1分で伝えられたら最高だよね。ってはなし
僕を含め伝えるのが下手くそな人って、長ったらしく喋って結局何も伝わってない。ってことが起きがちです。
また結論から先に話そうとしても、結局結論ってそこじゃないよね。ってことも起きがちです。
これは何が原因なのか。そしてどうすれば解決できるのか。この本が教えてくれました。
1分で伝えることの重要性
そもそも、なんで1分で伝えることが最高なのか。その理由は主に以下の2つです。
1.人は相手の話の80%は聞いていない
2.(特に仕事現場の場合)相手は常に忙しい。
人の集中力はそう長くは続かないし、やることや考えることが特に多い上司や役員は1分1秒も無駄にできません。
自分の仕事ややりたいことを円滑にすすめるためにも、1分で伝えることはとっても大事です。
では、どうやったら1分で伝えることができるようになるのか、それは、以下の要素が必要です。
1.「伝える」ことの基本事項を理解する
2.左脳が理解するロジックをつくる
3.右脳を刺激してイメージを想像させる
1.「伝える」ことの基本事項を理解する
1分で伝えるために大前提となるのは、「ゴールは何か」を明確にしておくことです。
成果を上げられていないビジネスパーソンが上司に相談をする際、ゴールとなるのは「成果を上げるためのネクストアクションを決めること」であり、「進捗が悪いことを把握してもらうこと」ではありません。
ゴールを明確にするために、以下の3つを整理しておく必要があります。
・聞き手が賛成にしろ反対にしろ、何らかの意見を表明してくれればいいのか
・聞き手が賛成してくれたらいいのか
・聞き手にアクションをして貰う必要があるのか
2.左脳が理解するロジックをつくる
ゴールが何かを明確にしたら、それを「ピラミッドストラクチャー」に落とし込みましょう。
結論(ゴール)に対して複数の根拠を用いてアプローチしましょう。これができれば、以下のように1分で伝えることができます。
「結論、◯◯です。根拠は、AでBでCだからです。」
根拠は3つがオーソドックスです。多すぎるとかえってわかりづらく、1分で伝えることができなくなりますし、少なすぎると論破や反対をされ易くなってしまいます。
また、根拠は結論と意味がつながっている必要があります。
一見意味がつながっていないように思えても、細分化すれば意味がつながっている場合があります。
意味がつながっているか確認するために、「(根拠)だから、(結論)である。」という文章を作ってみましょう。意味が繋がっていれば違和感のない文章になるはずです。
例)
「今日はタスクが多いから、早く帰ろう」
→一見意味がつながっていないように思えますが、「家で仕事をしたほうが捗る人」だった場合、意味が通ります。
3.右脳を刺激してイメージを想像させる
ピラミッドストラクチャーによってロジカルに「伝える」だけでは、人は動きません。
ゴールは「理解してもらうこと」ではなく、「動いてもらうこと」なので、左脳+右脳のどちらにも訴えかけてこそ、「1分で伝える」事ができているといえます。
では、右脳に訴えかけるにはどのようにしたらいいのか。
それは、「相手にイメージをさせる」ことです。
左脳に訴えかけるときは「結論」を「根拠」で補完していましたが、右脳に訴えかけるためには「根拠」を「事実」で補完する必要があります。
具体的には、「たとえば」という言葉を使ってイメージさせ、右脳に訴えかけます。
例)
「ランチは牛丼を食べましょう。牛丼は、早いし安いしおいしいからです。」
→早い:例えば、並盛の牛丼なら2分程で提供されます。
→安い:例えば、他のお店で同じだけ食べようと思ったら1,000円はくだらないです。
→おいしい:例えば、想像してみてください。空腹のときに牛丼をかきこんだときのことを。
左脳と右脳のどちらにも訴えることにより、「1分で伝え、アクションしてもらう」ことができます。
終わりに/感想
「伝えることが苦手」「伝えた後、相手に『要するに◯◯ってこと?』と言われてしまう」「『結論から話そう』と言われてしまう」という方。
まずは、どんなにささいな「伝える」という機会でも「結論→根拠→事実」から構成される三段のピラミッドストラクチャーを作成してみましょう。
僕は早速、あした上司に依頼をするときに使ってみます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?