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最近よく聞く 「コンピテンシー」ってなに!?(今後の学校教育や部活動を実施していく上で重要となるキーワード)

※本記事はイマ.チャレ第2号に掲載されております。無料定期購読のお申込みはこちらから → https://eduship.co.jp/imachalle/

■「コンピテンシー」とは?

コンピテンシーとは専門的な表現では「人生で直面する様々な課題に対して、自分がもつ知識やスキル、価値観などを活用することで、適切に対処しいく能力」とされています。

簡潔に表現すれば「これからの時代を生きていくために必要な資質や能力」と言うことができるでしょう。

国や時代の違いによって、「社会の在り方」も異なります。よって、必要な資質や能力である「コンピテンシー」も国や時代によって異なるものになります。

しかし、いつの時代においても、そして、どのような国であっても「次の時代を生きていくために必要な資質や能力」を追求することが不可欠であり、
「それらを明確にすること」が全ての教育活動の出発点になります。

■次の時代はどのような時代か?

現代ほど変化が激しく、未来が予想できない時代はないでしょう。産業やテクノロジーの急速な発展、益々進むグローバル化、世界人口の増加や環境問題など、状況が刻一刻と変化する時代では、求められる「資質」や「能力」、つまり「コンピテンシー」も社会の変化に合わせて変わってきています。

現代の子どもたちは何かわからないことがあれば、瞬時に調べることができます。また、漢字の書き順を覚えても、20年後には文字を書くという機会そのものが著しく少なくなっていることも考えられます。

知識をただ暗記することの価値が益々低下しており、今後は「既存の知識やスキルを組み合わせ、目の前の課題に対して新しい解決策を生み出し続けること」が求められます。

しかし、このような変化の時代だからこそ、何を教えるか?ではなく、「どんな資質を身につけるか?」にシフトしていくこと、つまり「コンピテンシー」を軸に教育内容を整備していくことは、世界各国の教育機関にとって、ますます重要な議題となっています。

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■次の時代に求められる「コンピテンシー」の枠組みが発表された

では、次の時代を生き抜いていくための「コンピテンシー」とは具体的にどのような資質や能力でしょうか?

この質問に答えるための国際的プロジェクトとして、OECD(経済協力開発機構)が2015年に「Future of Education and skills2030」をスタートさせました。そして、このプロジェクトの第一弾の成果として、「2030年の社会
に必要なコンピテンシー」の枠組み(*1)が発表されました。それが「変革をもたらすコンピテンシー」です(下図)。

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*1 詳しくは「Future of Education and Skills 2030 Learning Compass」ウェブサイトをご覧ください

■コンピテンシーを育む「学校スポーツ運営」チェックリスト

では本号ではまず部活動において下記のチェックリストを考えてみましょう。部活動を取り組む上で、資質・能力に視点をおいて整理する助けに
なります。

今後、学校スポーツジャーナル 「イマ.チャレ」では、ウェルビーイングやコンピテンシーなど、現代の教育テーマも取り上げていきます。是非、
次世代を生きる子どもたちが、次の時代に必要な「資質・能力」を高めていくために、共に学んでいきましょう。

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