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参加者の声:「栃木県で過ごした5日間は自分の生き方の指針となった」

2022年11月上旬、iLEAP主催のプログラムで那須塩原市のアジア学院 Asian Rural Instituteに滞在し、気候変動と食料システムについて学びました。4泊5日という短い期間でしたが、1ヶ月は過ごしたのではないかと感じるほど濃密なプログラムでした。

<そもそも「アジア学院」って?>

アジア学院は「世界中から集まった人々が平和的かつ持続可能な方法で『共に生きるため』のアイデアを分かち合う、コミュニティを基盤とした学校」です。

(公式ウェブサイトより)

日本国内とアジア・アフリカ・南アメリカの14カ国から、多様な背景をもつ人たちが集まり、生活を共にしつつ学んでいます。
スタッフ・ボランティアにはヨーロッパや北アメリカ出身の人たちもいて、とても国際色豊かなキャンパスです。

特に、お米、野菜、果物、家畜を無農薬・無化学肥料で育て、料理し、食べるプロセスを共同で行うことを通じて、「共に生きるため」の価値観、知識、スキルを身につけることが目指されています。

<学び・感想>


わたしたちは期間中、たとえば以下のようなことを経験しました。

  • スパイスカレーをみんなで作って手で食べる

  • 自然のものから肥料や防虫剤などを作る方法を学ぶ

  • ぼかし、もみがらくん炭・竹炭を作る

  • 黒磯でヴィーガン料理を食べ、ヴィーガンの思想について知る

  • iLEAPの参加者みんなで献立を考えて80人分の食事を作る

これだけでも非常に濃い内容で、とても多くのことを学んだのですが、何より私が刺激を受けたのは、他の参加者やスタッフと毎回食事をともにする中で、それぞれがなぜここにいて、ここで何を学び、持ち帰りたいかを語り合ったことでした。

ここで有機農業を学び、母国の農家とともに働きたい、といった目標をひとりひとりが持って、サポートし合いながら学び、生き方を探究する。

こんな温かくかつ多様で刺激的な環境が、日本にあったのだと感動しました。
そうした環境を支えるアジア学院の価値観にも深く共感しました。

  • 人々と共に働き、自らの懸命な働き、誠実さ、思いやりを通して自然と尊敬を集める「サーバント・リーダーシップ」

  • 身土不二、すなわち、私たちの身体は食べものによって作られ、食べものは土によって作られる

  • 自然からの反応は農業の結果であり、地球からの反応は私たちのライフスタイルの結果である

どれも私のこれからの生き方の指針になるものだと思います。

そして、一緒に参加したiLEAPのみんなと、お互いが何をしているかより、どうありたいかを共有し合った時間は、私にとってかけがえのないものとなりました。
みんながありのままでいること、オープンであることを大切にし続けたことで、とても深くつながり合えたと感じています。

このプログラムで出会えたiLEAPの参加者&運営のみなさん、アジア学院の参加者&スタッフのみなさんとは、今後も人生のどこかで再び出会いながら、それぞれの場所で歩み続けていくと信じています。

iLEAPの運営のみなさん、アジア学院のスタッフのみなさん、このような素敵な場を作ってくださり、本当にありがとうございました!


上記文章は、独立行政法人国際交流基金(The Japan Foundation)の助成金を受けて実施された「気候変動とフードシステム」についてのリーダーシッププログラムに参加してくださった方が、その経験を一人でも多くの方に伝えるために書いてくださったものです。

私たちiLEAPは、今後も「自分らしいリーダーシップこそが、真のリーダーシップ。」を掲げ、自分のリーダーシップを育てたい人、世界をより良くしていくために何をするべきなのかを常に探求している人のために、さまざまな機会をご提供して参ります。

また、学校・会社・組織向けにカスタマイズしてプログラムをご提供することも可能です。まずは下記メールアドレスまで一度お問い合わせください。

gla@ileap.org

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