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【S】sea/snow/simple


一番好きな物は【sea】海
地球上の色んな国を繋いでいる海
見ているのも好きだし、波の音を聞いているだけで幸せな気分になれる。
金沢にいた子供の頃は海は結構遠く、電車に乗らなければ行けない場所だったが、有難いことに今は歩いても行ける場所に住んでいる。
だけど、勝手なもので、いつでもすぐに行けると思うと、そんなに行かなくなるものだ。



でも年に何回かは海が恋しくなる。
何か悲しいことがあると、ひとり波の音を聴きに行く。
近くだけど車で出かけ窓を開けシートを倒し目を閉じる。
そうすると自分だけの空間を創ることができる。
潮の香りと波の音、私だけの時間。
目を閉じると海をさらに近くに感じる。
心の中に溜まったギザギザした塊は、波に誘われるように海の彼方へと消えていく。
やっぱり、この地に呼ばれた気がする。
私の思いすごしか?
さっきまで腹がたっていた夫に感謝しなければと思う。
「出会ってくれて、ありがとう」
本人には素直に言えないから心のの中でつぶやいて家路につく。


今はもうない懐かしい家

【snow】
北陸の雪は重たい牡丹雪だ。
静かに降り続け、朝には車が出せないほど積もることが度々あった。
だから静かな冬の夜は要注意だ。
降り積もった雪を何とかしなければ仕事にも行けない。
海のそばにある我が家はまだ積雪量は少ないが国道を越えるとグッと増える。


毎年大変だが、この厄介な雪をスコップやらスノーダンプなど駆使して除けて行く作業が、私は結構好きである。
初めはフード付きコートに厚手の手袋と更に毛糸の帽子と重装備だが、しばらくするとコートさえいらないくらい暑くなる。
結構な運動にもなるし、何より駐車スペースをスッキリさせた達成感に満足する。
翌々日くらいに背中やら腕が痛くなるが、やはりこの年中行事がなければ寂しい。



この暑すぎる夏が過ぎれば、短い秋をちょっとだけ楽しみ、北陸ならではの冬を楽しむ。そしてまた桜の季節を迎える。
日本に生まれた幸せを味わう。


うちわに描いた向日葵

【simple】
小さい頃、何でもゴチャゴチャと考え過ぎ子供だった。
発言する時も皆はどう思っているのか気にし過ぎて自分の意見なんて全く言えない子だった。
大人になるに連れ、ここまではオッケーの枠がどんどん広がって、今ではまるまるOPEN!
どんなに繕っても私は私以下でも以上でもない。
人生思ったほど長くないから、このまんまの私をsimpleに見せた方が楽ちん(^^)
こんな私ですが、これからもよろしくお願いします🍀




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