見出し画像

がんばれ未来のピアニスト!

noteの皆さま、こんばんは。わたしの耳は節穴ならぬ「節耳」だーーーっ!! Sazanamiです。




わたしの耳は「素人」の耳


昨日の「格付け」音楽の問題、ご覧になりました? 1億何万のチェロの音も、一流楽器で演奏するジャズの音も当てられず💦 (音楽に縁のない夫が、ジャズの演奏を当てた)

音楽を学んだ者の端くれとして、恥ずかしい結果を晒してしまいました。ちーん。



あっでも、唯一当てられたのは「和太鼓」です。


✔️世界的に活躍する和太鼓集団と、

✔️全国大会4連覇の高校の和太鼓部の演奏、


AとB、どっちが「正解(一流)」か、聴きくらべ。




わたしの予想は、A。

理由)ダンサブル、すなわち踊れる感じがした。






とりあえず正解したのですが、なんか、
耳を使っていないような気が😂









嬉しいお知らせが届いたよ!


ちょっと、「元・ピアノの先生」にそぐわない
耳の持ち主である、わたくしに。


一通のLINEが届きました。



中学1年の娘が、コンクールに初挑戦しました!

と。


むかし働いていたピアノ教室で、
受け持っていた姉妹の、親御さんからです。


コンクールに出たのは、妹のほう。



動画も送られてきていたのですが、

演奏を聴いて、びっくり!




音はキラキラ輝いて、
なんなら揺らぎすら感じられます。(褒めすぎ)



右手と左手、違うメロディーを同時に弾く。



これ、難しいテクニックなのですが、
簡単に、こなしてます。


しかも、それぞれのフレーズが、
きちんと歌えている!



こんなに上達しているなんて。



どうも、中学生になったタイミングで
お教室を変えたらしく、そこでは


同じように
「コンクールを目指す仲間」が、たくさんいて

「高い目標にチャレンジ」するのを、


海外の音大を出て、しっかりした演奏の技術を持った先生が、応援してくれるそうです。



前のお教室

すなわち、わたしが働いていたところでは


コンクールに出るのは中学生から、と決まっていたり、課題曲を指導できる先生が、じゅうぶん揃っていなかったりで、



やる気のある子が煙たがられる、という



この子にとっては、
ちょっと気の毒な環境かな、と思っていました。




コンクールに挑戦させるって、賛否両論あるんですよね


そうは言っても、わたしはコンクール至上主義、ではないです。コンクールで、かなりの挫折を味わったし、

学生のころ、声楽のコンクールに出たときも、
教え子をピアノコンクールに出したときも、

こんなこと書くのも、懸命に審査してくださる
先生方に失礼すぎて、申し訳ないのですが、







「公正な審査が、なされているのだろうか……」




と、疑問を持たざるを得ない瞬間も、
正直ありました。(負け惜しみです、ハイ)





でも、音楽でもなんでも、習いはじめて
じぶんでも面白いくらい、みるみるうちに上達していくのが、ありありとわかったら




「じぶんの力が、どこまで通用するのか試してみたい」




そう思うのは自然なことなんだなと、この姉妹(とくにお姉ちゃんのほう)を教えていると、身をもって感じました。




だから、「コンクールに出たい」と、生徒自身が希望すれば、わたしは、「ピアノの先生」の立場から、できる限り応援したいし、今までそうしてきたつもりでは、あります。





勤めていた教室では、「コンクールに出ると天狗になる」と考えられていました。



でも、外の世界を知らずに「井の中の蛙」になるよりはマシだと、オーナー先生に強く訴えたりしていましたが、なかなか教室の雰囲気は変わらず。そりゃそうだ。




話が逸れましたが、もと教え子のあの子は、




お教室が変わって、先生や生徒たちから
いい刺激をもらった
んだな、と


演奏を聴いて、嬉しくなりました。





10年ひとむかし

この子との、はじめての出会いは、


先に受け持っていた、
当時中学生だった、お姉ちゃんのレッスンです。




この、お姉ちゃん、とても頑張り屋で、


部活と両立しながらも、
決して遅刻せずに通ってくれました。

夏休みなんかは、部活が終わって、そのまま教室の近くにある保育園に直行。当時5歳の妹を迎えに行ってから教室にきていました。




「妹を見ながら、レッスン受けてもいいですか?」



と言うので、ちっちゃくて可愛い妹ちゃんも一緒に、レッスン室に入ってもらっていました。




そのとき、実におとなしく、お姉ちゃんのそばに、ちょこんと座っていた妹。



この子も、小学校に上がるタイミングで、
「ピアノやりたい」と、


お姉ちゃんと同じ教室へ。



ほぼ自動的に、

わたしが受け持つことになりました。



妹ちゃんの、目をみはる成長ぶりと、意外と早くきた「別れ」


この子も、お姉ちゃんと寸分たがわず、の
頑張り屋さんで、与えられた課題を、毎週きっちりこなしていました。


怠けることなく、ちょっと難しい曲でも、ひと月以内にちゃちゃっと仕上げ、教室に通う同学年の生徒たちの、頭ひとつ抜けるくらいの腕前になりました。




残念なことに、この子が4年生になり


「これから難しい曲にチャレンジして、レベルアップだね〜。コンクールを目指す準備をしよう!」


という、けっこう大事なタイミングで結婚が決まり、そのまま退職となりました。



そのときに、


「わたしは、Sazanami先生みたいな、ピアノの先生になりたいです。だから、これからも、がんばります!」


みたいな(内容をザッと要約しました)、きれいな字の力強いお手紙を、わたしにくれたんです。






うっ、


ちょっと、うるうるしてきたぞ……。







気を取り直して。






才能を活かすか、それとも

正直に書いちゃうと、

たぶん、お姉ちゃんより
妹のほうが才能あるんじゃないかな


と、思っていたので🤫




教室を辞めるとき、

いけない、とは思いつつ


彼女たちの親御さんに、こっそり連絡しました。


お姉ちゃんのコンクールの引率とかを、
わたしが引き受けていたので、
この親御さんとは、じかに連絡を取り合うようになって、もう長いです。







「正直、いまいるお教室で、このまま続けさせるのは、もったいないと思います。コンクールの課題曲を、しっかり教えられる先生に習ったほうが、あの子は伸びるはずです」


お姉ちゃんのほうは、
わたしの結婚とほぼ同時に、
教室を卒業していました。
大学受験のためです。








退職したあとも、姉妹の近況は、
親御さんが教えてくれていました。






妹を引き継いだ、わたしの後任の先生は、
コンクールに対応した指導はしない、
きっぱり言っていたこと。


それどころか、「コンクールに向けた指導はしない」ことを、オーナー先生が「教室の方針」にしてしまったこと。


妹は、ピアノを趣味で続けるか
専門的に学ぶか、悩んでいる
こと。


いまのお教室には、仲良しのお友達も一緒に通っているので、辞めたくないと言っていること。


たしかに、近くの小学校&中学校から、
教室に通っている生徒が多かったです。






才能があっても潰れていく子はたくさんいるし、本人が楽しめる環境で、続けていくのが1番です。


プロの世界は、厳しいし。





音楽の世界は、とくに厳しいんじゃないかと、
肌で感じていたので、環境を変えれば
ピアノの上達が見込めると確信はあっても、




「絶対に教室かえたほうがいいです!」





と、ごり押しは、できませんでした。




がんばれ未来のピアニスト!



今年の3月。

中学生になるのを機に、妹が、通っていたお教室を辞めたと、親御さんからのお知らせが。





ご自身もピアノを習っているという、親御さん。



そこの教室の先生が指導熱心で、教え子たちもコンクールで、賞をバンバン取っているそうで。


妹ちゃん本人に、


「コンクール受賞を目指して頑張る」

意思があったので、



親子ともども、そちらのお教室で
お世話になることにした
んだそうです。




あの、ちっちゃかった妹ちゃんが、

もう中学生に! 





そして、

はじめてのコンクールで、予選通過できた模様。

来月、本選を控えているようです。





えっ、おしまい?


その、コンクールの様子を、
書きたかったのですが……、くぅっ!



感染症の影響で、わたしが働いていたころと
いろいろ変化がありそうだったので、



そこを書くつもりが



終始、思い出ばなしに……っ!




すみません。

また後日、あらためて。

ハートを押したら、当たりが出るかも!
よろしければ、ポチッとしてみてくださいね。


さいごまで、読んでくれたあなたへ


ピアノが、この子の「一生の友」になれば、

元せんせい🎹として、


こんなに嬉しいことは、ありません!


































この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

いただいたサポートで、たくさんスタバに通いたい……、ウソです。いただいた真心をこめて、皆さまにとどく記事を書きます。