言語は棍棒 雑考


年に数回かパーティーピーポー

突然思い立って人を呼び集めてパーティーをした。といってもケーキもないサプライズもないただ飲んで食ってだけだったが。
話題は地方都市で家業を継ぐこと、そこに嫁ぐこと、地方都市の政治犯罪とその取締り、代用監獄の違法性、医療系資格の転生方法、大学受験、キリスト教聖職者の学閥、リアムとノエル…etc
私が座の中央に座っていたので全ての話題が耳に入ってきた。つまり雑多だった。
ワインを三本空けてほろ酔いで帰宅。

ダイエット宣言

182cm,86kg軽肥満である。お腹周りが苦しい。
ダイエットをする。膨れて不健康そうな輪郭と肉に埋まった目鼻を写真で見て決心した。これでもかつてはそれなりの美少年だったのだ。もう少年ではないが美丈夫にはなりたい。
だから今年中に10kg落とす。

言語は棍棒

日本語検定一級の問題を解いてみる。

合格基準が8割なのに対して正答率は七割だったので落第。く、くやしい。

ところで言語能力とはなにかと考えてみたがそれは棍棒だと思う。眼の前に未知の課題が出てきた時にそれを力業でねじ伏せる武器だ。生々しい生きるための武器といったなにか。
あるいは悲惨なことがおきた時、絶望せずにやり過ごす方法を探すための材料だと思う。
例えば子供はボキャブラリーが乏しいため自分の感情や境遇を言葉で処理できない。だから癇癪を起こす。大人でも言語能力が低いとストレスへの対処能力が下がるという。
そうならないための武器がほしい。それは絶望感をやっつける棍棒だ。

What is セクシー?

セクシーな男とはなにか?について妻と話していた。私にとっての男の色気はエレガンスである。立ち居振る舞いと言動と声の美しさだ。なお第一条件は姿勢の良いことだ。
六代目三遊亭円楽がまず浮かぶ。
それから室伏広治、ラグビー元日本代表の五郎丸選手も入る。筋肉が好きな理由ではないが所作や言動が美しいマッチョはポイントが高い。
いくら美男子でもマッチョでも姿勢が悪かったり振る舞いが下品だとダメ。むしろ容姿がいい分だけ嫌悪感が増す。
私のセクシーの基準は容姿ではない。美しいこと、いや、美しくあろうとする内心にセクシーを感じるのだ。これは女に対しても同じだ。美しく振る舞おうとする人が美しい。
いや、これはもはやセクシーという話でもないな。ただそういった人が好きだし自分もそうなりたいという話。

ここまで書いて気が付いた。私が岡田斗司夫が嫌いな理由だ。私にとって岡田は美しくないし美しくなろうとする気概も見えない中年の代表だからだ。その言説以前のところで生理的に受け付けない。

読み返す楽しみ哀しみ

美について考えるといつも三島由紀夫の『金閣寺』のフレーズが浮かぶが、手元にないしいくらググっても出てこないからもやもやしてる。本当にそんなフレーズがあったのかも怪しい。
とにかくこんな内容だった。

美が確かに存在するのなら、私は永遠にそれから疎外された存在だ。

もう10年以上前に読んだきりだからうろ覚えだが、このフレーズはよく覚えている。当時は20歳くらいで今よりも感性や劣等感が剥き出しだったので大いに衝撃を受けた。
また読み返してみよう。
それにしても読み返すという行為はなんであら不思議だ。前回より知識量が増えているから内容への理解度は上がる反面、初読時の衝撃はなかったりする。きっと感性が摩耗したか変質したかだ。少し寂しい。


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