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留学先コロラドの高校の出来事がきっかけで、歴史と演劇が好きです。多角的な視点を持つため…

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留学先コロラドの高校の出来事がきっかけで、歴史と演劇が好きです。多角的な視点を持つためフランスの大学院で日本史研究をしました。ポルトガルやカンボジアを放浪したり、フランス各地で数年演劇をしたあと帰国。社会のハッピーに貢献できるよう、当時の経験を色々な形でお仕事に活用しています。

最近の記事

日本のエロティシズム

フランスとドイツの国営テレビ局Arte(アルテ)の「Invitation au voyage(旅へのいざない)」で今年制作にあたった「エロティック・ジャポン」が先月、オンエアされました。 👇「エロティック・ジャポン」18:27〜 https://app.frame.io/presentations/f5ac6a0b-33b3-42dd-8969-44e058420032 性的快楽を禁忌とみる欧米のキリスト教的教義が日本に伝わる以前、古代中国の文化思想に範をみた当時の日本人

    • あのこと。

      L’événement というフランス映画をみてきた。邦題は「あのこと」。 もとのタイトルもシノプシスも読まずに観に行ける時間帯で選んだので、てっきり「あの子と」かと思ったら、「あの事」だった。すごく良いタイトル。 中絶がまだ違法で刑務所行きだった60年代。妊娠してしまった将来有望な文学科の女子学生が、自分の人生を選択するために酷い不条理や危険を強いられながら中絶を成功させる12週間のお話で、アンヌ・エルノーという作家の自叙伝的小説をもとにした映画。こんにちアメリカで起きて

      • マレーシア出張記0

        2年半ほど前から関わらせていただいている、クアラルンプールのコンサートホールのお仕事でマレーシアに行ってきた。頭の中が34度の常夏のまま帰ってきたから、まさかの気温3度の東京に戻ってきて身体がちょっとバグを起こしている。はやくマレーシアに帰りたいな。なんちゃって。 コロナのために入国審査が厳しくなっていて、事前に大量の書類の準備に追われた。じつは2回ほど入国審査でリジェクトされて現地の当局に電話し、リジェクトされた理由を聞くと「ワクチン証明書のフォーマットがだめ」。 手続

        • 遠くからの祈り

          おととい、カブール出身のアフガニスタン人の女の子(30代くらい)をZoomインタビューした。 コロラドの高校の体育で仲良しだったアフガニスタン人の女の子を思い出す。名前が思い出せない。アのつく長い名前だった。 クリスマスにはミントが入った大きなチョコレートをくれた。 「7年前にアフガニスタンを出て別の国に移り住んだ。安全のためにも今どこにいるかは言えない。」とのことだった。 震える声で、アフガニスタンの現状を教えてくれた。 「今はまだアフガニスタンにインターネットがあ

        日本のエロティシズム

          まるい地球。

          ふと目を覚ますと、窓のはるか下に海ではなく地面がみえた。 まるい地平線。天上前方には太陽。 ふいに胸を衝かれた。地球が自転している 笑。 これまで何度となく飛行機に乗ってきたのに、地球が自転しているという奇跡に有難いような、切実に愛おしいような、不思議な気分になった。 感謝して、大切に生きなければ。 相変わらず映画プロジェクトは問題が山積みだ。 エリックとの相互理解も時間が必要だ。 でもその過程で出会う人々とのやりとりは面白い。 エリックとのやり取りも、面白い。お互いへ

          まるい地球。

          速達という名の憧れ。

          フランスに速達を出す時は11年前から変わらず、郵便局で 「速達でお願いします。」と言う。 EMSしかないのを百も承知で いつかもうちょっと安価な速達サービスが出てきてくれないかという希望から しつこく: 「速達でお願いします。」 「はい。あ、、フランスですね。EMSしかないんですが、大丈夫ですか?」 「はい、ではそれでお願いします。」 というやりとりをくり返す。 本当に速く確実に届くならいい。 そうじゃない時の2000円以上の出費は、しんどい。 でも19日に出した速

          速達という名の憧れ。