カープダイアリー第8489話「燃え盛る護摩木とバカまじめのウラの顔続編」(2024年1月11日)

広島のコンビニで売られる1月10日付スポニチとデイリースポーツ一面は中村奨成だった。

「覚悟の護摩行初参加」(デイリースポーツ)

「勝負7年目へ外野一本」(スポニチ)

だが、外野は激戦区だし、はっきり言って新井カープ2年目構想の中にその名が占める場所はほとんどない。当然だ。外野手としての実績ゼロ。

デイリースポーツの見出しには「生き残る」ともある。そのためには堂林を追い抜くくらいのヒットであったりホームランであったりを打ち、打点や出塁率においてもそうなる必要がある。

だがその前に、もう2度と文春砲の餌食にされないという覚悟が欠かせない。2022年、23年と立て続けにネタにされ、2度目は望遠レンズで抜かれた。なんというガードの甘さ、認識の甘さ…

まんまと罠にはめられた?

護摩行で、ものの見方や考え方が変わるものなのか?それは当事者にしか分からない。

ひとつ言えるのは、もし3度目の報道があればその時点でもう終わり、ということだ。

文春の取材網は侮れない。その根底には例え相手が国家権力であろうとも、敢然と立ち向かっていく気構えがうかがえる。

木原誠二内閣官房副長官の妻である木原郁子(旧姓舩本郁子)さんの前夫・安田種雄さん不審死を巡る連続報道などはその典型だ。
 
年末年始であっと言う間にケリがつきそうになってきた松本人志さんの、性的行為強要疑惑報道もそうだ。 

文春の記事内容からは、取り巻き連中や関係者らが女性に声掛けして飲み会を催し、その先何をどうするか?という流れがシステム化されていた様子が浮かび上がってくる。このシステムが社会悪ということなのだろう。

「こんなこともうやめましょう」というような助言をする人物がいなかったのなら、やはりジャニーズ事件と似た構図になる。

問題は、時間軸とロケーション(場面設定)軸の広がりが、今後どうなっていくか?だ。

ジャニーズ事件ではこの2つの軸にからむ闇が底なしだった。

毎日のようにテレビ出演があり、引く手あまたの人気者でいられるうちは、誰からも指図されないで済む。せっかくそんな素晴らしい地位に上り詰めたのに、あっという間にテレビに出ることさえできなくなった。配達途中で拾った20円を交番に届けるほどの「バカまじめ」役から何かを学んでいれば、こうはならなかっただろうに…

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