「Inclusion」多様な人材が集まり、 相互に機能している状態（撮影エピソード）
「インクルージョン」という言葉をご存知ですか？
最近では「ダイバーシティ」はよく耳にしますが、
ビジネスにおいては、ダイバーシティに付随して使われることも多く、
“多様な人材が集まり、 相互に機能している状態のこと”
と言われています。
日本は少子高齢化が進み、企業の人材不足などが深刻化しています。
そこで、女性の活用、定年の延長、外国人の採用、ダブルワークなど、
労働力の多様性が進んでいるのです。
その多様化から更に一歩進んで、
個人を尊重し、意見や提案を聞き入れていくことが、
インクルージョンの概念になります。
今回の企画では、性別、年齢、人種を超えたビジネスチームを結成。
多様性の先にある、個の意志も感じていただけたら幸いです。
しなやかさ
最近では女性管理職も珍しくはありませんね。女性管理職＝強い女性というイメージが多いのかもしれませんが、私はそうは思いません。もちろん強さやたくましさも大事ですが、このモデルさんを見て感じたのは、しなやかさです。柔軟さや配慮のある人が、人の心を動かすんじゃないかなと思います。この日はまだ4月上旬。風の強い屋上では寒さに耐えてもらいながらの撮影でした。
ダイバーシティ+インクルージョン
ダイバーシティを表現した1カット。年齢幅から上下関係はあるように見えて、どこかフラットな関係性を感じませんか？最年少の女性が発言しているのを全員が目を見て、耳を傾けているからでしょうか。まさに個人を尊重し合うインクルージョンスタイルです。この中には弊社スタッフも入り、緊張する・・と言いながらも、自然にチームの輪に溶け込んでいたのも印象的でした。
おだやかさ
理想の上司像って、みなさんありませんか？今回の企画では、中間管理職や起業家のイメージとして、穏やかで心の広さが感じられる人物像にしたいと思っていました。この男性はモデル経験も豊富でありながら、現場では穏やかな優しい口調で、周りのスタッフやキャストたちに常に気配りをされていました。普段はスーツを全く着ない、と仰っていましたが、用意した衣装がとてもお似合いでした。
「Inclusion」全ての新作はこちらからご覧いただけます。
私たちの撮影では、事務所に所属のモデルさんから一般の方まで、その時々でたくさんの出会いがあります。特にここ数年は、多様性に拘ったキャスティングをしているので、年齢幅もある方々が一同に集まります。
そんな撮影現場でいつも思っていたことが、その日はじめましてのキャストのみなさんが、年齢や性別全く関係なくお互いに関心を持ち、話しかけ、すぐにフランクに打ち解けあってくれるのです。
それだけで撮影現場の空気感が良くなり、モデル経験の無いキャストの表情も和らぎます。インクルージョンという概念は、もしかしたら改まって考えるものでもなく、身近なところで見つけられるかもしれませんね。
東京2020パラリンピックも始まりました。パラスポーツを見て知ることで、個人の尊重という思いがより深まるのでははいでしょうか。
SPORTRAIT
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