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Withコロナの山登り

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コロナに関連した登山の記事をまとめました。
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記事一覧

withコロナな「新しい登山様式」を模索~日帰り編(1)~

少しずつ日常が戻り始めましたが、今後はコロナとどう向き合って生活をしていくか?といったフェーズに移ってきました。スポーツ界では各競技ごとにどのように再開していくかを検討している最中ですが、「今まで通り」ではなく「新しい様式」へと変えていく必要があるでしょう。登山もまたしかり、です。 まずは「日帰り登山」を再開する中で、どのような様式がいいのか、模索してみました。 体調管理体調管理は言うまでもありません。登山に限らず、旅行でもイベントでも同じことでしょう。 過去2週間、風

緊急事態宣言解除後の登山計画で注意してほしい5つのこと

緊急事態宣言が解除され、県をまたいだ移動制限も緩和され、信州の山にも少しずつにぎわいが戻ってきました。皆さんが山に来て楽しそうにしている姿を見ると、本当にうれしく思います。 気を緩めることなく、これからも登山を楽しむために、山岳団体やガイド協会、自治体が提言しているポイントをまとめてみました。 大切なのは リスク管理のマージンを取る ことです。 1.万全の体調で「体調管理」は基本中の基本ですが、今まで以上にシビアに考えてください。当日風邪の症状がある場合はもちろん、2週間

<山岳四団体声明>山岳スポーツ愛好者の皆様へ(3)

5月25日、山岳四団体から合同で声明文が発表されました。 山岳スポーツ再開にむけた基本的なガイドラインが示されています。 具体的には 1.近距離でできるだけ都道府県をまたがない日帰り登山から始める 2.体調不良での登山はやめる 3.登山は少人数でおこなう 4.十分な登山ルートの下調べと、登山届は必ず提出する 5.登山中でのソーシャルディスタンスを守る などといった内容になっています。 登山に行く方は参考にしてみてください。 なお、久しぶりに登山に行く人に注意してほしいことを

長野県発表の「入山注意報」

6月3日、長野県は登山者に向けて「入山注意報」を発表しています。 長野県内には現在、 「入山自粛」山域 と 「入山注意」山域 があります。 「入山自粛」山域 「入山自粛」山域は ・北アルプス南部 ・南アルプス北部 ・中央アルプス になります。これら山域への入山は控えてください。 「入山注意」山域 「入山注意」山域は ・北アルプス北部 ・南アルプス南部 ・八ヶ岳、戸隠連峰など になります。これら山域へ入山する際は「登山者への5つのお願い」を守ってください。 詳しくは長野県

外出自粛が続いた後、久しぶりに登山に行く人に注意して欲しい7つのこと

緊急事態宣言が解除され、山にも登山者の姿が増えてきました。 「やっと山の空気が吸える!」 そう喜び勇んで山にでかける方も多いことでしょう。 ただ、久しぶりに登山する人には注意して欲しいことがあります。 1.思っている以上に体力が落ちているものと思うあなたの体力は、あなたが思っている以上に落ちていると思ってください。これは登り始めればすぐにわかります。 「いつもより体が重いな」 「いつもより息が上がるな」 歩かないと筋力も心肺機能も低下します。 「外出自粛中も定期的にウォー

長野県の山に登る前に知っておいて欲しい7つのこと

長野県の緊急事態宣言が解除されました。都市部も順次解除されていき、越境の規制も緩和されていくと思います。 ずっと登山に行きたくてうずうずしていた方も多いでしょう。「これでやっと登山に行ける」と思っている方も多いでしょう。 ただ、長野県の山に登る前に知っておいて欲しいことがあります。 1.登山自粛の要請が出ている山域があります日常生活での「外出自粛」は解除されました。ただ山域によってはまだ「登山自粛」の要請が出ています。主には北・中央・南アルプスや八ヶ岳といった山域になります

今もう一度考える「山に救急車は来ない」ということ

長野県の緊急事態宣言が解除されました。 今までのうっぷんを晴らすかのように、一気に「開放ムード」になっているのを感じます。 「これで心置きなく山に行ける」 でも山に出かける前に、今一度大切なことを考えて直してみてください。 山に救急車は来ない当たり前なことですが「山の中は街なかとは違う」ということです。「すぐに救急車が来てくれる、すぐに医療機関に行けるわけではない」ということです。このことをもう一度認識してください。 「もしも」に備える登山では「もしもに備える」というのが