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哲学

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#本

『よりよく生きるということ』エーリッヒ・フロム

はじめに:自己実現のその先へ今回はフロムの『よりよく生きるということ』を紹介したい。これ…

『世界市民という観点からみた普遍史の理念』カント

はじめに:自然の与えし素質カントは、本論文にて、人の意志の自由の働きは、規則的に発展して…

『啓蒙とは何か』カント

はじめに:公的理性を発揮せよ本作は、カントが啓蒙の定義について述べた論文である。本論文で…

『永続革命論』トロツキー

はじめに:プロレタリアート主導の革命本日はトロツキーの著作を紹介する。トロツキーは本書に…

『幻想の未来』フロイト

はじめに:宗教批判への入り口以前フロイトの別の著作を紹介したが、今回は、フロイトが文化と…

『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義』シェリー・ケーガン

はじめに:哲学的問いに挑む本書では、死とは一体なんであるか、人間にとって敵であるか味方で…

『人はなぜ戦争をするのか』フロイト

はじめに:エロスが戦争を止める女史は、実はフロイトが好きである。フロイトは、現代科学では誤りであるとされる理論を多く提唱した。しかし、フロイトの功績というのは、心理学発展のためのたたき台を創ったことである。学問の発展の火ぶたを切るのに、誤っているか正しいかは、関係ないのである。 女史は、誰も精神分析など相手にしなかった時代に、ひたすら精神病院の患者を観察し続けたフロイトのマインドセットに大いなる敬意を払っている。 さて、本著は、タイトル通り、人間が戦争をする要因を、精神分

『帝国主義論』レーニン

はじめに:資本主義の発展段階としての帝国主義本日は、レーニンの著書、帝国主義論についての…