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100年続く産業を。『城陽ワイナリーへの軌跡』その2

2014年9月

うん??
はて??
こんなもんなのか。。。

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痩せ細っていて元気がありません。

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はてさて。これは正解なのでしょうか?
希望に黒い雲が立ち込めます。

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まだまだ残暑が残るこの時期なのに。
明らかにおかしい。

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結果的に言うと、
あくる年の春。
この若苗たちは一切の芽を出す事なく。
たった1年でイルフィーコ葡萄園は生き絶えてしまうのです。(結果的にミュラートゥルガウという品種は、冷涼で乾燥した気候でないと…)

意気揚々。前途洋々に動き出した松本号は。
あろう事か航海の序盤にて、沈没の危機に見舞われるわけです。

焦ります。狼狽します。
(でかい事言うたよー。)
(カッコ悪いよー。)

奇しくも。2014年〜2015年の私。
まぁ地域のイベントで1万人呼ぶわ、
3店舗目のパン屋さんオープンするわ、
自身の会長の地域団体が音楽祭やるわ、
市長呼んで100人飲み会するわ、
城陽市のPR PV作るわで。

はっきり言って、オーバーヒート状態。

本業のレストランも大忙しで。
ぶっちゃけ…畑行く機会が減ってた。

病気の兆しやら
元気のない兆しは必ずあったはず。
けれど、それらを捉える知識も時間も…。
まぁこれはいい訳。

大手を振りながら刀振り回してるような、
『完璧調子乗り状態』の松本ですから、
内心、脇汗びっちょりの心持ち。
狼狽、狼狽。

まず、でかい口叩き過ぎて。
誰にも相談はできねー。
かと言って状況を打破する能力も知識もねー。

さて。どうする?松本!
よし。もうこれは…
逃げる!!逃げよう!!
何もなかった事にしよう!!
これは素人が入り込む領域と違います!!
ありがとうございました!
お疲れ様でございました!
もうでかい口叩きません!

とそんな時。そうはさせまいと。

二人の救世主が、
二つの奇跡を同時に起こしてくださるのです。

「この土地。一反(300坪)ぐらいあるわ。しばらく使えよ」

…え?土地?いいんすか?使って。

「何がご協力させていただきたいのですが、
そうですね。苗木200本ほどご提供させてくださいませ。」

…あれ?苗木?葡萄の?もらえるんすか?

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土地と

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苗木。

同時に頂戴することに…。


もう、逃げれねーな。これは。


続く。

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