炭酸飲料

炭酸飲料の落とし穴 〜味の相互作用〜


皆さんはドリンクバーって頼みますか?

筆者は友達と駄弁る時はよくファミレスを利用しているので、その際の水分補給としてセットのドリバはよく利用してます。

その時によく感じるのが、「選ぶドリンクの違い」です。
筆者はよく紅茶とか入れてくるのに対して、友達はよく炭酸飲料を入れてきます。

実はこの炭酸飲料、ドリバでは定番ですが、ちょっと落とし穴があるんですよね。筆者はそれ知ってるのであんまり炭酸飲料飲まないようにしてます。

今回はそんな炭酸飲料について深掘りします。


炭酸飲料の落とし穴


炭酸飲料の落とし穴、それは「糖分」です。

モノにもよりますが、500mlの炭酸飲料の中に約50g容量の10分の1の砂糖が入ってます。角砂糖に換算すると約10個ちょっとですね。

何となく多いとは思うけど実感ないって方に具体的なデータを出すと、WHOでは「食事以外」で摂取していい糖分は、摂取した総カロリーの5%となっていて、日本人の摂取基準カロリーで計算すると約25gとなっており、炭酸飲料のペットボトルを半分飲んだ時点でオーバーしてしまいます。

じゃあ飲料もマズイのかっていうとそう言う訳でもなく、例えば缶コーヒーなら角砂糖約2個スポドリなら角砂糖約7個となっています。

ここで1つ疑問に思いませんか?
「炭酸飲料砂糖使いすぎじゃね??」っていう。

確かにスポドリもそこそこ甘いですけどそれでも炭酸飲料の半分となっています。そんな甘くする必要ある??って話なんですけど、実はコレ、あるんです。炭酸飲料はどうしても甘くする必要があります。

それを紐解くためのキーワードは、「味の相互作用」です。


炭酸と味の相互作用


味の相互作用って見ると何か難しそうですが、「スイカに塩かけると甘くなる」ってあるじゃないですか?用はアレです。

味覚というのは別の味覚と掛け合わせることによって、効果を強めたり、逆に弱めたりすることができます。

3つの種類があり、

・対比効果
違う味を混ぜた時にどちらか、もしくは両方の味が強くなる効果
(上記のスイカの例やシーソルトアイス等)

・相乗効果
同じ種類の味(主に旨味)を混ぜた時、その味がより強まる効果
(カツオと昆布を掛け合わせると旨味が強くなる等)

・抑制効果
違った味を混ぜた時にどちらか、もしくは両方の味が弱まる効果
(コーヒーに砂糖を加えると苦味が抑えられる・砂糖を添加することで酸味を抑え食べやすくした梅干し商品等)

という効果があります。


ここでなんですが、純粋な炭酸水ってどんな味がするか知ってますか?

実は炭酸水、強い苦味があるんですよね。筆者は苦味が苦手なのであまり炭酸水は飲めません。

ですが、炭酸飲料の類って苦味って全く感じないですよね?あれは味の抑制作用によって苦味を抑えている訳です。

つまり
・苦味を抑える砂糖
・純粋に甘さを感じる為の砂糖
の2種類が添加されているので、その分炭酸飲料は砂糖がどっさり入ってる訳です。


最後に


筆者は鬼のような甘党なので、なるべく他の所に糖分を割けるように炭酸飲料は好きですけどペットボトルで買ったら2日に分けて飲んだり、ドリバなら紅茶飲んだりして、なるべく抑えるようにしています。
少なくとも、水分補給の飲み物としては優れてないので、水分補給として買うのはお茶とかの方がいいです。

過剰摂取は肥満や生活習慣病に直結するので、飲む時は飲む、それ以外は控えるなどメリハリをつけましょう。

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