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[2回]長期宿泊者向け宿の対象者と空き家のこと

改新地域での空き家リノベのプロジェクトイメージは
「桜島にゆかりをつくりたい人の玄関口」。

桜島や鹿児島に興味を持った人が、気軽に滞在ができて、やりたいことや知りたいこと、そして桜島の生活を実体験してもらいたいと思い、プロジェクトをスタートしました!!

WHY:少子高齢化や移住定住を促すために、
WHO:桜島や鹿児島市の暮らしに興味のある方を対象に、
WHAT:空き家改修による長期宿泊型施設の運営と
WHAT②:島内の暮らしを体験できるプログラムを
HOW:地域住民で提供していきます。


WHO 桜島や鹿児島市の暮らしに興味のある方へ

私は近隣にある廃校の教員住宅を活用したゲストハウスを運営しています。

「フェリー乗り場や最寄りのコンビニから約8㎞、近隣には温泉が出るホテルがあるのに、なぜこんなゲストハウスに来るのか?」とお客様に聞くと、だいたいの方が桜島に興味があり、更に一部は改新地域に興味があります。

そして「子どもが3人で、高齢者が約70%で、観光業が主要産業で、火口から一番近い集落なんです。令和4年7月には桜島が噴火して避難をしたんですよ。だから、ヘルメットが室内にあるでしょ。」と笑って地域の話を話すると、だいたいが目を丸くします。

ゲストハウスのお客様は一般のホテルと違い、人との交流を求める方が多く、仕事の話から人生論、社会や経済の話まで出てきます。こんな僻地にわざわざ泊りに来るので、地方のことやその暮らしに興味津々な方ばかりです。中には桜島含め、地方に移住を希望する人もいらっしゃいます。

桜島のことを調べている様子

桜島の魅力や地域のことは1泊だけでは分からない!! 長期で滞在をして、もっと桜島を満喫して欲しい!! 桜島の魅力は静かな夜がいいんだ!!と思っています。では、長期滞在を希望する方はどんなかたがいるか?

①桜島のことを知りたい・感じたい
②桜島でワーケーションをしたい(半分仕事、半分休暇や趣味)
③桜島でしたいことがある(研究や作品作り、リサーチなど)
④桜島や地方移住に関心がある

火山の撮影や調査、ボランティア、ワーケーション、自身の仕事を島内・市内で展開するための準備、アーティストによる作品づくりなど、宿泊する目的は様々です。そんな方々に使いやすい施設を計画しています。

錦江湾の幸を楽しむ様子


WHAT 空き家改修による長期宿泊型施設の運営

島内には観光ホテルばかりで、長期宿泊を受け入れる施設(ユースホステルなど)がありません。どうしても費用がかさんだり、観光をしているような感覚がするので、もっと安価でもっと生活に近い場をお届けしたいと計画をしています。

施設は約50年前に建てられた空き家を利用します。少子高齢化が進み空き家が増えているので、活用のモデルケースになれば良いと思っています。

他地域にもれず、桜島も空き家が多い状況です。移住希望者がいても不動産賃貸会社がないため人伝てに家を探すと聞きます。しかし、すぐに貸し出せる空き家は多くありません。

①物が置いてある
②一時帰省する時に使う
③家族が使う可能性があるから躊躇する
④思い出があり人に貸すことに抵抗がある
これらを理由に家はあってもそのまま残されます。

空き家の様子 室内の家具などは全部撤去されていました。
空き家の様子② 縁側スペースが広く、電気はシャンデリア?
室内の様子③ 用途のより一部部屋は改装されています

リノベーションをプロの人と行い、いろんな地域内外の人に使っていただく。その一連の流れを体験し記録に残すことで、島内で空き家を貸したい人が増え、活用したい人が自ら何かアクションを起こすきっかけにしたいと考えています。

リノベーションは進行中なので、徐々に発信していきます!
次回は、体験プログラムと運営体制について書いていきます。


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