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[第5回]築50年の施設がどうなるの??施設の中身のこと

今回は「施設の中身」についての紹介です。

空き家問題は地方では大きな課題で、リノベーションというと「夢」のあるイメージと同時に「大変」なイメージがありますが、いざ始まってみると本当に一筋縄ではいかないと痛感中です笑

多くの方にご利用いただけるように古民家再生に強い工務店さんに協力をもらい、慕われる施設に仕上げていただきます。

リノベーションした施設は、長期宿泊者向けの「ゲストハウスの機能」と地域内外の方が交流する「コミュニティ施設の機能」を合体させた施設となります。築約50年、広さは95.46㎡。改新交流センターから徒歩45秒の場所に位置します。

施設リノベーションの大きなポイントは4つです。

① コミュニティキッチン

 地域住民も宿泊者も、使いたい人が自由に使えるフリーキッチンを設備します。宿泊者が自由に使うことはもちろん、その日に採れた野菜を皆で調理をして一緒に食べたり、余った野菜を保存食に調理し持ち帰ったり、地域の方から来訪者に料理教室を行ったり、やりたいことをやれるキッチンとなります。

写真はイメージですが、キッチンはアイランド型になります。

②コモンスペース

 もともと3部屋あった部屋を1部屋にして、皆が集えるコモン空間を作ります。収容人数は15人程度(完成していないので肌感覚)です。調理や催しをするスペースとして機能する、他宿泊者同士がたむろしよなよな交流をしたり、貸切パーティなどもできます。また、歴代の滞在者などの紹介なども行えるスペースとしても活用していきます。

写真はイメージです。もちろんインバウンドのお客様も楽しめるスペースになります!
ワインではなく、焼酎でかんぱーい!!

③ 宿泊スペース

 長期宿泊者を対象とした施設ですが、基本はゲストハウスです。好きな人が好きな時に好きな使い方ができる、2組限定のゲストハウスです。施設の内装は基本的に「和モダン」の仕様ですが、お客様がおやすみいただくお部屋は別です。洋風・和風をセレクトでき、1部屋3名まで宿泊できます。畳が珍しいというインバウンド及び若年層のお客様、洋室でないと落ち着かないというお客様が自由に選択できる施設になります。

これまたイメージ画像です。建物全体は、木の風合いを感じる「和モダン」
イメージは小説家谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」。光と陰が映える施設を目指しています。

④ 屋外スペース

 屋外スペースのポイントは2つです。1つは桜島の暮らしが体験できる車庫スペース。もう1つは、自然を感じるウッドデッキスペースです。1つめは、キッチンスペースの拡張に通じる灰や雨風など天候に左右されずに農作業や収穫物の下処理を行うスペース。2つめは、桜島の屋外を楽しむ現代版縁側。立地的に見晴らしは期待できない(海も火山もそこからは見えない泣)かもしれませんが、桜島の静謐な夜は最高です。そこで大切な人とゆっくり過ごせるスペースを作ります。

最後の最後までイメージです。4,5人がチルできるスペースになります🙆‍♂️

以上、まずは4つをご紹介させていただきました。どうでしょう、施設に興味を持っていただけましたでしょうか。これから若干の変更はあるかもしれませんが、多くの方に慕われる施設になるよう試行錯誤していきます。

次回は工務店さん「空き家改修のプロ TSUKURITE」について紹介させていただきます。これからは地域住民の方と一緒に、作業や内容を検討していきます。お近くにお立ち寄りの方は、ぜひご協力をよろしくお願いします!

改新地域コミュニティ協議会
メール:ff.yonekura@gmail.com
電話: 080-6955-1688  (米蔵)


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