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2023年の振り返り〜今年の漢字は「歩」〜

2023年の振り返り記事を書きます。同時に、今年の漢字は「歩」だなぁとふと思ったので、それについて書きます。

2023年は、今思うと「もう年末か」という感じがするけれど、色々なことがあった一方、ゆっくりと時間が流れていっていた感覚がある。2022年の今頃は、まだ新卒時に入社した会社にいて、マーケティングの仕事をしていた。営業からマーケに職種異動した年だった。マーケも営業のように月間目標があるので、去年の年末は月とクォーター目標を達成すべくがむしゃらに手を動かしていた記憶がある。と同時に、転職活動を開始していた。

新卒時に入社した会社は、今でも好きだし新卒で入れて本当に良かったと思っている。また、一種の配属ガチャのような総合職採用の中、ずっとやりたかった仕事ができる希望の部署にも配属されなかったけれど、実際の配属部署とそこで扱うサービスを、懸命に取り組むうちに気付けばとっても好きになっていた。営業として、大好きなサービスを売れることほど幸せなことはなかったなと今思うと感じる。

一方で、サービスの大幅な成長期だった中、変わっていくそのサービスについていくことができなかったのが、実は転職の裏事情であった。転職理由の大半は「ずっとやりたかった転職エージェントの仕事がしたい」という前向きな理由だったけれど、それだけでは居心地の良かった会社を抜ける理由にはならなかったと思う。一年前の自分を思うと、少し幼かったなと思うのだけれど、「変わりゆくサービスに心がついていかなかった」というのが、会社を出るきっかけになった

初めての転職活動で、沢山自己分析もし、SPIの勉強もかなりやって(笑)転職活動自体はうまくいっていた。結果3社内定をいただき、当時第一志望だった会社に内定を承諾した。2023年2月のことである。そこから、二度目の上京をすることになる。

↓二度目の上京について書いた記事

あんなに身を粉にして働いた会社だったけど、期の節目でもあったこともあり、辞める時はあっさりしていた気がする。私自身は少し気後れしていたけれど、会社は一人いなくても普通に回るんだと、良くも悪くも実感したことを今思い出したw

そこから3週間くらい有給と合わせてお休みを取り、4月中旬から、初めての転職と、同時に二度目の上京をすることになる。

4月からの5ヶ月ほどは、とにかく無心に働いた。入社数週間から、色んなギャップを感じ違和感を抱えながら働くことになってしまったけど、”自分で決めた会社だから”、”最初は苦しいのが普通だ。ここを耐えればもっと心地よく働けるはずだ”と信じて、ただやるべきことをやり続けた。

何があったかとか、何に違和感を持ち何が苦しかったのかは、少し込み入った内容なので自分自身での振り返りに留めてここでは割愛するけど、8月くらいから少しずつ体調を崩すようになった。”まだいける”と思ってはいたものの、メンタルもきていたのだと思う。このnoteを書き出したのも8月くらいからだった。きっと、誰にも言えない心の内を、どこかに吐き出したかったのだろう。

9月頃になって、明らかに精神的に辛くなっていったのを感じた。そして、10月に休職、10月末で退職することになる。あんなに一生懸命転職活動をして、自分としては納得のいく決断ができたと思っていたのに、こんなにあっけなく終了するとは思ってもみなかった。何を間違ったのだろう、どこで間違ったのだろう、と何度も何度も内省した。自分で言うのもなんだが、幼い頃から割と優等生な学生時代を歩んできて、高校は地元のトップ進学校に進学し、浪人はしたものの旧帝大に合格し卒業、プライム上場企業に新卒で入社した私にとっては、自分のキャリアに傷をつけてしまったと大きく挫折を感じた。

でも、後悔をしても仕方なかった。どれだけ悔やんでも、自分に絶望しても、時は流れていく。ネガティブな思考をしてばかりいても、何も進まない。過去は変えられない、変えられるのは自分と未来。少しずつでも、前を向いて、自分の頭で考え、自分の足で一歩ずつでも踏み出していかないと、何も変わらない。そう思って、一歩一歩、人生を前に進めてきた。完璧主義な私にとって、このキャリアの傷はどうしようもなく辛かった。だけど、この傷があるからこそ、人の痛みが分かるし、今までよりも深く考えることができるようになったし、前よりも色んなものが許せるようになった感覚がある。この傷を生かすも殺すも自分次第だ。

二社目を退職後は、まさかの2023年二度目の転職活動をして、2024年1月から働く予定の三社目の会社が決まった。

↓この時内省した想いを、備忘録として残しておく。

もう一度やり直せると信じてみる。できることから、やりたいと思えることからやってみようと思い、カウンセリングの勉強を始めたり、キャリアコンサルタントの資格取得に向けて準備を進めたり。読みたい本を読み漁り、勉強したいことを興味のまま始めたり。落ち着いて身の回りを整理し、考えを巡らせた。何より再度、パートナーの元に戻って毎日を送れていることが幸せだ。

プライベートでは、4年付き合ったパートナーと婚約をした。この年で、コロナ前から付き合っていて、今ようやく婚約とはちょっと遅い気もする。きっと、私が関西と東京を往復していなかったら、今頃結婚していた気もする。だけど、私たちなりのスピードで、少しずつ前に進めてきた。

今年の漢字の「歩」、さっきふと思いついた。きっかけは、今年はよく歩いたな〜と思い出したこと。今年の1~3月は、パートナーと住む家の近くが川なので、川沿いを一緒に散歩していた。4月からは転職して、変わらずリモートワークも多かったけれど、少なくとも一社目のフルリモートよりも外に出る頻度は増えて、週の歩く量が増えた。10月の休職中や、それ以前にもどうしようもなく苦しくなった時に、よく東京の一人暮らしの家の近所を散歩していた。一時期は、一日10,000歩も普通だったくらい、歩いていた(笑)歩きながら色んなことを考え、思いを巡らせた。関西に戻ってきてからも、よく歩いていた。

そんな物理的な「歩」もそうだけど、先に書いたように今年は色んなことがありながらも、少しずつ前を向いて歩いてきたまだ自分を諦めたくはない、前を向いて未来を信じて生きていたいと思い、少しずつ歩いてきた。「走」ようなスピードではないけど、少しずつ。そんな意味を込めて、今年の漢字は「歩」にしよう。

「過去と他人は変えられない。変えられるのは自分自身と未来だ」カナダの精神科医エリック・バーンのこの名言を胸に、今年の振り返りはこんなところにしておこうか。


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