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大人になったら友達はできない、という思い込み

大学を卒業して、就職して、パッタリと友達ができなくなった。
仕事は仕事、プライベートはプライベートで分けるのが私の主義。
仕事関係者とプライベートで会うなんてもっての他。

それに加えて、家と職場を往復しているだけの生活で、新しい出会いもあるわけもない。

学生時代の友達と飲みに行ったり旅行にいったりしていたが、皆、結婚や出産などでライフステージも変わって、なんとなく疎遠になりつつあった。

60歳で退職した後にどうしていいかわからなくなってボケるかも
と、30歳の私は密かにビビっていた。

その当時、仕事も忙しく、他に何かしたいという気力もわかなかった。
習い事してみようかなとも思ったが、そもそも習いたいものもなければ、毎週通うのも面倒くさい。

今思えば、続けるかどうかってそんなに重要ではないと感じるけど、結局は、外に出る気力も体力もなかったのだと思ってる。

私の趣味はなんだろうと考えても思いつかない
私の趣味の定義は、「時間を忘れて熱中する位熱くなれるもの」なので、ハードルが高すぎて見つかるはずもない。
だから、旅行や読書は割と好きだなと思ってたが、その定義には当てはまるはずもなく撃沈。

そんなかんだしているうちに、仕事があり得ない忙しさになり、ついに体を壊した。

今まで体だけは丈夫だと思っていたのに、呼吸できない症状が出て、人生で初めて「死ぬかも」と恐怖した。

正直な話、楽しいことも得にないし、いつ死んでもいいなと思ってたのだけど、死にかけてみると「死にたくない、このまま人生終わらせたくない」という強い気持ちがわいてきた。

体を壊したおかげで、部署の異動となり、就職して初めて「時間がある」状態になった。
定時に帰れるし、土日に出勤しなくてもいい。
今まで、仕事をしていた時間が自分に返ってきた

この1年は天から与えられたギフト1年だ、ちょっとでも気になることはやってみよう

体調はボロボロではあったけど、気持ちはクリアだった。迷いはない。
外に出てみると、そこには出会いがあった。
キラキラしてまぶしかった。
今までの価値観がひっくり返ることもたくさんあった。
世界は広かった。

病気は贈り物だよ

病気は自分が自分らしくいられない時のサイン。
かなり強制的ではあったけど、軌道修正されたなと感謝している。

大人になったら絶対にできないと思っていた友達もできた。
いつからだって始められるし、変えられるんだなと気づいた。

友達ができなと思えばできないし、できると思えばできる。
シンプル。

世界は自分次第でなんとでもなるってこと。


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