長いトンネルを抜けるとそこは取引先だった

これはnoteフェスのマイクラ企画
テストサーバーの時のお話。

目の前にあるのは
絶望の島に誰かが作った
ネザーゲートという名の魔界の扉。

この先は、
地獄のような世界が広がり、
魑魅魍魎ちみもうりょうが闊歩している。

なぜか木のつるはしを片手に

「よし、飛び込んでみようじゃないか！」と

たった一人、
ネザーゲートをくぐってみる。

すると
目の前がぐにゃぐにゃとひずみ
ゲートの先の世界が構築されていく…

そして、
新たな世界の入り口に
到着した瞬間に見えたのは、

取引先だと！？

ネザーゲートの向こうには、
魔界の闇商人でもいるのか！？

そしてなんだか
身体が燃えるように熱く
焼けるようなダメージを感じる。

ここに居続けるのは危険だ。

急ぎサッとゲートから飛び出して、
最初に目にしたものは、

え！

YOU！！

こんなかわいい顔して闇の商人なのか？！

いや、違う気がする…

いくらマイクラ初心者でも、
それくらいはわかるさ。

きっと他にいるんだろう、闇商人。

そう思い、
あたりを見回して、

さっと隠れた物体の姿を目撃。

チラッ

ん？

なんかいたぞ。

そして、
もう一度柱から顔を出した瞬間

目の前に現れた取引先の先方。

あ！

記念のスクリーンショットを撮ろうと
パシャッとフラッシュをたいた瞬間、

ほぼ同時に、
先方からの挨拶がわりの火炎放射。

コレがホントの熱烈歓迎…

そして振り返った先には、
破壊されたネザーゲートが。

紫のぶぉんぶぉんしたやつがない…

OH…、コレ帰れないやつじゃないか？

闇の取引先からは
もう帰してくれないってことですか？

恐る恐る、
わずかな可能性に賭けて
ネザーゲートをくぐってみるものの

やはり、帰れない。

そして自分の右手を見て、悲鳴をあげる。

あぁぁぁっ！！！
トリさーーーーーーん！！！！

先客のニワトリさんは
取引先の過激な熱烈歓迎により
一瞬で焼き鳥になっていた…

さあ、どうする…

焼き鳥と木のつるはしだけで
この地獄を生き延びる自信はない。

「この取引先、気がちがうわ。」

諦めの境地に達した自分は、
右手の焼き鳥を握りしめ

さあと音を立てて
マグマの中に流れ落ちるようであった。

その後無事に（？）死に戻り
手ぶらで身ぐるみ剥がされ
いつものみんなの島に帰りました。

グッバイ、トリさん。

マイクラは初心者でも、
ひとりで遊んでも楽しいね。

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