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例え話が上手いエンジニアはいいエンジニア

今日の話はこのタイトルにすべて集約されているので、正直もう書くことはないです。笑

私がこの理論にたどり着いたのは、はじめて仕事のプログラムを見て階層の深い配列が理解できずに、当時の上司に言われた言葉がすごく印象的だったことからはじまります。

家のタンスで、Tシャツとズボンを同じ引き出しに入れてるか?ごちゃごちゃにいれると取り出しにくいから、別の段にしまうよね。
この配列はTシャツを入れる段、この配列はズボンを入れる段だと思って。
さらにこの配列を囲ってるのは、Tシャツの段とズボンの段を入れるためのタンスなんだよ。

ただの文字列だったもの配列たちを身近なものに置き換わったことで、一気に生きたものに見えてきました。この上司に出会ってから、私も分かりにくいことは例えをあげて話すようになりました。

特に、エンジニアではない人に「システムエンジニアってどんな仕事なの?システムを作るってなんの?」と言われた時に本領を発揮します。HPやアプリ作ってるよ、みたいな分かりやすい例えでもいいのですが、話を聞いてくれそうな人であればその人の好きなもの例にあげます。例えばスニーカーが好きな人の場合こう説明してあげると絶対に理解してくれます。

あなたの履いているスニーカーを作るために、布やソールなどを取り寄せる必要があるよね。1つのスニーカーに対して、どのくらいの材料が必要かはシステムで管理できるじゃん。さらに完成したスニーカーをどの店舗が何足欲しがっていて、何足渡すのかもシステムで管理できるじゃん。そういう色んなシステムを考えて作るのがシステムエンジニアだよ。


この記事を書こうと思ったのは、最近一緒に趣味でプログラミングをしている友達も例え話が上手いからです。漠然と言葉にできないイメージを「ちょっと違うんだけどこんなイメージなんだよね」と例えをあげてくれて、それに対して私も「これも近くない?」と2人でどんどんとイメージのすり合わせをしていって認識合わせをしています。お互いの例えがずれていればすぐに軌道修正ができますし、例えの中から新たなアイディアが生まれることもあります。これをどちらも意識することなくできていることに感動しました。

エンジニアで「分からない」というのは大きな壁となりますが、それを「例え話」で乗り越えられるエンジニアが身近にいるとすごくやりやすくなります。この経験を経て、私の中で例え話が上手いエンジニアはいいエンジニアという方程式が出来上がりました。

ユーザー折衝と悩むエンジニア、メンバー同士の認識合わせ、文系出身の新人エンジニアの育成など、どんなところでも活きるこのスキルを一度見直してみてはいかがでしょうか。

ここまで読んでくださりありがとうございました。是非、また読んでくださると嬉しいです!

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