ペルーでの日々の記録_2

スパルタな日本語教師とJICAと配属先の協定

任地306日目。日曜日。

今日は州都からのスタート。同僚の家で朝ごはんを食べました。野菜たっぷりでおいしかったー。

お昼に友人と集合し、日本語を教えることに。今回が日本語教室第2回目です。私も日本語を教えるのは初めてなので手取り足取りなのですが、

出した宿題を全然覚えてこないし、私がノートに単語を覚えるべき書き込んでいるときに携帯をずっといじるし、説明していてもよそ見します。

「はい、じゃあこれで文を作ってみて」

といったら

『え??なに??』と説明したのにまったく今からやることを理解していなかったので

「集中してる?私が書いているときに携帯をいじったりしているからなにをやるのかわからなくなるんじゃないの?」と強めに一言。

そして宿題も全然覚えてこなかったので(プライベートで大変なことがあったらしく仕方なかったのですが)

「週に1度とか2週間に1度とかしか勉強する機会がないのに、一回一回やったことをその時々で覚えて行かないと、進められないよ?」と一言。

スパルタ云々の前に舐められるのが私はいやなんでしょうね。笑


そんな流れの中で『disculpame』ってなんていうの?と聞かれたので「ごめんなさい」ね。って簡単に許しました。スパルタに見せかけてちょろいですね私。


弟が11つ離れているのもあり、前から弟には勉強を教えたことがあったのですが、教えるの下手なくせしてたぶん私はスパルタですね。生徒さん、かわいそうに。

私の日本人度合いがどれくらい高いかはわかりませんが、ペルーでは当たり前な、「人の話を聞きながら携帯をいじる」行為は、日本ではマナー違反です。

日本語を教えているときは日本人度合いが強くなるのか、めちゃくちゃムカつきます。笑 

また「ごめんなさい」を伝えたときに誰かから「ごめん」「ごめんな」という単語を習ったことを言われたのですが、「ごめん」「ごめんな」は友人や親しい間柄ならOKだけれど上司とかには使えないし、日本語は上下関係がしっかりある言語だからまずは丁寧な言葉から教えたい。「ごめんなさい」で覚えておこう。という旨も伝えました。

日本語を学ぶだけでなくて、日本語を学ぶことを通して、日本のマナーとか人との接し方もフィーリングで感じてくれるといいなと思います。

あと先生をやってみて思うのは、やはりクラスでの態度もだけれど家でどれくらい復習したかとか、新しくどれだけ学ぶやる気があるかってめっちゃ大事だなあって思って、新米教師ながら訓練所で教えてくれた先生が、私たちがちゃんと覚えたときにしていた嬉しそうな表情が何となくわかる気がしました。


そしてもう一つのタイトルの話。

ホストファミリーのお父さんに呼び止められて、最近の活動の話をしていました。

カウンターパートが変わって、とかセチュラの隊員の優遇され度合いがタンボグランデとは違って、、とか。

いろいろアドバイスをもらったのですが、そのなかに、JICAと配属先の協定の紙、ないの??と言われました。

…あるのかな??

それがあればそれを持って行って、どういう理由でどういうヘルプが必要で、どういう風に活動を行っていきたいか説明しやすいでしょ?と。

たーしーかーに~~

そうですよね、ふつうありますよねそういうの。今まで何で持っていなかったんだろう。JICAに問い合わせてみよう。ないならないで、どうにかしたほうがいいと思うけど。

ペルーに着任した時に、調整員さんと面談みたいなのがあって、そのときいろんな事情で全然面談らしい面談はしていないのですが、ふと、もやってしたものがありました。それは、「これでもう任地向かっちゃっていいの?」という感情だったのですが

何かを忘れている気がしたんですよね、その時はなんかモヤモヤしただけで具体的に何をもやもやしているのか不明だったんですが。

そうです、この協定です。その紙が渡されなかったことにモヤモヤしていたんだなって今思いました。

普通に考えて、

今から(その協定をもとに)そちらの配属先にボランティアが行きます。面倒見てね。

っていうそういうのをもってボランティアは配属先のドアをたたくのだとばかり思っていたのですが、実際にペルーに行ってみると何か渡されるわけでもなくカウンターパートに自己紹介して終わり。

それがもやもやのポイントだったことに気が付きました。遅い~

私を呼び寄せた人は政権が変わってもういないので、改めてどういう協定のもとボランティアが配属されるのか、見ただけで解る1枚紙があってしかるべきだと思うんですよね。


ということで、明日以降取り寄せて、カウンターパートへの説得をもっと頑張りたいと思います。


それでは。


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