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ひとりソロキャンプではなく、個食個泊のグループソロキャンプで良かったこと

グループキャンプの唯一のルールは、 こいしゆうかさんが提唱している『個食個泊』スタイルでやること。

グループでキャンプに行ったとしても、それぞれが自分のテントや食事を用意するというものです。共有するのは、真ん中においた焚き火だけ。焚き火がリビングになって、人と話したいときはそこに集まるんですが、一人になりたいときは疲れたときには自分の部屋であるテントに入るんです。まるでシェアハウスですね!


それに伴い、こいしさんの本はキャンプバイブル兼事前課題図書として、全員キャンプ前に買って読んでキャンプに挑んだ。イラスト中心なのですごく読みやすい。


個食個泊は、おのおのが自由に過ごせる一方で、グループならではの良さもあるいいとこ取りなスタイル。

キャンプ初心者も、ファミリーキャンパーも、玄人キャンパーでもメリットだらけなので、実際にやってみて感じたよかったことをリストアップしてみた。


他の人のギアを眺めるだけでなく、触ったり試したりできる

通常は他の人のサイトやギアに興味あっても眺めるだけ。赤の他人のギアを触ったり使わせてもらうのはなかなか難しいし、逆にされたらびっくりする。

だけど友人たちと行くグループキャンプなら、テントの中に入ったり、気になるザックを背負わせてもらえたり、バドニング用のナタを試させてもらったりできる。

ただし、試せる分、欲しい物が増える危険性はあるので注意。


ほんの少しだけ設営・撤去などを助けあえる

自分のことは自分でやるのが基本ルールだけど、ちょっとの助け合いはアリ。

ママが子供の世話してる間に、複数人で組立てる大型テントを初心者キャンパーのパパが1人で設営なんて無理なので、気が付いた人がサッと助っ人に入る。

助っ人として入った側も、自分の持ってないタイプのテントの設営ができるので新鮮な気分で楽しくなれる。


テントサイトを離れるとき誰かが見張っててくれる

トイレや水場に行くときの防犯対策という意味で安心。テントに鍵がかけられないので、見張っててくれる人がいるのはありがたい。


キャンプ飯をちょっぴりお裾分けできる

焼肉も悪くないけど、せっかくなら色々なものが食べたい。その欲を程よく満たしてくれる。ラム肉やシーフードのお裾分けはかなり好評。


忘れ物を借りられる

「あ!お醤油ない!」みたいなときも安心。長屋みたい。


薪や炭、火をシェアできる

どうせ燃やしてしまうので、薪や炭を安く仕入れてくれた人とシェアできるのはありがたい。

少し遅れて焚き火スタートの人は、既に火がついてる炭や薪を分けてもらって着火剤を節約できてた。点火のこだわりがなければアリかも。


光もシェアできる

ソロで暗い雰囲気あるのもいいけど、みんなで焚き火を囲み、それぞれのランタンをつけると、かなり明るい場ができる。心地よい。


子供の遊び相手が親以外にもたくさんいる

子供たちは、親だけでなく、親の友人の大人たちと遊んだり、他のファミリーの子供とも遊んだりできる。自宅で自粛気味だったちびっこは大満足の模様。

親も子供を友人に任せて、夫婦の時間が作れる。ふたりで火起こししたり、テント設営したりと楽しめるようで良さそう。


パーティを結成して一緒に冒険ができる

ドラクエウォークの「一緒にぼうけん」でパーティを組んで、焚き火を囲み、メガモンスターを討伐。ちょっとリアルに冒険者になった気分で楽しかった。

夜通し語れる

薪をすべて燃やし終えるまで深夜までアツく語り明かしている人たちもいた。炎を見てるとなんかオープンな気分になれるのはなんでだろう。


まとめ

モノや時間、場所、労力、楽しみをみんなで共有するから、キャンプをしているあいだ、いつもより人にやさしく、周囲の人に常に感謝した気持ちで過ごせる。

それは、とても心穏やかで心地よい時間。

「個食個泊は、人にやさしく、人に感謝して一日を過ごせる」


ひとりの時間も尊いが、ほどよい距離を保てる個食個泊スタイルのグループキャンプは、一人ではできない楽しみ方ができる。

だから完全ソロができるベテランキャンパーたちでも、時折グループソロキャンするのかもしれないなと焚き火の写真を見ながらふと思ったりした。


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