【本の紹介】『自転しながら公転する』『無人島のふたり』(山本 文緒著)
小説家の山本文緒さんがお亡くなりになって2年半ほどになります。享年58歳でした。
『自転しながら公転する』は2021年春に発刊。最後の長編小説となりました。
実は私は、山本文緒さんの小説を初めて読みました。
教員時代は仕事に関連するものを読むのに精一杯で、現代の作家さんの本が読めなかったのです。(「現代文」という名の授業なのですけれどね)
退職後、青春を取り戻すかのように読んでいます。
文緒さんは、『自転しながら公転する』が発刊された年の2021年4月、膵臓がんステージ