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漢方薬の覚書

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主にドラッグストアで販売されている漢方薬のちょっとした疑問の覚書です。ちょっとマニアックな生薬製剤のお話も出てくるかも?!
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#東洋医学

5つの溜まりを散らす五積散

5つの溜まりを散らす五積散

正月太りの話題が出やすい1月。
食べる量も、冬ゆえの身体のため込み機能も、冬ゆえの寒さも。

前回のnoteで、月経時の不調って一体何なのだろうか?ということを書きました。
1か月の過ごし方の結果ため込んだ不調に対して、月経時にリセットするためにその治癒の過程を一気に経験するのではなかろうか。というお話です。

その時に話題がでた「五積散」についてまとめてみました。

五積散はどんな時に処方される

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梅核気に半夏厚朴湯

梅核気に半夏厚朴湯

子どもたちが夏休みだったあの月。そう8月。
8月も終わる頃に初めて喉の違和感、飲み込めるけど飲み込めない状態になった。

現在。中学受験をする予定の長男が4年生から5年生へと学年が上がった2月。
問題の質、量ともに大幅アップしたが故に、長男も波に乗り切れず、私も不安とイライラが増し、笑えるくらいに身体に顕著に現れた。あの飲み込めない状態。

これが、梅核気か!
というぐらいに、梅核気であることがよ

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半夏厚朴湯を手にする時「ストレスじゃないよ」という

半夏厚朴湯を手にする時「ストレスじゃないよ」という

喉につまりがある。
というか、痰が絡んでなかなか取れない。
実際に痰があるかどうかは疑わしいけど・・・。
そんな時に使うのが半夏厚朴湯が代表的。

過去に胃痛がきつかった時、内科に行ったら、
処方されことがあります。その時の病名は不安神経症。
クラシエの漢方セラピーシリーズの「半夏厚朴湯」の表現は、
「のどのつかえ感、不安神経症に」と書いてあります。
しかし、そんな大げさなモノにはしたくないなぁっ

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