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自分の今まで培ってきたスキルを若い人たちに伝え、彼らの成長をサポートしていきたい。

未来を担う若者が社会に飛び立つ第一歩として、コンサルタントとして活躍されている自身の経験と心理学・コミュニケーションのスキルを活かし、若者の就職活動の支援をされている、株式会社 ヒューマンアシスト代表取締役 勘崎 和也さんにお話を伺いました。

■勘崎 和也(かんざきかずや)さんプロフィール
大手証券会社を経て外資系証券ファンド会社でファンドの制作と販売を行う。その時に学んだメンタルコントロールやコミュニケーションスキルなどの心理的手法を人財の育成に活用するためにその後独立し現在に至る。
現在の職業:心理カウンセラー 自己実現コーチ 人財育成コンサルタント
座右の銘:「まずはやってから考えよう」「我以外皆我師」

記者:証券業界で日本企業外資企業と転職を重ね第一線で活躍し、物質的な事だけでなく、人間の内面・心の世界からの豊かさにもチャレンジしたいと取り組んでこられた勘崎さんですが、その背景を教えていただけますか?

勘崎和也さん(以下、勘崎 敬称略)
私が金融の世界に入ったのは80年代前半ぐらいで、まだバブルが起きる前でした。1985年9月22日にプラザ合意があり、円高になり、89年のバブルの頂点を経て、90年代から景気が下がり始めました。私はバブルの後に退職したのですがこれが貴重な経験でした。
その当時の証券業界は、全盛を極めていて給料や待遇もよく、仕事は大変ではあったけど、待遇面含めてそれに見合うものはペイしてくれて、非常に居心地がいいものでした。業界的にもさらに規模が広がっていき新しい人材が入って来て盛り上がっていたのですが、そんな中にありながら、私は無意識的に「このおいしい業界は続かない、途中で終わる」と感じていました。
また、仕事に疲れたのもありました。
個人の能力にも関係するかもしれませんが、証券会社では一人でする仕事量が多く、スピードと結果が求められるので、エネルギーと時間を必要とします。また駆け引きが大変です。人と駆け引きもそうですし、相場なので誰かが得すれば誰かが損する、みんながすべてハッピーということがない世界。どこまでが本当で、どこからが嘘かがわからない状態なので、常に考えながら仕事をしなければならず、そんなやり取りをするのに疲れました。
同時に自分も給料や待遇だけが自分の幸せに繋がらないことに疲れを感じ、もう少し違った生き方をしたいと思うようになりました。

記者:そこからどうやって、現在の活動につながったのですか?

勘崎:外資系ファンド会社に勤めているときに、営業のコミュニケーショントレーニングを中心に数多くの研修を受けました。
特に日本の企業ではそこまで意識しませんでしたが、その後転職したいくつかの外資系企業では、色んな国の方と仕事をするので「人種や宗教も違う中どうやって人とコミュニケーションをとるのか」ということが非常に重視され、そのための人間関係のトレーニングを多く受けました。
私にとってこれがとても面白く良い経験で興味を惹かれたので、転職後に何かするとすれば、人間関係や人間の内面の心理的なものをしたいと漠然と思っていました。
そこで金融の仕事を辞めた後、コンサルタントとして活動しようとしたときに、まず人を知るベースとしてカウンセリング・心理学と学び、そこに自分の今までの経験を活かしながら企業コンサルタントとして活動しています。
それに加え最近では、大学を出た若者が就職試験に安心して挑めるそのお手伝いとして就職活動の支援をしています

記者:これから、どんな世界を作りたいと思われていますか?

勘崎:自分の人生を振り返ってみると、こうやって仕事をしながら身につけてきたスキルやコミュニケーション能力を、20代30代といった若い時からもっていたら、自分ももっと楽しかっただろうし、私の周りの人達ももっと楽しかっただろうなと思っています
最近の学生と話していると、先輩と後輩の関係が薄く、1学年違うだけでも話が合わないとよく聞きます。昔の方が先輩と後輩の関係が密接で、先輩から色々な話を聞けていた。学校だけでなく社会も同じように世代間の交流や人間関係が希薄になっているのかもしれません
そんな時代だからこそ、私は自分の今まで培ってきたスキルを若い人たちに伝え、人間関係を豊かにしていきたい。またそうすることで、私自身も若い人たちのエネルギーや発想力をもらい成長したいと思っています。

記者:勘崎さん今日はインタビューをありがとうございましたです

★★勘崎さんの詳細情報についてはこちら↓
 https://m.facebook.com/kazuya.kanzaki1

【編集後記】
インタビュー記者を担当した古田です。
自分の学生時代を考えてみると、人生の先輩が学んだこと+技術と気づきまでプレゼントしてもらえるなんて、なんてありがたい事だろうと感じました!世代間の交流を通して日本を元気に盛り上げていきたいですね!

この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b3

参照URL
https://note.mu/info/n/ne1ca0fcdf40e
https://note.mu/hasht

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