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自然とともに生きる

南フランスの山奥に引っ越してから、自然の中で、ある物を大切にし、なければ一から物を作り出す人々に囲まれて暮らすようになった。「物を購入して、消費するだけの生き方」に少しずつ疑問が生まれるようになってきた。

なにか行動をするときに、周りの人たちにこのように問いかけられることがある。「それは環境にいいの?」「それを購入することは、環境にダメージを与えたり、作った人から搾取することになっていない?」「無駄な梱包が多いわね」

近所には、畑を作り、鶏を飼いながら、鶏の絵を書き続ける画家の "マダム・チキン” 。オーガニックハーブを栽培し、アロマオイルを作っている "マダム・ヘルシー”。リサイクルショップで購入した服をリメイクし、おばあちゃんから受け継いだアクセサリーを孫たちは大切に身につけ、ゴミ箱から使えるものを拾ってきては、洗って修理し、近所の子どもたちに分け与えるおばちゃんたち。

若いカップルは、古い石造りの家を購入し、自分たちの手でリノベーションを行い、思い思いの家を数年かけて完成させる。サーカスアーティストたちは、中古のトラックを改造して、キッチンやベッドのスペースを作り、移動する。旅する家の完成だ。

男性だけでなく、キュートな女の子たちも、ショートパンツにブーツを履いて、工具を片手に、トラックを運転していたり、フォークリフトで作業をしていたり、車を改造しているのだ。

ときどき自分が「物を買う以外何もできない人」みたいに感じてショックを受ける。

野菜を栽培して、木の実を拾って、きのこを探して、パンをこねて、火をおこし、音楽を奏でて、服をリメイクしたり、絵を描いたり...

自然の中で、「無駄をなくしながらシンプルに暮らすこと」「想像力を生かし、クリエイトしていくこと」が、これからの挑戦で、とても楽しみなことだとワクワクしている。


フランスで感じたことをまとめた動画はこちら
https://youtu.be/pADv1KbxEqM

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