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脱・感覚的経営なるか…?「お酒って、おもしろい」をキーワードに、魅力的に、丁寧に酒を売るチームを目指して。

今年で創業60年。
2年間のコロナ氷河期を経て、IMADEYA年表の第3期目が始まった。
3年振りに、やっとスタッフ一同が揃っての社員総会。

この2年間があったからこそ今がある。
たくさんの教訓とたくさんの未来への希望を、スタッフ一同で感じ、話し合った一日。
そこで確認し合った経営理念について少々。

・先ずは経営陣がupdate

代表の小倉秀一はザ・昭和の教育を受けた町の酒屋の跡取り息子経営者。

子供の頃は、長嶋茂雄に憧れていた野球少年。その経営手腕も「なっ、わかんだろう。こうやって、ああやるんだよ」「何でわかんねーんだよ」と情熱型で感覚的。
私はそんな代表の通訳として、社内のスタッフに向き合ってきた、つもりだった… 
スタッフが動きやすい分かりやすい経営方針を打ち出して来た、つもりだった…

だが、そうでもなかったらしい。

現にそんな通訳気取りの私自身も、常にいろいろな事を思いつき直ぐにやらないと気が済まない体質。社外サポーターに「経営がおてんば過ぎます!!」と注意をされ、ハッとする今日この頃。確かに幼少期はキャンディーキャンディーが大好きだった。(同世代でないと意味わからないですね…)

この感覚的経営者にここまでついて来てくれたIMADEYAスタッフに先ずは感謝

こうしたコロナ禍のような非常事態の中で、良い事も悪い事もじっくりあぶり出されているような気がする。残念ながら経済が元気で忙しすぎる日々ではなかなか気付かなかったいろいろだった。
先ずは、経営陣が現実を真摯に受け止め、新しい時代を受け入れるべくupdateして行く勇気を持つ事が大事なのであろう。

・現場に任せる仕組みづくりは明文化と勇気

酒屋として何を担うのか。
しっかり明文化し、企業文化として浸透させ、現場を信じスタッフを活躍させる土俵を作らなくてはならない。そんな事は経営者として当たり前でしょ!と、しかしなかなか難しい中小企業の現実。勇気が大事。勇気が必要だ…
GINZA SIXなどにショップ展開をしているとご存じない方も多いかと思うが、IMADEYAは飲食店さんへの卸売業が売上全体の約80%を占め、そして銀座から千葉本店までに展開している5店舗とコロナ禍で急成長したオンラインストアでの一般顧客への売上が約20%。そして今ホットな輸出部門が1~2%。
そして、日本のお酒たち(日本酒・日本ワイン・焼酎もっといろいろ)とパートナー輸入元などから任されているお酒たちを、魅力的に丁寧に売る事。
そんな事はみんな分かってるでしょ!と思うのは、経営者の勝手な思い込み。そこを思い知らされる出来事は日々発生していて、そのたびに反省と修正を繰り返す。
でもそもそも指針が明文化されて無かったり、すぐに変わったり、繰り返し浸透させる企業文化が欠けていた事に原因があったと今更気付く。

・たどり着いた経営理念は「酒の魅力を今に伝え、未来に繋げる商人(あきひと)となる」

そこで明文化
「お酒って、おもしろい」をキーワードに、
「お酒の魅力を今に伝え、未来に繋ぐ商人(あきひと)となる」

IMADEYAは商人の集団である。売る事で社会に貢献している。
ただ売るだけでなく、魅力を今に伝え、未来へ繋げる事。創業60年から100年を今は目指したい。そこにIMADEYAらしい商売があると思っている。

そして「お酒って、おもしろいね~」と伝え合えるチームでありたい。

ついでに「IMADEYAっておもしろいね~」と、言われたら経営者冥利に尽きる。

お酒って、本当に面白い!
こんなに直ぐに幸せをもたらしてくれるなんて、やっぱり魔法の液体だ。
この感じ、感覚ではなく感性と言いたい。
脱・感覚的経営であっても、感性はとても大事にして行こうと思う。

ずっとIMADEYAであり続けるために。

いまでや 社是・社訓


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