学校スポーツジャーナル「イマチャレ」公式note

「学校スポーツ改革」に特化した日本初のメディア。EDUSHIP・読売新聞社・筑波大アスレチックデパートメントの3者で創刊しました。部活動の地域移行の提言案が出された今、多くの実践事例や考え方を全国へ発信していきます。https://eduship.co.jp/imachalle/

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「学校スポーツ改革」に特化した日本初のメディア。EDUSHIP・読売新聞社・筑波大アスレチックデパートメントの3者で創刊しました。部活動の地域移行の提言案が出された今、多くの実践事例や考え方を全国へ発信していきます。https://eduship.co.jp/imachalle/

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最近の記事

【The Process】まちづくり部を通して、こどもが主体的に参画できる地域に。~株式会社イツノマの都農町における取り組み~

宮崎県の中東部に位置する都農町。人口約9,500人のこの地域では、株式会社イツノマが運営する「まちづくり部」が新しい部活動(地域クラブ)の取り組みとして注目されています。 今回はまちづくり部設立の背景や活動内容、目指す未来像などについて、株式会社イツノマ・代表取締役社長の中川敬文氏へインタビューさせていただきました。 ■株式会社イツノマ設立の経緯とまちづくり部—株式会社イツノマ設立の経緯とまちづくり部について教えてください。 元々ベンチャー企業一筋でやってきました。ポー

    • 【The Process】子どもたち自身で考え、放課後をデザインし直す。~新潟市立白新中学校「放課後デザイナー活動」「白新ユナイテッド」~

      新潟市中央区に位置する、生徒数約200名の新潟市立白新中学校。この学校では、現状の部活動をただ地域に移行するのではなく、部活動の本来の目的に立ち返り、生徒自身で考え、平日も含めて放課後の時間をデザインする取り組みが行われている。なぜ全国に先駆けて大胆な改革を進めるのか、その目的と取り組み内容を改革の中心人物の1人である堀里也教諭に聞いた。 ■「放課後デザイナー活動」と「白新ユナイテッド」 —―現在白新中学校では、どのような形で放課後の活動が行われているのでしょうか? 白新

      • 地域企業でもできる!部活動改革|茨城町教育委員会&トヨタモビリティパーツ茨城支社|イマチャレコンベンション2024SPRINGイベントレポ #5

        ※本記事は2024年3月28日に開催されたイベントのレポートです。登壇者の所属・役職はイベント当時のものです。 本セッションでは、茨城県茨城町にある地域企業との協働における部活動地域移行の取り組みについて紹介がありました。部活動の地域移行において、教育やスポーツに関連している企業が連携している場合が多いなか、茨城町の取り組みでは一般の企業が関わっているということがポイントです。 ここでは、茨城町教育委員会とトヨタモビリティパーツ株式会社茨城支社の協働について紹介します。

        • 夢や挑戦の溢れるまちづくりへの貢献を目指して/一般社団法人福知山ユナイテッド|イマチャレコンベンション2024SPRINGイベントレポ#4

          ※本記事は3月28日に開催されたイマチャレコンベンション2024SPRINGのSESSION1「地域で生まれる新たな文化・スポーツ活動」からご紹介します。 イマチャレコンベンション2024SPRINGのセッション1「地域で生まれる新たな文化・スポーツ活動」の3団体目は、京都府福知山市にある福知山ユナイテッドの片野翔大氏。 福知山ユナイテッドにおける部活動改革の取組みのポイントとして下記の3つの点が挙げられました。 官民”理解” 「どぶ板」営業 その街の「スポーツ・文

        マガジン

        • 部活動改革の実践事例紹介(地域移行など)
          3本
        • イマ.チャレ オンラインプログラム
          4本
        • イマ.チャレWEB版・第3号(2022.2)
          3本
        • イマ.チャレWEB版・第2号(2021.10)
          4本
        • イマ.チャレWEB版・創刊号(2021.7)
          3本

        記事

          スポーツを通じた多世代交流を目指す部活動改革に/NPO法人アビースポーツクラブ|イマチャレコンベンション2024SPRINGイベントレポ#3

          ※本記事は3月28日に開催されたイマチャレコンベンション2024SPRINGのSESSION1「地域で生まれる新たな文化・スポーツ活動」からご紹介します。 北海道安平町にあるNPO法人アビースポーツクラブでは部活動改革のポイントを下記の3つ(成果・課題)として挙げています。 デッドラインを決める  (成果) 多世代交流へのシフトチェンジ (成果) 移動問題の解決 (課題) ■安平町のビジョンとアビースポーツクラブの目指す方向性 北海道安平町は、人口7300人のまち

          スポーツを通じた多世代交流を目指す部活動改革に/NPO法人アビースポーツクラブ|イマチャレコンベンション2024SPRINGイベントレポ#3

          今までの考え、あり方からの意識改革を含めた部活動地域移行/一般社団法人柏スポーツ文化推進協会(KSCA)|イマチャレコンベンション2024SPRINGイベントレポ#2

          ※本記事は3月28日に開催されたイマチャレコンベンション2024SPRINGのSESSION1「地域で生まれる新たな文化・スポーツ活動」からご紹介します。  一般社団法人柏スポーツ文化推進協会(以下KSCA)の藤﨑紀仁氏からは下記の3つのポイント(成果・課題)について取り組み紹介をしていただきました。 教員の時間外在校等時間の削減 (成果) これまでにない新たな経験や地域コミュニティの拡大(成果) 今までの考え、あり方からの意識改革(課題) ■KSCAの柏市における

          今までの考え、あり方からの意識改革を含めた部活動地域移行/一般社団法人柏スポーツ文化推進協会(KSCA)|イマチャレコンベンション2024SPRINGイベントレポ#2

          【新企画】「イマチャレSTUDY TOUR」をスタート!第一弾は長野県飯田下伊那地区「エンジョイスクエア視察会」を実施します。

          イマチャレでは、部活動改革を促進するための取り組みとして、新たに「イマチャレSTUDY TOUR」をスタートいたします! 報道や記事だけでは伝わらないリアルな現場(子どもたちや指導者・地域の方々の姿、運営側の課題や解決策など)をご自身の目で確かめて頂くことで、部活動改革に向けた正確で深い理解と新たな発想を得ることを目的としています。 ■第1回目は長野県飯田下伊那地区「エンジョイスクエア」 第1回目となるイマチャレSTUDY TOURでは、長野県飯田下伊那地区(14市区町村

          【新企画】「イマチャレSTUDY TOUR」をスタート!第一弾は長野県飯田下伊那地区「エンジョイスクエア視察会」を実施します。

          スポーツ庁と振り返る1年目、そして2年目の展望|イマチャレコンベンション2024SPRINGイベントレポ#1

          ※本記事は3月28日に開催されたイマチャレコンベンション2024SPRINGのオープニングセッションをご紹介します。 イマチャレコンベンション2024SPRINGのオープニングでは、『スポーツ庁と振り返る1年目、そして2年目の展望』について、スポーツ庁地域スポーツ課・課長の橋田裕氏より、お話しがありました。本記事では、スポーツ庁の取り組みと部活動改革の意義、今後の展望についてご紹介します。 ■スポーツ庁の取組みにおける課題背景と部活動改革の意議 部活動の部活動の地域移行

          スポーツ庁と振り返る1年目、そして2年目の展望|イマチャレコンベンション2024SPRINGイベントレポ#1

          【イベントレポート】イマチャレコンベンション2024SPRING

          イマチャレコンベンション2024SPRINGのイベントレポートをご紹介いたします! 3月28日(木)13:30~部活動改革の現在地~改革推進期間1年目を振り返る~をテーマにイマチャレコンベンション2024SPRINGをオンライン開催しました。700名を超えるお申し込みをいただき、自治体をはじめ、学校、地域団体、企業、保護者などさまざまな立場の方にご参加いただきました。 後日、各セッションの詳細なレポートも公開いたしますが、本日は速報版として概要をお伝えします。 Ⅰ.スポ

          【イベントレポート】イマチャレコンベンション2024SPRING

          【3/28PMにオンライン開催】部活動の改革推進期間1年目を振り返る「イマチャレコンベンション2024SPRING」全セッションを公開!

          部活動改革をテーマとした「イマチャレコンベンション2024SPRING」を3⽉28⽇(木)13時30分からオンラインにて無料配信いたします。当日の全セッションとタイムテーブルが決定しましたので、お知らせいたします。 ■今回のテーマ 「部活動改革の現在地~改革推進期間1年目を振り返る」 この1年を振り返り、どんな成果があったのか、どのような課題が残ったのかを明らかにし、来年度のアクションにつながる情報を発信していきます。 ■イベント概要開催方法|オンライン配信 ※録画配信

          【3/28PMにオンライン開催】部活動の改革推進期間1年目を振り返る「イマチャレコンベンション2024SPRING」全セッションを公開!

          【無料オンライン配信】部活動改革の現在地~改革推進期間1年目を振り返る~|イマチャレコンベンション2024SPRING

          3月28日に、 イマチャレコンベンション2024SPRING 部活動改革の現在地 ~改革推進期間1年目を振り返る~ をオンライン開催いたします! ■お申込みはこちら https://peatix.com/event/3866200 【イベント概要】 開催方法:オンライン配信 ※録画配信あり 日時:2024年3月28日(木)PM ※所要時間:3時間~4時間(約1時間/セッション) 対象:自治体・学校・地域クラブ・スポーツ指導者など。 主催:イマチャレ製作委員会 特別協

          【無料オンライン配信】部活動改革の現在地~改革推進期間1年目を振り返る~|イマチャレコンベンション2024SPRING

          【The Process vol.1】地域人材を確保する多様な好事例の紹介~指導者バンクの設置・教員の兼業兼職・民間委託・大学連携~(2023年11月)

          先日もnoteでお伝えしましたが、イマチャレ公式note及びその他メディア(Youtube等)にて新連載「The Process(ザ プロセス)」をスタートします! 第一弾となる今回は、2023年よりイマチャレが自治体の皆さんと開催している「部活動改革に関するオンライン相談会」の内容を御紹介します。 イマチャレでは、2021年の冬から、月1回程度「イマチャレオンラインプログラム」を開催し、様々な関係者の取り組み紹介やディスカッションを行ってまいりました。 これまでのイマ

          【The Process vol.1】地域人材を確保する多様な好事例の紹介~指導者バンクの設置・教員の兼業兼職・民間委託・大学連携~(2023年11月)

          【新連載スタート】イマチャレ「THE PROCESS」|全国の「実践者」の試行錯誤の過程をお伝えします!

          イマチャレ公式note及びその他メディア(Youtube等)にて新連載をスタートします! タイトルは「The Process(ザ プロセス)」です! 小中学生年代の文化・スポーツ環境の未来をつくる「実践者」の皆さんが、 全国各地で試行錯誤をされながら取り組まれているアクションの「過程(プロセス)」をお伝えしていきます。 ■なぜ始めるのか?イマチャレは部活動改革に特化した課題解決プラットフォームとして、2021年にスタートし、様々な取り組みを進めてまいりました。 部活動

          【新連載スタート】イマチャレ「THE PROCESS」|全国の「実践者」の試行錯誤の過程をお伝えします!

          イマチャレ年間レポート【部活動改革に特化した課題解決プラットフォーム】

          今年も1年間ありがとうございました! 2023年は部活動改革の推進期間に入り、様々な自治体・学校・地域スポーツ団体・省庁・企業の皆様との「共創」へと発展することが出来ました。 部活動改革は、今後の日本のスポーツ界・教育界の運命を左右するともいえる大きな社会課題ですが、全国で改革を実施されている皆様と力を合わせて壁を乗り越え、よりよい未来を創造していければと考えておりますので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。 イマチャレの今年1年間の活動や成果を以下にまとめましたの

          イマチャレ年間レポート【部活動改革に特化した課題解決プラットフォーム】

          「勝利」を求めるのは人の根源的欲求!?

          ※ 本記事は2023年3月発行のイマチャレ第6号に掲載されています。 ■「勝利」には人を誘惑する魔力がある  目の前の試合で勝たせるために、長時間練習を行い、その種目のことだけを考えさせ、時間がかかる主体的な活動はなるべく排除し一方的に指示に従わせる。「勝利だけを追い求めることは 良くない」と頭で理解していても、 その欲望を克服することはなかなか難しい。生徒が成長し、試合に勝たせることが 「子どもたちのため」だと信じている(信じることで自分のやっていることを 正当化してい

          「勝利」を求めるのは人の根源的欲求!?

          地域移行の前に、スポーツ文化の改革を

          ※本記事は2023年3月発行のイマチャレ第6号に掲載されています。 ■ 日本の部活動環境は世界と大きく違う  日本の部活動環境は世界的に見れば非常に特殊で、ある意味、異常といって良い。もちろん、部活動環境があったからこそ、全ての生徒が文化スポーツ活動に親しめる機会を安価に提供できてきたことは事実である。日本の教育の素晴らしい側面の一つであろう。一方で、文化スポーツ活動に親しむ機会を提供する目的を超えて、部活動が過熱化してきたことで生じているネガティブな面がある。 ■ 日

          地域移行の前に、スポーツ文化の改革を