丸太

「無垢材」ってそもそも何?ってことを短めに説明します。

私、「ソリウッドは、無垢材を専門に扱う家具屋です。」と一日100回くらい言ってるんですが、(うそです、本当は3回くらいです。1回も言わない日もあります。)そもそも「無垢材」と言ってもどれくらい伝わってるかなという疑問があったりします。

コトバンク先生で「無垢材」について尋ねてみると、こういうことが書かれていました。

合板や集成材ではなく、使用する形状で丸太から切り出した木材。割れやひびなどが入りやすいが、天然木本来の風合いを持ち、室内の湿度を調整する働きもある。◇「正物(しょうもの)」ともいう。(出典:家とインテリアの用語がわかる辞典/講談社)
一本の原木から角材や板を直接必要な寸法に切り出したものの事。木本来の質感、風合いという面で魅力があり、化学物質を含まない自然素材としても注目されている。一番の特長として調湿作用があり、湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している日は水分を放出して湿度を一定に保とうとするため、『縮む』『膨らむ』という性質がある。また、コンクリートの約2倍とも言われる優れた断熱性があり、周囲の温度に影響されにくいため夏は涼しく、冬は暖かい環境を生み出す。(出典:リフォーム ホームプロリフォーム用語集について)
接着剤を使わず製材品としてそのまま利用する木材。(出典 農林水産省農林水産関係用語集について)

ふむ。わかるような、わからないような。

要するに、森林から切り倒した木をそのまま板にして家具にするのが無垢材家具。ざっくり言うとそういうことです。わかりますかしら?

「え、木の家具ってみんな丸太から採れた板でできているんじゃないの?」そう思った方もいらっしゃるかもしれません。

そうなんです、木の家具って全部丸太から採った板を使ってできているわけではないのです。世の中には、「ほとんど木」なんだけれど「無垢材ではないもの」というのが存在するんです。「木質材料」と呼ばれるものがそれです。ややこしいですね。

木なのか?、木じゃないのか?はっきりしてほしいところですが、「木を使っているけど、それ単体ではなく他の素材(木を含む)と組み合わせて再構成している素材」というのが木質材料です。ここは説明しはじめると複雑になってしまいそうなので、下の図にまとめて、すっ飛ばします。木という材料はこういう感じに区別されて使われています。☟

木の種類

どうでしょう。すこしはクリアになってきたでしょうか。

次回、私が「ソリウッドは、無垢材を専門に扱う家具屋です」と申し上げた時、ピピピっと「ああ、木質材料ではなくて、丸太から採るアレね。」と思っていただけましたら、今日これを書いた意味があるってもんです。

ソリウッドは、無垢材を専門に扱う家具屋です。


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