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「学習塾・習い事のマーケティング・広告に活用するためのアンケート調査」Vol.1

保護者が思わずクリックしたくなる広告写真はなに?

本コーナー「CREATIVE VOTE」では、SDGs×クリエイティブ制作にまつわる様々な『投票』を集め、デザイナーやマーケティング担当者の皆さまの販促活動に役立つ情報について発信してまいります。

今回はSDGs17の目標の中から「4.質の高い教育をみんなに」に焦点を当て、小学生~高校生の子どもを持つ保護者245名を対象に「学習塾・習い事のマーケティング・広告に活用するためのアンケート調査」を実施しました。

学習塾や習い事教室の広告に関するABテストから見えてきた興味深い結果とは…?

調査方法:WEBアンケート
調査対象:小学生~高校生の子を持つ25~60歳の保護者(男女)
回答人数:245人
調査時期:2021年5月7日~10日
調査内容:学習塾・習い事のマーケティング・広告に活用するためのアンケート調査
設問数 :10問


Q.下記は仮想の学習塾のインスタアカウントです。フォローしたいと感じるのはどちらですか?

A.フォローしてもらえるのは「テキスト」より「写真」

アンケートLP_03

仮想の塾のインスタグラムアカウントを想定し、投稿画像に載せた文言は同じ状態で、テキストを主軸としたものと写真を主軸にしたものに分けたものの内、フォローしたいと感じるアカウントはどちらかを質問しました。
結果は約7割の保護者が「写真」を使ったアカウントを選択し、タイトル文字の見易さや分かり易さよりも、具体的な内容を表す写真の投稿が支持される形となりました。
目に見える形の写真で伝えることで、自分の子どもがどのように教室と関わるか想像しやすくなりますね。

Q.下記は仮想のプログラミング教室のインスタグラム広告です。クリックしたくなるのはどちらですか?

A.支持されたインスタグラム広告の写真は「仲間と一緒」のイメージ

アンケートLP_06

仮想のプログラミングスクールのインスタグラム広告のABテストでは、「受講内容に取り組むシーン」というお題のもと、仲間と協力しながらロボットを組み立てるシーンと、一人で集中してタブレットをタップするシーンを用意しました。得票数に大きな差はみられなかったものの、仲間と協力する写真に票が傾き、協調性やコミュニケーション能力を重視する今の保護者の価値観が反映されました。生徒の顔がしっかりと見える構図やロボットというわかりやすいアイテムが使われていたことも支持される一因になったと推測します。

Q.下記は仮想の英会話教室のバナー広告です。クリックしたくなるのはどちらですか?

A.クリックしたくなるのは「仲間と楽しげに笑う」イメージ

アンケートLP_08

仮想のこども英会話教室を想定したバナー広告のABテストでも、仲間と一緒に映るシーンが一人のシーンを僅差で上回りました。本項では「希望を感じる前向きなシーン」という抽象的なお題のもと、「一人の少女が未来を見据える落ち着いたテイストの写真」と「仲間たちと手を取り合って楽しげに笑う元気なテイストの写真」の2つを用意しましたが、やはりここでも協調性の高さを感じるイメージが選択される形となりました。

学習塾・習い事に期待することでは「学力・体力・技能の向上」をあげる保護者が最も高かった(vol.2アンケート参照)一方、写真から受ける第一印象では仲間との交流が感じられるイメージに誘引される心理傾向が浮き彫りとなりました。

続きを読む(Vol.2へ)

過去の『CREATIVE VOTTE』もぜひご覧ください。

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ストックフォトの撮影エピソードやスタッフの想いをご紹介する「IN STORY」、郷土料理や食材写真の買い付けを行うフォトバイヤーが綴る「食文化を巡るストックフォト」もお読みいただけると嬉しいです。

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