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なんてことないのに止まらなくなる人参だけの唐揚げ

今井真実 /料理家

スーパーにも新人参が並ぶようになりましたね。
みずみずしく、火を通すと頼りなくとろけてしまう、この季節の人参が大好きです。
私が4月に、必ず作るのが人参の唐揚げです。我が家で大人気の副菜。
子供のお友達が遊びに来た時もおやつに出しています。

人参は皮もそのまま、切って、めんつゆに絡めて揚げるだけ。
焦げてしまったところもカラメルのように濃厚に甘い香りを放つのです。
口に入れると、カリッとした衣なのに、その後すぐにしゅわしゅわと溶けてしまう食感。
ああやっぱりもう1本揚げれば良かったと、いつも後悔をしてしまいます。

(材料)
人参
  好きなだけ
めんつゆ 濃縮タイプ、ストレートなら1:1でお醤油を足してください。
片栗粉  適量


長さは10cm程度、食べやすい人参スティックくらいの太さに切る。
ケンタッキーのフライドポテトくらいの太さ。

太いところと細いところがあっても大丈夫。

小2本の人参で小さじ1の麺つゆ。
和えた時に、すべての人参にめんつゆがまとわりつけば大丈夫。
塩味をつけるためではなく風味付けだけなので、味付けしようと思わなくて良いです。
不安なら少なめで大丈夫ですよ。麺つゆがなければ、お醤油、お塩でも大丈夫です。

10分おくとこんな風に人参から水分が出ます。この水分を全て捨てます。人参を絞る必要はありません。

片栗粉をまぶします。多めに入れて全ての人参が写真のように粉を吹いているような状態。

フライパンに油を入れます。私は菜種油を使っていますが、サラダ油、米油、太白ごま油など、癖のないものならどれでも大丈夫です。

中央の鍋肌にはちゃんと油が回ってないくらいの油の少なさです。
中火にかけます。

人参を重ならないように並べます。そんなに跳ねません。途中
ひっくり返して揚げていきます。

両面合わせて、5分程度揚げれば十分です。

 油に浸かっている面の色がこんな風に変わったらひっくり返していきましょう。
お箸に人参がくっつきそうになりますが、心を平静に保ちましょう。

バットにあげ、よく油をきります。この後スティックセニョールも同様に揚げました。

塩、カレー粉、マヨネーズを混ぜたものに付けて、食べます。
スイートチリソースでも美味しい。

時期が違うと、5分程度では揚がりません。
やはり、この時期だけの柔らかな人参だからこその、早さです。
口の中で儚く消えてしまう人参に驚いてしまいます。

とはいえ、違う季節にこのお料理をするともっと力強い風味があったり、人参の味で出来上がりが変わり面白いものです。
野菜だけですが、存在感があるお料理です。

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今井真実 /料理家

「新しいお月見」というプロジェクトに参加しています。 https://note.com/new_otsukimi みんながボランティアで運営しておりますので、もし良かったら上記アカウントにサポートいただければ、ありがたいです。 どうぞよろしくお願いいたします。

今井真実 /料理家
毎日のご飯作りの助けに。作った人が嬉しくなる「毎日のあたらしい家庭料理」を。 キャンプが大好きです。 「毎日のあたらしい料理 いつもの食材に「驚き」をひとさじ』」 (KADOKAWA) エッセイレシピ 「いい日だった、と眠れるように 私のための私のごはん」 (左右社)発売中