長沢 郁美 / Ikumi Nagasawa

美術家。 2006年女子美術大学大学院洋画専攻修了後、日本、中国、香港、台湾、韓国、ス…

長沢 郁美 / Ikumi Nagasawa

美術家。 2006年女子美術大学大学院洋画専攻修了後、日本、中国、香港、台湾、韓国、スイス等で個展やグループ展などで作品を発表している。2012年から2014年まで上海に留学。 静かで不思議と心地良いざわめきを、愛しさを込めて描いている。

最近の記事

【二人芝居脚本】「ずっと寝てたお母さんとかなちゃんの話」 5分 作:長沢郁美

こちらも、二人芝居「夢かもしれない」の公演用に執筆した脚本です。「夢みたいな出来事って結構起こるよね」ということををテーマにしました。 「そういうことってあるのね。」「そういうことってあるんだよ、お母さん。」というセリフがただただ言いたくて、作ったお話です。公演では、ミュージカル風の演技で、動きや歌も少し入れてコミカルに演出しました。 私はAを、公演の相方のむらやまちあきちゃんがBを演じました。 もしもどなたかがどこかで演じてくださることがあったら、ぜひ。 (その際には一言i

    • 【二人芝居 脚本】「ゆみちゃん」10分 作:長沢郁美

      二人芝居「夢かもしれない」の公演用に執筆した脚本をアップしてみます。こちらの脚本は、私たちの存在や人生についてをテーマに、脚本にしてみました。ややシリアスで最後は変な夢を見ているような雰囲気ですが、なるべくポップにしたいと思って演出しました。劇中の「宇宙的じゃなくて宇宙なの!」というセリフは、岡本太郎の「宇宙的ではなく宇宙なんだ。」という言葉から引用させてもらいました。 私はAを、公演の相方のむらやまちあきちゃんがBを演じました。 もしもどなたかがどこかで演じてくださることが

      • 二人芝居「夢かもしれない」終演しました!

        長沢郁美(美術作家)とむらやまちあき(企て屋)による二人芝居「夢かもしれない」が無事に終演いたしました。 満員となり、たくさんの方にお越し頂けて感激です。 私は「人生は全て夢かもしれない」と普段からよく思っていて、 そんな話をちあきちゃんと話す中で公演のテーマとすることに決めました。 シュールでちょっとコミカルで不思議な短いお話をいくつか書き、二人で演じました。 不思議な世界をただ創りたかったわけではなく、私がいつも考えていること、大切にしたいと思っていること、人生観や自身

        • 二人芝居「夢かもしれない」もうすぐ

          作・演出・出演の二人芝居「夢かもしれない」が、いよいよ3日後になりました! 遊びでグッズを作りました。(ポストカード、ステッカー、マグネット、ランチバッグがあります) 演劇の他に絵本動画も共作で制作し、会場で上映します。私と企て屋のちあきちゃんの創作した舞台を、ぜひご高覧いただけましたらうれしいです! 16時回は満席になりましたが、立ち見になるかもですがあと若干名でしたら入れるかもです。お問合せ下さいませ。 13時回はまだすこしご案内できます!どうぞよろしくお願いいたします

        【二人芝居脚本】「ずっと寝てたお母さんとかなちゃんの話」 5分 作:長沢郁美

          2人芝居「夢かもしれない」をすることになったことについて

          2年ほど前に、私は急に子供の頃のお芝居への想いを思い出して、劇団Clown crownに入団しました。こちらは社会人劇団で、プロの方もいるし、社会人の方が多く所属している、わきあいあいとした劇団です。 そこである日、みんなでダンスを踊って誰が輝いているか決めるという不思議な稽古があり、一際ピカーーーンと輝いていたのが、ちあきちゃんでした。その後、劇団のインプロ(即興劇)の発表会などでも、ちあきちゃんのピカーーンとした輝きと、飛び出すワードセンスの凄さを目の当たりにして、「き

          2人芝居「夢かもしれない」をすることになったことについて

          アニーの最終選考で落ちたこと 2

          そもそもどうして、私が当時アニーに夢中になっていたかというと、 メイキング番組を見て、子供たちが泣きながら頑張っているところを見て胸を打たれ(自分も子供だったけども)、私もこんな風に悔し涙とかを流して舞台に立ってみたいわ〜と思ったからです。 そうこうして、3年目の中2の時にやっと最終選考までいき、ダブルキャストの役の候補者が4名までに絞られていました。私は、選考の日に1日中一緒に過ごした他の候補者と仲良くなって、待ち時間におしゃべりしたりしてしまって、結果ダンスが上手くいか

          アニーの最終選考で落ちたこと 2

          アニーの最終オーディションで落ちたこと 1

          3月23日の二人芝居「夢かもしれない」の舞台に向けて、今は練習をしています。作・演出・出演を二人でするという、初の試みです。 これから公演に向けて、私がお芝居をすることになったキッカケついて、こっそりここで書いてみたいと思います。 私は今は美術作家として活動しているのですが、小3〜中1まで児童劇団に所属していました。児童劇団に入ったのは、元々は小3の時に私の姉が描いた漫画を原作とした短い劇を、クラスの友達と3人でつくり、クラスの人に見せたりしていたのがきっかけです。今思えば

          アニーの最終オーディションで落ちたこと 1

          二人芝居「夢かもしれない」

          3月23日(土)、作・演出・出演で演劇の公演をします。 企て屋のちあきちゃんとの二人芝居です。 今回の公演に向けて、演劇のようなコントのような短い脚本をそれぞれ書きました。私にとって、新たな挑戦です。脚本は初めて書いたのですが、不思議と絵を描く感覚と似ているなあと思いました。「ここに赤が欲しい」とかそういう感覚。ふしぎ。 そして、いつもは一人で絵や立体の創作をしているので、ちあきちゃんと共同で創作すると、自分の新たなツボを押されている感じがして、心地よく刺激的です。一人ではで

          二人芝居「夢かもしれない」

          出会い

          「大人になると出会いってなかなかないよ」とか「大人になって新しい友達を作るのは大変」とかをよく聞く気もするけど、 ふと考えてみたら、結構出会いまくりだなあと思ったりもする。 展覧会をすると必ず新しい方と知り合うし、仕事でも出会うし、私は社会人劇団に所属しているのだけどそこでも出会いまくる。よく行く飲み屋さんでも出会うし、新しい友達もできるし、疎遠になったりもする。日々、出会いまくり。 人との出会いは尊いし、とても嬉しいし、楽しい。 そして、あ!面白い!と思う人と出会うと、自

          ONE ART TAIPEI 2024 と最近のこと

          台湾のアートフェア ONE ART Taipei 2024が本日、はじまりました。 kinosho kikakuより出品させて頂いております。 小さな立体作品を4点展示しています。 JR東日本大飯店 台北 Hotel Metropolitan Premier Taipei 1.26 VIP PREVIEW 1.27-28 PUBLIC DAYS 今年は、ロンドンでのアートフェアにもGallery G-77 より出品させて頂いたりとご縁が繋がり、展示の機会が続いてありがたい

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          台湾の鶯歌へ 〈陶華灼藝廊 THZ Gallery〉

          台湾に行ってきました。 台湾のTHZ Galleryでのグループ展に参加しています。 ギャラリーは台北から電車で30分ほどの鶯歌という街にあります。 陶器が有名な街で、レトロな街並みに陶器のお店が100軒ほどありました。静かでゆったりとした時間が流れていました。 週末はとても賑わうそうです。 ギャラリーのみなさんとは、今回お会いするのが初めてだったのですが とても親切にして頂き、嬉しかったです。 オーナーさんが台湾の伝統的なお茶を淹れてくれました。茶道具やギャラリーの隅々

          台湾の鶯歌へ 〈陶華灼藝廊 THZ Gallery〉

          師走

          もう12月。 今週末から台湾での展覧会がはじまる。 初日には行けないけれど、急遽来週に現地のギャラリーに行くことにした。 久しぶりの台湾、とても楽しみ。 美味しいもの食べて、マッサージに行きたい。 今は次の作品の下地を塗っている。 立体も制作せねば。 今は仕事も忙しいシーズンなので、帰宅後はくたっとしてしまう。 少しでも絵筆を握ろうと、ふらふらと作業場に行って画面に向かうと、 「うお〜〜楽しい〜〜〜〜!」と一気に覚醒する。 この感覚は何なのだろう。制作でしか味わえない興奮が

          台湾での展覧会

          台湾での展覧会に参加します。 新作の立体作品を10点出品します! よろしくお願いします。 8月末の京橋でのグループ展の後から制作を開始して、 バタバタと仕事と制作の日々でした。 合間に自宅件作業場の引っ越しを挟み、 間に合うのか〜?と日々モゴモゴしながら 何とか完成しました。 少しホッとしたら、体調を崩しました。 一気に寒くなりました。冬ですね。 また次の締め切りに向けて制作に励みます! 春には演劇の公演もしたいなと欲張っております。 会期| 2023年12月9日~12

          立体を制作中

          次の締め切りに追われて、立体をたくさん制作中。 木彫レリーフと石粉粘土の立体。 体力不足で、日々筋肉痛。 間に合いますように。

          KINOSHO KIKAKU Group Show2023 vo.2

          京橋の木之庄企畫にて、4人展に参加します。 今回は在廊はできないのですが、お近くにお越しに際にはぜひご高覧頂けたら幸いです。 KINOSHO KIKAKU Group Show2023 vo.2 2023.8.25.fri - 9.7.thu 11:00 - 18:00 ※月曜休廊 木之庄企畫 KINOSHO KIKAKU 東京都中央区京橋2-11-11 宝永ビル101 ※京橋駅、宝町駅から徒歩2分 http://kinoshokikaku.jp お問合せ tel: 0

          KINOSHO KIKAKU Group Show2023 vo.2

          絵には勇気がいる

          猪熊弦一郎の著書「私の履歴書」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)の帯の言葉が「絵には勇気がいる」だ。 先日、私は個展が終わってからマティス展を観にゆき、やはりマティスは自由でいいなあ〜と感動した。 帰宅後に自宅で本の整理をしていたら、猪熊弦一郎のこの本を見つけた。 パラパラとめくってみると、猪熊弦一郎がマティスと会った時のことが書かれてあった。 猪熊は、マティスに「君の絵はうますぎる」と言われたらしい。それは、「自分の絵になっていない」ということだと彼は解釈する。 (以下、本