから自分がやってたのは、バカみたいに相槌を打ちまくる事です。笑えるくらいにやってました。自分から見れば「さすがにこれおかしい?バカにしてんのかと思われる?」と思いましたが、向こうは案外気持ちいいみたいです。
普通でいいんです。頷きながらハイハイ言ってりゃいいんです。それすらしづらい状況とか、こいつの話には相槌すら打ちたくないと思うこともあるでしょうが、やるんです。
ちなみに、2秒に1回くらいが丁度いいです。
やっぱり最初はかなり怠いですし、友達でもない他人の話は死ぬほどつまらないですが、こんなのは慣れたら脳死です。
接客業をやってる人や、普段から無駄にコミュニケーションが多い環境にいる人なら、多分一週間で脳死の域まで達することができるかと思います。
ちなみに俺は今これをやる時、1文字も聞いてないです。
(安心して、これを読んでる君達の話はちゃんと聞いてる)
この相槌が無愛想なのになぜ成立するのかと言われれば、無愛想だからです。無愛想だけどすごい相槌を打つことで、すごい真剣に話を聞いている感が出ます。この「〜感」大事です。特に今の人達はこの「〜感」だけで人を判断しようとします。ほらあれ、雰囲気イケメンとか。
第一印象はすごい大事です。営業を仕事にしてた時は「てめーの第一印象でその契約が取れるか取れないか決まんだよ」と口酸っぱく何度も言われて耳から血が出たことがあります。
契約が取れるか取れないかは別として、第一印象はマジで大事だと思います。
ただ俺を含め無愛想な皆さんの第一印象は、きっとものすごく最悪なものです。今親しい人達ほぼ全員が俺の第一印象をこう言います。
「正直関わりたくなかった」
俺の無愛想さがよく分かりますね。こっから少しは挽回できた理由は3つくらいあります。
1つ目は、やっぱり相手の話を聞いて理解することです。
さっきも言ったやないかい、て思うかもしれませんが、相槌でハイハイ言って話聞いてる風のやつ。あれは救済処置です。つまり一歩目でもあり、チュートリアルみたいなものです。分からなくなったら原点回帰すべき場所です。
今回言ってるやつは、マジでちゃんと人の話を聞くってことです。第一印象がどうせ悪いのならば、話だけはちゃんと理解してくれる奴なんだな、と思わせます。
例えば働いてる時とか。
俺はやっぱり会社でも印象は悪い方(無愛想な上に今は金髪)ですが、誰よりも与えられた指示は聞いてるつもりです。相手の言っている事を完全に理解するまで質問しまくります。
分かったなら分かった、分からないなら分からない、と正直に言います。すごい簡単な事のように聞こえますが、意外と人が遠慮しちゃいがちな場面だったりします。
少し前まで店長業務を経験してたことがあり、人に指示を出したりなんかしてましたが、分からない時は分からないと正直に言われ、何度も質問される事は全く嫌ではありません。大事な時間をこんな奴の説明のために〜なんて少しも思わないです。むしろ、こいつは信頼できる奴なのでは、と思います。
俺が無愛想だけど、時々大事な仕事を任されたりとかするのは、そういう理解しようと努めている所で信頼を得てきたからだと思います。
たまに上司の愚痴なんかで、言ってる意味が分からないとか、猿でも分かるように説明しろとか言ってる人がいますが、そういう奴には、分からない、分からない、ちょっとまだ分からないと、お前の説明は下手くそすぎると自覚させるまで説明させるべきだと思います。
質問しまくるのは怖いって気持ちは分からなくないですが、あまり分かってない状態で行動に出る方がよっぽど怖いです。
なぜなら「分かりました」と言ってしまったらその時点で、責任が生まれてしまうからです。
下手くそな説明なんかで妥協して、やってみたらやっぱできない、それ全部俺のせい、そんなんクソです。
2つ目は、多分あれかなあ、と思ってます。
かなあ、というのは、あまり確証を得れないからです。
俺はお笑いに詳しい訳ではありませんが、結構好きな方だと思います。小さい頃からテレビっ子で、少なくとも地元で暮らしていた頃はテレビを見ない日はなかった気がします。
高校生になってからは、ラジオも聴き始めたりなんかしてました。
そして芸人のフリートークなんかで、冷静に考えてみたらあまり面白くないことが、なぜか面白いと思ってしまう時があることに気付きました。
さっきしてたフリートーク、友達が話してたらそんな笑えない内容だった気がするのに、なんでこのコンビが話すと面白いんだろう、とか。
その理由は、プロだからですね。
じゃあプロとアマの違いは何だろうと。
きっと違いはたくさんあるんだろうけど、その中の1つはおそらくテンポ感ですね。
会話のリズムです。
そもそもリズムってすごい大事なんすよ。
音楽でも、リズムが要ですし、バンドとかの場合、ドラマーが変わっただけでバンドの色が変わってしまうなんてのは常識だったりします。
生活リズムも崩れたら体調終わりますしね。
人見知りとかの人は、会話のリズム感を崩しがちだったりして、だから会話が上手く続かないというか、弾まないというか。
友達と話す回数より、テレビやラジオで芸人が会話してるのを聞いてた回数の方が断然に多い自分は、このリズム感を何となく、体のどこかで感じ取れるようになっていたのではないかと思います。
(特に俺の世代なんてバラエティ全盛期だったりしたから、分かる人いるよね?絶対)
でも会話のリズムだったり、漫才のテンポについて、語れと言われたら無理です。
お笑い論を熱く話すことはできません。
ただ、リズムが崩れたな、と思う瞬間だったり、これを発言するタイミングは今だ、と直感的に思う場面にはよく遭遇したりします。
だからこそ人と会話してて、今黙ったらリズムが崩れてしまう、とか思った時に、先程説明した救済処置(ハイハイ言いながらただ頷くやつ)を挟んだりして、なんとかリズムを崩さないようにしたりしてます。
それでも崩れちゃう時はありますが、そしたらそれまでです。しょうがない、と思うだけです。
ただそういう力は芸人のトーク視聴だけで身についたのかと言われれば、それは多分違うんですよね。
まあそれも大きいとは思いますが、自分がドラムをやってバンドのリズム隊を長年してたことも関係あるとは思うのです。
だから、会話のリズム感に敏感になるには、芸人のトークをたくさん聴いて、且つ音楽も聴いて、ドラムを練習して、バンドをやらなきゃいけない事になります。
まあ無理っすよね。
ただ、頭の中に良いリズム感を覚えさせて、それを一時的に留めさせておくということは可能かと思います。
俺が営業の仕事をしてた頃の話ですが、これから営業をしなきゃならない、でも今マジで人と話す気分じゃないわ、という時に、芸人のラジオをギリギリまで聴いていたりしてました。
そうしておくと何か良いリズム感が頭の中に残っている気がして、そのノリを持った
まま話せて、相手の話を聞けるような気がしたからです。
人と話すのが大の苦手な人も、1ヶ月部屋に閉じこもって毎日芸人のラジオを聴いて、1ヶ月後外に出て人と会ったら根拠のない自信が出てくるかもしれません。
普通に話面白くて、それだけで前向きになれたりしますし。
そう考えると芸人ってむちゃくちゃカッコいいすよね。
3つ目ですが、まあこれは俺の性格の問題なのかもしれません。
俺は相手を滅多に否定しません。
人と話していると、こいつの言ってる意味マジで分かんねーとか、こいつ頭おかしいんか?とか思う事がよくあると思いますが、俺はとりあえず受け入れてみます。
「へー、そういう意見もあるんだな」
って具合に。
何なら、こいつは頭おかしいと切り捨てるのではなく、どんな子供時代を経てきたらそういう考え方になるんだろうとか、今までどんな人達と関わってきたら平気でそんな事言えるんだろうとか、別の疑問を浮かばせてみます。
だからとりあえず肯定からしてみます。
無愛想な上に即否定してしまったら、それはただの取っ付きにくい奴ですしね。
マジで何言ってんだって事にもちゃんと「なるほど、そういう考え方もあるのか」と言うようにしてます。
そこから自分の意見を言わなあかん場面になったら、
「俺は〜〜〜と思うのですがどう思いますか」
と断定する感じじゃなくて疑問系にしてみます。
これだけで、何か話しやすい奴だなと思われるようになります。
そのおかげで、優しい印象も植えることができますが、俺はこの相手を否定しないという事、優しさだとは思っていません。
この優しさと紙一重になっているもの、それは無関心です。
俺は良い意味でも悪い意味でも、他人に無関心だと思います。
他人の考え方なんて、割とマジでどうでもいいです。
でも、尊敬してる人とか興味ある人の考え方にはとても興味があり、自伝やインタビュー記事を読んだりもしますが、それ以外の他人の事は何でもどうでもいい。
もちろん人によっては冷たいと感じる人もいるでしょう。
ただ、人との丁度いい距離感というものがあって、俺はその距離感を必要以上に詰めたくないのです。
むちゃくちゃ良い言い方をすれば、気遣いというものです。
例えば恋人や家族であれば、気遣いはあまり気にする必要はないですが、友達とかになると、人によっては必要になってきたりします。
その人との会話の内容や心の中の、どこまで踏み込んでいいゾーンなのか、どこからはあまり踏み込まない方がいいのか、とか。
極端な例だと、職場でしか会わない、普段俺の私服さえ知らないような同じ会社の人に、SNSの投稿とか探られたらキモいっすよね。
そういうことです。
俺はなぜかそれをすごい気にしていて、その人のここまでは興味があっても、そこ以上のことは興味ナシ、としているのです。
家に例えるなら、ここまでは土足でOKだけど、ここからは土足じゃダメなんだな、という事をしっかり理解してあげることです。
だからこそ、その人の考え方、それはその人の人生そのものです。そこまで俺が突っ掛かるのはどうも気が知れてしまうので、
「そういう考え方(人生)もあるよね、まあ俺とは合わないけど」
と思うまでにしてます。
ただ最初から最後までそうかって言われたら違くて、もちろん少しずつお互い気を許していって、踏み込んでいいゾーンがどんどん増えてくパターンもあります。
俗に言うフィーリングが合うってやつ?
それはもう各々の感性ですが。
ただ俺に友達が少ない理由は完全にこれなので俺は早くこういう性格なおしたいです。
という事で、これまでツラツラと偉そうに書いてきたので
「そんな難しいことできませんし、そんないっぱい考えるなんて無理です、人と話すだけで頭使いまくってるんです」
とグーパンを喰らいそうですが、俺だって無理だし、俺の真似してみなよなんて一言も言ってないです。
そう、俺だって無理だけど実は色々考えてきたんやぞっていう自己満で書いてるだけなんです。
書いて頭の中整理させて、結局なんでもいいやって落ち着かせるための、俺なりの回避技だったりします。
ただ俺が一時期本当に無愛想だの何だの言われて落ち込んでた時に、こういう場所に来たら俺みたいな人が俺みたいな事書いてんじゃねーの?って思ったら誰も書いてなかったという寂しい状況に出くわした事があり、だから書いたとこもあります。
励ましでも何でもないのだけど、なんか似たような奴いる〜おもろ〜こいつ馬鹿そう〜ってなるだけで何か良いんです。
だから俺は、こんなこと書いてるどうしようもない奴を続けているつもりです。
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